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児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
新コーナー「児童精神科医になるには」を公開しました。
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臨床をしていて,いつも気になること。
それは,前医で「統合失調症」という診断がついている患者さんが私には全然「統合失調症」にはみえないことが非常に多い,ということ。
なぜこの患者さんに「統合失調症」という診断がついたのだろう? と思って紹介状を隅から隅まで読むのですが,その根拠がハッキリ書かれていることはまずなくて。ごく稀に「幻聴を認め,…」みたいなことが書かれているときも,患者さんに詳しく尋ねてみると,
「最初『幻聴ある?』って聞かれて,幻聴ってよくわからないから黙ってたら『たとえば自分の部屋に一人でいるとき,ほかのひとの話し声が聞こえたりする?』って聞き直されたから,隣のリビングからお母さんとかの話し声が聞こえるから『はい』って答えました」
なんていう,笑うに笑えないような話もあったりします。
それって,幻聴じゃなくて普通に「ほかのひとの話し声」じゃん…。
さて,こんな「統合失調症」疑惑に悩んでいるのは私だけなのかなと思っていたら,読売新聞の医療ルネサンスシリーズのなかで先月末から今月にかけて連載されていたということを最近知りました。
医療ルネサンス シリーズこころ これ、統合失調症?
(2008年10月29日~11月11日) 専門家のあいだで読まれる文書だけじゃなくて一般に広く読まれている新聞にもこういう連載が載るということにとても安心したような,でも逆にそんなにも多いことなのかと恐ろしくなるような思いです。
このシリーズの最終回のなかに出てくる,
「(医師の)診断に疑問を持つこと自体が(統合失調症という)病気の証しだという思いこみ」
ということばには,診断する側の立場としていろいろと考えさせられます。
私自身も気をつけなくては!
興味のある方は,ぜひ
リンク先で新聞記事の文章をチェックしてみてくださいね♪