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2008.11.29 23:57 |  診療  |  発達障害  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

新たな被害者たち。

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以前,女の子の性的被害が心配だという記事を書いたことがありましたが,最近また立て続けに気になる話を聞くことがあって。


やはり,ふたりとも高機能・特定不能の広汎性発達障害の女の子。

ひとりは,こだわりといえばいいのか,「このひとが好き!」と思ったら物理的に近くにいずにはいられない子。
誰の目から見ても「あぁ,彼女は○○くんが好きなのだな」とわかってしまうくらい,常にあからさまにその男性のそばに立っていて,でも自分から話し掛けるわけでもなくて,彼の気持ちや都合もあまり関係なし。
純粋でかわいらしいといえばもちろんそうなのですが,彼女の好きになる男性がいつも紳士的で良識のある人物とは限らないので,危険なことこの上ない…やはりこれまでに数回,彼女の純粋な思いが相手の男性によって悪用されたことがあるよう。

もうひとりは,解離症状として性的逸脱行為に及んでしまう子。
普段は節度あるおとなしい女性なのですが,就労できていないことに対する強い不安があって,「自分も社会の一員としてお金を稼がないといけない」という焦りが高じると,解離した状態で身体を売ったり風俗店に勤めてみたりするよう。
風俗業で働いている自覚がきちんとあるなら,たとえば個人情報などのプライバシーは伏せておくとか安全に働く方法もあるだろうと思うのですが,相手に携帯番号を知られて何度も電話を掛けられたり,自宅を知られてストーカー行為に遭ったり,とても危険な状況になっているよう。


前回の記事と違うところは,ふたりとも家族からはとても大切にされていて,家族との折り合いも悪くないということ。そして,性的被害・ストーカー被害の原因に精神症状(こだわり・想像力の障害や解離症状)が絡んでいるということ。

どうすれば彼女たちの身の安全を守ることができるのだろう?

性に関する正しい知識を教えることはもちろんだけど,「こういう場面でこういう振る舞いをするとこういうことが起こりうるので危険だ」という説明をひとつひとつ具体的に伝えることも必要だと思えるし。
ご家族の協力も仰ぎたいけど,本人がこれまでのできごとを家族に伝えたいと思ってくれるかどうか…。

次の被害が起こらないうちに急いで対応を考えたいけれど,こちらが焦って雑な支援しか提供できないようではよくないし。

まずは作戦を練ってみようと思います。


なかのひと

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コメントありがとうございました♪

性被害は、普通の女子高生でも増えているので、本当にどうやって自分の身を守ることができるように教育したらいいのか頭を悩ませてしまいますね。

デートレイプやデートDVも、あまり知らないで被害に合ってしまうことが多いですし・・・
中高生向けの小説や漫画では、レイプが日常の出来事のように描かれてしまっていますしね。
written by 半熟卵 / 2008.12.03 15:49
半熟卵先生,早速blogを見に来てくださってありがとうございます♪

非常に悲しいことに,性的な被害の問題がごく身近なものになってきて,いつ誰の身に起きても不思議じゃないくらいのイメージになってしまっていますよね。

きちんと自分の意思を示す方法とか,危険を察知して回避する方法とか,なかなか家庭や学校では具体的に教わりにくいことを誰かがしっかり教えてあげないといけない…そういう役割は私たち思春期医療に携わる医師も積極的に担っていくべきだと思います。

お互いの夢に向けて,がんばっていきましょう! 今後ともよろしくお願い致します♪
written by NINA / 2008.12.03 21:27

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