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2008.11.25 23:25 |  発達障害  |  精神科一般  |  がんばれ,ご家族!  |  NINA  | 推薦数 : 0

珍しいこと,その理由は…

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このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー,近日公開の予定です。

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数週間前からなのですが,特別支援学校へ通っておられる,自閉症をもつ思春期の患者さんを担当させていただくことになりました。

これは,今の私の職場(児童精神科専門ではない病院)ではとても珍しいこと。


IQで患者さんを区別・差別するようなつもりはまったくないのですが,精神遅滞(IQでいうと70未満)を伴うような発達障害のある患者さんの場合,小さいときから育てにくさがあったり保育園・幼稚園で適応するのが難しかったりして,生後3年くらいのうちに専門医療機関=児童精神科や発達外来のある小児科へつながることが多いのです。

だから,私が普段「一般精神科外来」の枠のなかでお会いしている患者さんたちは,発達障害をもっているとしてもいわゆる「軽度発達障害」であったり診断的に「高機能広汎性発達障害」や「アスペルガー症候群」に該当する患者さんであったりすることがほとんど。それも思春期以降に二次障害を呈して初めて受診されたケースが大半です。

この患者さんのように,精神遅滞も自閉症もありながら思春期を迎えた患者さんが今まで精神科主治医を持たずに過ごしてこられたということ,それはひとえにご家族ががんばってご家族の力でこのこどもさんを支えていらっしゃったからに他なりません。


お母さんが外来でひとこと。

「今頃になって気付いたんですが,私自身も誰かに支えてもらいたい,ってずっと思ってたんですよね…」


それは本当にそうだろう,と思います。
今までよくぞご家族だけで,特にお母さんを中心に,ずっとがんばってこられたなぁ,と…。

お母さんのしんどさを受けとめてこれまでのがんばりを認めることもとても大切だと思うのですが,それだけでは足りない。
これから先のお母さんのしんどさを和らげるには,この患者さんの抱える難しさにお母さんが対応していかれるのを私もしっかりお手伝いさせていただいて,今後のお母さんの負担を軽減していくこともまた重要…。

普段よくお会いしている患者さんたちとはまた少し違った視点で,この患者さんに対して私ができる支援を考えていかなくては。

私自身にとってもすごく大切な経験になりそう。この機会にしっかり勉強させていただいて,最善を尽くしていこうと思います。


なかのひと

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NINA先生、いつもブログを楽しみにしています。

私の外来にも先日10歳代後半の方で、自閉症の方が来てくれました。

親御さんは、いままで特別児童扶養手当申請の件も知らず、障害者年金のことも知らずにお子さんの将来を悩んで、すっかりうつ病になっていたのでした。

養護学校にも通学しておられたのですが、まったくそのような情報もなく、親御さんだけ頑張っていたということのようでした。

せつないなあと思いました。

私は、その自閉症の方にはまず10歳代後半なので特別児童扶養手当申請をして、20歳になったら、障害者年金を申請できるというお話をさせていただきました。

「じゃあ、この子は私たちがいなくなっても生きていけるんですね」
おかあさんがこう言って泣いておられたのが、忘れられません。

 私は、NINA先生の今回のブログと私の体験がだぶってしまい、つい書いてしまいました。

 個人が特定されないようにしてありますが、内容は事実です。

 何とかこういう事態を避けたいと思って、私もNINA先生のように保健所などにアウトリーチを広げているつもりだったのですが・・・。

 ところで、profile変えられましたね。かわいいですね。
written by psycho / 2008.11.28 05:54
psycho先生,コメントありがとうございます。
プロフィール写真にも気付いてくださって嬉しいです♪

発達障害のような生来的な難しさがある場合は,ご本人の一次的な特徴にも二次的な症状にも注意を払いたいし,将来への備えも含めて利用できる社会資源の情報提供もしたいし,本人を支えるご家族やまわりの方々への支援もしたいし…といろいろ欲ばりたくなりますよね。そして実際どれも必要なことばかり。

アウトリーチは本当に魅力的。支援が必要な方たちとできるだけ早く,できるだけたくさん出会える機会を作りたいですもんね! お互いがんばっていきましょう♪
written by NINA / 2008.11.28 23:41

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