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2008.12.31 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

笑われたってイイ。

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「私たち、発達障害と生きてます」
12月の新刊,好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました!
当事者のみなさんはきっと頷きながら共感しながら読めて,たくさんの勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ,豊富な「活きたヒント」が見つかるはず! の1冊です。

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
過去記事をテーマ別に振り分けて読みやすくまとめてありますので,
最近こちらに来ていただいた方も過去記事はサイトの方から読み返していただくと便利です♪

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来年のことを言うと鬼が笑うというけれど,…さすがに「来年の前日」なら鬼も見逃してくれるでしょう(笑)。

去年立てた来年の抱負,つまり今年の目標として考えたことは,こんな感じでした↓…

【仕事関係。】
* 4月からの転勤先でできるだけ楽しむ!
* 精神科専門医をとる
* 児童精神科認定医をとる
* 家族に負担を掛けない範囲でできるだけ学会・研修会に参加する

【家のこと。】
* スッキリ暮らす
* 料理をがんばる
* 夫や息子への感謝を忘れない

【育児のこと。】
* 息子とのコミュニケーションをしっかりとる
* 息子の成長・発達を楽しんで、できるだけほめてあげる
* 自分の都合や気分によって,息子に対して矛盾した関わり方をしない
* 可能な限り保育園の送迎を自分でやる

えーと,「スッキリ暮らす」以外のことはほぼ実現できたでしょうか。
(遅ればせながら年末大掃除にいたって,ようやく「スッキリ暮らす」べくたくさんの不要なものを捨てまくることができました…。)

今こうして振り返ってみると,なかなか調子よく過ごせた1年だったように思います。


そこで,来年は…,

【仕事関係。】
* せっかくさせていただける仕事,引き続きできるだけ楽しむ!
* 児童精神科医として広く周囲の先生方に認知していただく
* 児童精神科に関する講演を5つ以上する(こどもたち,教員の先生方,医療福祉関係者などを対象に…)
* 児童精神科に関する論文を1本は書く

【家のこと。】…これは今年と同じでいきます♪
* スッキリ暮らす
* 料理をがんばる…手早く作れるレパートリーを増やしたり,食材の買い方や冷凍保存の方法を究めていく
* 夫や息子への感謝を忘れない

【育児のこと。】…これもほぼ今年と同じで♪
* 息子とのコミュニケーションをしっかりとる
* 息子の成長・発達を楽しんで、できるだけほめてあげる
* 自分の都合や気分によって,息子に対して矛盾した関わり方をしない
* 可能な限り保育園のお迎えは自分で行く…送りのほうは勤務時間的に難しいので。

仕事以外のことは現状でほぼ満足なので,仕事に関して今の職場で2年目を迎えるということもあって,今年よりも欲張ってみようかな,と思っています。

来年も有言実行でがんばります♪
もちろん,blogやサイトのほうも楽しみながら続けていきますので,どうぞよろしくお願い致します♪


なかのひと

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2008.12.30 23:59 |  診療  |  その他(医療関連)  |  NINA  | 推薦数 : 0

のうだま…?

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年末にふと立ち寄った本屋で,面白そうな本を見つけてついつい立ち読み。

そのタイトルは,「のうだま ― やる気の秘密」

やる気を引き出すためには4通りのコツがある,というのがこの本の主旨なのですが,とにかくわかりやすく解説されていて,立ち読みなのに(いや,立ち読みを自慢しちゃいけないですけど…)スルッとあたまに入ってくる内容。一気にこの本に引き込まれてしまいました。

著者のおひとり池谷裕二さんは東大准教授の脳科学者。科学的な裏付けのあることを,上大岡トメさんとのコンビでこんなにもシンプルで明快でわかりやすく伝えてくださるなんて,本当にスゴいと思います。

したほうがいいとわかっていてもなかなか取りかかれなかったり,するべきことをなかなか継続できなかったりして,落ち込んだり自分を責めたりしている患者さんたちに,「それは脳の特徴なんだよ,こんなコツを使うとうまく脳をコントロールできるかも」ってお伝えするのにも使える本かも。

…やっぱり立ち読みじゃなくて,ちゃんと購入しときますか(笑)。


なかのひと

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2008.12.29 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

何故,そのひとのところで…?

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唐突ですが,最近デジタルカメラを買いました。

自分用ではなくて実家の母が使うためのもの。
最近のデジカメ事情に疎かったので,家電量販店やカメラ屋を何軒もまわって,母の用途や希望に添ったものを探り当てていったのですが(もちろんお値段の比較もしつつ…),最終的にはいちばんよく行くカメラ屋さんの,しかも顔見知りの店員さんから買わせていただきました。

結果的にその方から(というかそのお店で)買うのがいちばんお得だったのですが,もしも他のお店より数千円高かったとしてもたぶんその方のところで買っていただろうな,と思うのです。

その店員さんの顔を知っている理由は,1年以上前に自分自身のデジタルカメラを買うときにいろいろ相談に乗っていただいたから。

そのとき悩みに悩んで数日にわたってそのお店に通って,とことん質問させていただいてようやく思い切って購入させていただいたのがその店員さんからだったのです。


これも何かのご縁,と思ったけれど,よくよく考えてみると,時計とかカバンとか,自分が「これは!」と思うものを買うときはたいていいつも同じお店で,しかも名前を知っている店員さんから買っている,ということに今さら気付きました。

どのお店で買っても同じものが買えるとはわかっていても,ひょっとしたらほかのお店の方が安く買えるかもと思っても,顔なじみの信頼できる店員さんから買いたいと思う…,

それって,仕事上のつきあいでもきっと同じことですよね。

他機関の誰かに依頼したいことがあったとき,機関で選ぶわけでも,距離とか物理的な要素だけで選ぶわけでもなく,「このケースなら○○さんにつなげたい」「△△さんにお願いしたらきっと間違いない」って具体的に特定の個人が思い浮かぶことって結構多いような気がするのです。

個人と個人のつながりって,やっぱりすごく大事。

自分の力では解決できない問題があっても,その問題を解決できる能力のある,信頼できるひとにつなげるように人脈を広げておくこと。

そして,まわりの方から「こういうケースはNINA先生に紹介すれば大丈夫」って思っていただけるような仕事を日頃からきちんとすること。

そんな,あたりまえだけど大切なことをしっかり意識しながら来年も仕事をしていこうと思います♪


なかのひと

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2008.12.28 23:59 |  診療  |  精神科一般  |  デイケア  |  NINA  | 推薦数 : 0

醍醐味を知る。

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この1年の臨床を振り返って,私のなかでいちばん大きかったことはデイケアの面白さを知ったことでしょうか。

精神科医歴十数年目にして初めてこんなにどっぷりとデイケアに携わらせていただきましたが,時間が限られていてしかも患者さんと主治医だけが1対1で話すことの多い診察と比べて,じっくりと患者さんと接することのできるデイケアがこれほどまでに魅力的とは今まで本当に知りませんでした。

対人不安が強くてスタッフとしか話ができなかった思春期の青年が徐々にグループのなかで役割をもって積極的に活動し始めたり,受動的だった思春期のこどもさんがちゃんと仲良くなれそうなメンバーを見つけて自分から積極的に話し掛けるようになってきたり。

長時間同じ場所でわりと固定したメンバーで過ごすデイケアだからこそ,そういうひとりひとりの変化をじっくり見させていただくことができる…それは本当にデイケアの醍醐味だと思います。

デイケアのなかで自信をもって動けるようになったり,きちんと自分の役割を果たせるようになったり,他のメンバーといい関係を築けるようになったり,といった変化が起こるなかで,ふと気付くと就労に対してあれほど強い不安を感じていた青年が意外なほどすんなりと訓練校やハローワークに通い始めたり就職面接を受けに行ったりする…私が関わらせていただくようになってからもそういうケースが何例もあったし,それを目の前で見守らせていただけることがどんなに嬉しいことか。

デイケアでも日頃の診療でも,やはり患者さんがうまくやれたことはしっかりと労ったり讃えたりしたいもの。
もちろん診療のなかでもそれをすることはできるけれど,デイケアだとデイケア内でのできごとにはリアルタイムにこちらの讃辞を伝えることができるし,主治医一人じゃなくて複数のスタッフから伝えることもできる。
やりかたを工夫すれば一般的な診察場面と比べて患者さんへ肯定的なメッセージを送る機会が豊富に作りやすいんですよね。
そうすると,患者さんたちは自己肯定感を持ちやすくなるし,自信があればこれまで困難だと感じていたことにも挑戦する元気が湧いてくる…。

そのためには,ただ何となくデイケアに通っていただくだけじゃなくて,デイケアのなかで取り組む活動の中身やスタッフの関わりかたなどをしっかり練っておかなくちゃいけない。

より効果的な,より患者さんたちのお役に立てるデイケアにするにはどうすればいいのか,またスタッフみんなでアイデアを出し合って考えて行けたらいいな,と思います。


なかのひと

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2008.12.27 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  がんばれ,先生!  |  NINA  | 推薦数 : 0

先生方の不調…

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昨日のニュースなのですが,

公立校教員 過去最多4995人うつ病などで休職(Yahoo! ニュース(毎日新聞))

という記事がとても気になっています。


記事によれば「07年度にうつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員は4995人(前年度比320人増)で過去最多だったことが、文部科学省の調査で分かった。15年連続の増加で、01年度(2503人)の約2倍。病気休職者に占める割合も13年連続で増え、過去最高の61.9%(前年度比0.8ポイント増)に達した」とのこと。

たしかにここ数年,診察室で学校の先生とお会いする機会はものすごく増えているような気がします…気のせいじゃなかったんですね。


さらにこの記事によれば,年齢別では40代(37.5%)と50代以上(35.2%)で7割以上を占めるよう。

そして休職に至った背景は,文科省による分析では,
  1. 従来の指導方法が通用しなくなり自信を失う
  2. 保護者との関係が変化し説明を受け止めてもらえず悩む
  3. 業務の多忙化や複雑化
  4. 家庭の事情
などで,複数の要因が絡んだケースが目立つのだとか。


…記事を読んでいると,何とも言えない複雑な気持ちになってきます。

登校しづらいことなどに悩むこどもたちと会っていると,学校生活が私たちの頃とは違ってきている(たとえば「ネットいじめ」を気にしなくちゃいけないとか,一緒に撮ったプリクラの枚数や携帯メールの返信の早さが友情の深さを決めるみたいな風潮があるとか)のはすごく感じるし,先生方が学校で毎日見るこどもたちの姿も昔とは違ってきているのだろうということも容易に想像できます。

こどもたちのことを考えると,時代の変化でこどもたちが新たに感じ始めたストレスに学校の先生方に柔軟に対応していただけたら嬉しいなぁ,こどもたちのイマドキの困りごとのニーズを敏感に感じ取っていただけたら嬉しいなぁ,という思いがあるのですが,その一方で,教師生活20-30年のベテランの先生方がこれまで築き上げてきた(そして実際それでうまくいっていた)ご自分なりのやりかたを今さら変更せざるを得ないということがどれほどがっかりさせられることか,そしてどれほど難しいことか,そんなことを考えるとなんだかいたたまれない思いになったりして。


でも,やっぱり変わっていかないといけないんですよね。

先日も学習指導要領が変わって「高校英語の授業は英語で進行する」なんて話が出ていたけれど,そうと決まればどんなベテランの先生でも,どれほど高校英語の授業が(日本語で)上手に進められていた先生でも,英語で進行する授業に切り替えざるを得ない。

それと同じで,生徒指導にせよ保護者対応にせよ,時代の変化が求めてくるものには柔軟に対応していかなくちゃいけない…。


私にできることは,疲れ果てて精神に不調をきたした先生が診察室に来てくださったら,その背景にある,先生を追い詰めた原因に対して十分な理解をもって関わらせていただくこと。
そして,今不調に陥っているとしても,これまでの先生のキャリアに尊敬の念をもって会わせていただくこと。

今までうまくいっていたからこそ,そのやりかたを続けたい思いがあるはずですもんね。

先生が,今までの「順調だった自分」を思い出してしっかり自信を取り戻してくださったら,きっとまた新たなチャレンジを始めてくださるはず。

そう信じながら,先生方の診療させていただきたいな,と思っています。


なかのひと

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2008.12.26 23:58 |  診療  |  こどもの精神科  |  NINA  | 推薦数 : 0

土壌はできた!

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私にとっては今日が今年の仕事納めの日でした。

今年はある意味転機の年だと自分のなかで意識しながら仕事をしていたのですが,気張りすぎることもなく,でも比較的自由にアイデアを弾けさせることもできて,充実した1年だったな,と振り返れます。ありがたいことです。

昨年末に,mixi内のあるコミュニティで「来年の抱負を語る」スレッドが立っていたので,そこへ来年(つまり今年=2008年)の抱負をたくさん書いたのですが,そこで文字にしていたことはほとんどすべて実現させることができていました。

もちろん,それだけじゃまだ足りない!

今年やり始めたことを継続したり,来年からまた新たな計画をスタートさせたり,もっともっとやりたいことはたくさんあるのです。

今年作り上げることのできた土壌を無駄にしないように,種をまき苗を植えて,時間をかけて大きく育てていかなくては。


  • 漠然とした大きな目標だけ描いていると,それはすぐに叶うはずがないし,挫折しやすい。
  • 大きな目標に近付くためにクリアしていくべき小さな目標,実現しやすい具体的な目標を挙げておいて,それを毎日ひとつずつでも実行していく。
  • 実行できたら,できたことを自分で確認して,自分で自分を褒めてあげる。
  • その積み重ねが自信になるし,自分を元気にさせてくれて,さらに大きな目標へ近付きやすくなる。

患者さんにいつもお伝えしていること↑,それはそっくりそのまま私にもあてはまるんですよね。
私自身の将来を,来年の姿を,なんとなく漠然と思い描いていても,そう簡単にそのイメージどおりにはいかなさそう。そのためにまず今日,明日,何をすればいいのか,何ができるのか,細かく具体的に考えていかなくちゃ。


…さて,私の庭でどんなふうに花を咲かせ果実を実らせていくのか,今年が終わる前に来年の抱負をきちんと形作りたいと思います。

みなさんは来年をどんな1年にしたいですか?


なかのひと

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先日の書いたけれど,学校が冬休みのこの時期,いつにも増してこどもの患者さんが診察室へ多く訪れてくれます。

そして,こどもの患者さんが冬休みということは,そのきょうだいたちも冬休み…なので,普段ならこどもさんとお母さんのおふたりで来院というケースが最も多いのですが,きょうだいたちも一緒に,さらには診察の待ち時間にきょうだいたちの子守り(?)を担当してくださるお父さんやおじいちゃんおばあちゃんまで来てくださるから,待合室は大賑わい。

あぁ,将来私がはたらくクリニックには,こんな賑やかで明るい待合室があったらいいなぁ…。

そんなことをぼんやり考えて,ひとり微笑ましい気持ちになっていました。

児童「精神科」のクリニックを開業したい私ですが,あくまでクリニックであって入院施設や多数のスタッフが揃っている環境ではないので,いわゆるハードケースや緊急対応の必要なケースは難しいはず。私のイメージとしては,親子なんでも相談室みたいな感じで,困ったとき,ちょっと迷ったときなどにご家族で気軽に寄っていただけて,元気を補給していただける,そんな場所にしたいと思っています。

だから,待合室はピリピリムードじゃなくて,診察までの時間にちょっとご家族でおしゃべりしたりリラックスして過ごせるような,和やかな場所にしたいのです。


それはさておき,新患のこどもさんについてきてくださったお母さんから立て続けに聞かれた言葉。

こどもさんの状態を説明してくださったあとで,

「私が心配しすぎなんですけどね…」

と。

そんなことはありません!
どんなに些細に思えることでもお母さんなら我が子のことが心配になって当然じゃないですか。

それに実際,お母さんが心配して早めに病院へ連れてきてくださるからこそ,こどもさんが大事に至らずに済んでいる場合だってたくさんあるのです。

お母さんの細やかな心配りに,こどもたちも,そして私たちもたくさん救われていますよ。

こどもさんと接する時間がいちばん長いお母さんならではのきめ細かい観察をこれからもぜひ続けていただいて,もしも「これは気になる」「こんなときどうすれば…」ということが出てきたら,診察のとき気軽に尋ねていただけたら嬉しいな,と思います。

どうかご自身の観察眼を信じて,存分に活用してくださいね,お母さん♪


なかのひと

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2008.12.24 23:59 |  診療  |  発達障害  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

鎖を弛めるために。

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最近のことですが,自閉症スペクトラムをもつ成人の患者さんとお話ししていると,成人期に初めて診断を知った方も,まだ診断について知らないままの方も(患者さんの状態や患者さんを取り巻く環境によっては,しばらくは診断名をお伝えしないで診療させていただくこともあるのです),これまでの経験のなかからとても上手に自分の特性をキャッチしているなぁ,と驚かされることがよくあります。


「僕はいつもがんばりすぎてあとで動けなくなるので,元気があると思っても日曜日は外出しないで家でゆっくりすることに決めています」

「私は人が大勢いる場所に出ると,つい『みんなと仲よくしなきゃ』と思ってすごくテンションを上げて喋って疲れてしまうので,今はあまり調子もよくないし,今年の忘年会は出ないことにしました」

「間違ったことをする人がいるとその根拠を集めて並べ立てて,とことん相手を責めてしまうところがある。だから,そういう人を見つけたらできるだけ距離をとって自分から話をしないようにしています」

…などなど。


誰にも言われなくても,自分のことを客観的に見てちゃんと自分の特性に気付いて,しかもその対処法までちゃんと見つけ出して。
素晴らしいことだと思います。

自分のことをよく知っているからこそ,自分自身を守ることができる。
それは,社会で過ごしていくうえでとても大切な能力。


でも,ときどきこの「自分を守るための能力」がマイナスの方向にはたらいてしまうことがあったりして。


「僕は仕事に就くことを考えると焦って眠れなくなって,調子を崩してしまう。だから仕事のことは考えないようにしています」

「私は以前,体力の限界がきて自宅で倒れてそのまま入院になったことがあるので,仕事も家事も絶対に無理をしないと決めています」

といった,実際の必要性以上に慎重な制限を自分自身にかけることにもなりかねないのです。


せっかく実行する実力があるのに,守りに入りすぎて力を発揮できないのは本当にもったいないこと。


そういう,必要以上に固い「守りの殻」を破っていくには,「そこまで守る必要はないんだ」という自信がついてくることがいちばんの早道だと私は思っています。

必要なときに自分を守れる力を残しつつ,不必要に自分の動きを制限してしまう鎖を少しずつ弛めていく…,

その部分をうまくお手伝いできたらいいなぁ,といつも思っています♪


なかのひと

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2008.12.23 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  がんばれ,先生!  |  NINA  | 推薦数 : 0

喜んで出掛けます♪

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年の瀬差し迫ったこの時期ですが突然,久しぶりに,学校からの講演依頼をいただきました。

病院にじっとしているだけの毎日だとちょっと物足りない私には,ものすごく嬉しい依頼です♪

講演とか緊張するから苦手なんて5ヵ月前に言ってたのはどこの誰だ? というくらい,嬉しくてワクワクしています。

まだ細かい打ち合わせはこれからしていくところなので,内容についての具体的なリクエストなどをいただいたわけではないのですが,おそらく教員の先生方向けのお話をさせていただくことになるはず。

先生方にお知らせしたいことはたくさんあるし,先生方にお願いしたいこともたくさんあるし,なによりせっかく直接顔を合わせてお話しする機会なわけだから,先生方を少しでも労ったり励ましたりして帰ってきたいなぁ,と思っています。

今年度中にお邪魔できるかな?
あたまの中はすでにいろいろなスライドの構想をが飛び交っているところです。

日々の診察だってとても大事な業務だけど,診察以外の形でのお仕事もこれからもっともっと大事にしていこうと思います♪。

 


なかのひと

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2008.12.22 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

驚くことに。

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「私たち、発達障害と生きてます」
12月の新刊,好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました!
当事者のみなさんはきっと頷きながら共感しながら読めて,たくさんの勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ,豊富な「活きたヒント」が見つかるはず! の1冊です。  
このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
過去記事をテーマ別に振り分けて読みやすくまとめてありますので,
最近こちらに来ていただいた方も過去記事はサイトの方から読み返していただくと便利です♪

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このblogを始めて間もなく半年がたちます。

自分でも驚いているのですが,今日,blogの総アクセス数が10万を超えたようです。

いつもたくさんの方々に読んでいただいて,本当にありがとうございます!!


じつは,私がいちばん初めにblogを書いたのは今から5年前のこと…その間いくつものblogサービスを渡り歩いてきましたが,思うことあってこの夏からこちらのm3サービスを使わせていただくことにして。

自分の経験とか立場とかまわりの環境とかいろいろな要素が変化してきて,やっと自分が本当に書きたいこと,伝えたいことをこの場に表現できるようになり始めたのかな,とも感じるようになりました。


まだまだ未熟なところばかりですが,このblogを通して,ひとりでも多くのこどもたち・おとなたちが元気になれたりホッとできたり勇気をもてたりしていただけたら嬉しいな,と思っています。

みなさんのHAPPYにつながる何かを提供できるように,これからもコツコツと続けていくつもりです。

どうか,今後ともよろしくお願い致します♪


なかのひと

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