NINA
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/11 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック

< 前のページ
2008.11.30 22:46 |  診療  |  発達障害  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

なかなか進まず。

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー「児童精神科医になるには」を公開しました。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


発達障害のことをわかりやすく説明するパンフレットを自分の外来のために作りたいなぁ,と書いたのは10日ほど前のことだったでしょうか。


…この作業が,じつはなかなか進みません。

こんな風に説明したいな,というアイデアはどんどん出てくるのですが,本当にこれで十分かな,とか,この表現だとうまく伝わらないケースもあるんじゃないかな,とかいろいろ考えてしまって。

普段の診察ではそれぞれの患者さんに合わせて自分がその場で説明を組み立てるので問題ないのですが,あらかじめいろんな場合を想定して説明を作るという作業は想像以上に難しくて。

そんな過程でこの本を見つけて,さっそく読み始めたりしています。

「子どもに障害をどう説明するか?―すべての先生・お母さん・お父さんのために―」
相川 恵子・仁平 義明 著   ブレーン出版 (2005/05)


患者さん本人への告知というよりも,たとえば担任の先生が患者さんの同級生たちに診断や状態をどんなふうに説明するか,ということがメインに書かれているのですが,告知・説明という難しいテーマにがっちり真剣に向き合った,素晴らしい本だと思います。

そして,この本を読むとさらに考えさせられることが増えて,パンフレット作りのほうはさっぱり進まず(笑)。

パンフレットだけですべてを説明しようとせずに,どの患者さんに対しても共通して伝えたいことだけを載せて,あとは個別に口頭でお話しするスタイルのほうがいいのかなぁ。

そんなことを考えながら,またゆっくり練っていこうと思います。


なかのひと

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.29 23:57 |  診療  |  発達障害  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

新たな被害者たち。

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー「児童精神科医になるには」,更新しました。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


以前,女の子の性的被害が心配だという記事を書いたことがありましたが,最近また立て続けに気になる話を聞くことがあって。


やはり,ふたりとも高機能・特定不能の広汎性発達障害の女の子。

ひとりは,こだわりといえばいいのか,「このひとが好き!」と思ったら物理的に近くにいずにはいられない子。
誰の目から見ても「あぁ,彼女は○○くんが好きなのだな」とわかってしまうくらい,常にあからさまにその男性のそばに立っていて,でも自分から話し掛けるわけでもなくて,彼の気持ちや都合もあまり関係なし。
純粋でかわいらしいといえばもちろんそうなのですが,彼女の好きになる男性がいつも紳士的で良識のある人物とは限らないので,危険なことこの上ない…やはりこれまでに数回,彼女の純粋な思いが相手の男性によって悪用されたことがあるよう。

もうひとりは,解離症状として性的逸脱行為に及んでしまう子。
普段は節度あるおとなしい女性なのですが,就労できていないことに対する強い不安があって,「自分も社会の一員としてお金を稼がないといけない」という焦りが高じると,解離した状態で身体を売ったり風俗店に勤めてみたりするよう。
風俗業で働いている自覚がきちんとあるなら,たとえば個人情報などのプライバシーは伏せておくとか安全に働く方法もあるだろうと思うのですが,相手に携帯番号を知られて何度も電話を掛けられたり,自宅を知られてストーカー行為に遭ったり,とても危険な状況になっているよう。


前回の記事と違うところは,ふたりとも家族からはとても大切にされていて,家族との折り合いも悪くないということ。そして,性的被害・ストーカー被害の原因に精神症状(こだわり・想像力の障害や解離症状)が絡んでいるということ。

どうすれば彼女たちの身の安全を守ることができるのだろう?

性に関する正しい知識を教えることはもちろんだけど,「こういう場面でこういう振る舞いをするとこういうことが起こりうるので危険だ」という説明をひとつひとつ具体的に伝えることも必要だと思えるし。
ご家族の協力も仰ぎたいけど,本人がこれまでのできごとを家族に伝えたいと思ってくれるかどうか…。

次の被害が起こらないうちに急いで対応を考えたいけれど,こちらが焦って雑な支援しか提供できないようではよくないし。

まずは作戦を練ってみようと思います。


なかのひと

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.11.28 23:19 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

新聞ですら。

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー「児童精神科医になるには」を公開しました。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


臨床をしていて,いつも気になること。

それは,前医で「統合失調症」という診断がついている患者さんが私には全然「統合失調症」にはみえないことが非常に多い,ということ。

なぜこの患者さんに「統合失調症」という診断がついたのだろう? と思って紹介状を隅から隅まで読むのですが,その根拠がハッキリ書かれていることはまずなくて。ごく稀に「幻聴を認め,…」みたいなことが書かれているときも,患者さんに詳しく尋ねてみると,

「最初『幻聴ある?』って聞かれて,幻聴ってよくわからないから黙ってたら『たとえば自分の部屋に一人でいるとき,ほかのひとの話し声が聞こえたりする?』って聞き直されたから,隣のリビングからお母さんとかの話し声が聞こえるから『はい』って答えました」

なんていう,笑うに笑えないような話もあったりします。

それって,幻聴じゃなくて普通に「ほかのひとの話し声」じゃん…。


さて,こんな「統合失調症」疑惑に悩んでいるのは私だけなのかなと思っていたら,読売新聞の医療ルネサンスシリーズのなかで先月末から今月にかけて連載されていたということを最近知りました。

医療ルネサンス シリーズこころ これ、統合失調症?
(2008年10月29日~11月11日)


専門家のあいだで読まれる文書だけじゃなくて一般に広く読まれている新聞にもこういう連載が載るということにとても安心したような,でも逆にそんなにも多いことなのかと恐ろしくなるような思いです。

このシリーズの最終回のなかに出てくる,

「(医師の)診断に疑問を持つこと自体が(統合失調症という)病気の証しだという思いこみ」

ということばには,診断する側の立場としていろいろと考えさせられます。

私自身も気をつけなくては!

興味のある方は,ぜひリンク先で新聞記事の文章をチェックしてみてくださいね♪


なかのひと

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.27 23:22 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

輪,ちょっと広がる?

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー「児童精神科医になるには」を公開しました。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


つい昨日,「輪を広げたい!」という嬉しい記事を書いたばかりですが,今日もまた嬉しいことがありました。

今日は小児科の先生方とちょっとしたお食事会に出掛けたのですが,その席でひとりの先生がおもむろに1枚の書類を取り出しました。

「こんな席でアレなんですけど,これ書いていただけませんか?」

と差し出された書類は,日本児童青年精神医学会 への入会に必要な推薦状。

この先生の友人の精神科の先生が日本児童青年精神医学会へ入会したくて,推薦状に署名してくれる学会員を捜していたのだそう(この学会に入会申請するにあたって,すでに学会員となっているひと2名に推薦状へサインしてもらわないといけないのです)。

そういうことなら,喜んで♪

この地域に,児童精神科領域に興味を持ってくださっている若い先生がいらっしゃったことがわかって,その先生のためにささやかなお手伝いができたことがとても嬉しくて。

地道に,だけど着実に,児童精神科医の輪を広げていけるようにいつも意識していたいと思います♪


なかのひと

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (5)

2008.11.26 23:58 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

輪を広げたい!

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー「児童精神科医になるには」を本日公開開始しました。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*



いつもこのblogを見てくださってありがとうございます。

半ば日記のようなblogではありますが,ただの日記ならわざわざweb上で公開する必要はないわけだし,精神科領域,特に児童精神科領域のどこかの部分に興味を持ってくださる方に読んでいただいていることを前提に毎日記事を書いています…たとえば発達障害,不登校,特別支援教育,ご家族へのサポート,…などなど。

なので,読んだあとのご意見・感想をコメントとして書き込んでいただけることがとても嬉しいし,できるだけレスもつけさせていただこうと考えています。

コメントはどなたからいただいても本当にいつもとても嬉しいのですが(スパムを除く)…,

4ヵ月半ほど続けてきて今日初めて,どうしてもぜひこのblogを読んでほしいと思っていた立場の方からのコメントをいただけました。

それは,…

これから児童精神科医を目指そう! という方から。


この国にはもっともっとたくさんの児童精神科医がいなくてはいけない,と私は思っています。でも児童精神科医になるためのきちんとしたトレーニングを受けられる施設はごくごく限られているし,「児童精神科医になりたいな」と思っていてもそれを実現する方法が簡単には思い当たらないような地域だって決して珍しくはないはず。

不幸にして(?)そういう地域にいながらも「児童精神科医になりたい!」と熱く思っていらっしゃる若い先生方のことは,ぜひとも応援させていただきたいのです。

そんな思いで,連動サイト児童精神科医NINAの診察室のほうで「児童精神科医になるには」というコーナーを作りました。

児童精神科医になることにとても関心のある方にも,そこそこ興味のある方にも,ぜひ見ていただけたら嬉しいです♪


なかのひと

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.11.25 23:25 |  発達障害  |  精神科一般  |  がんばれ,ご家族!  |  NINA  | 推薦数 : 0

珍しいこと,その理由は…

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー,近日公開の予定です。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


数週間前からなのですが,特別支援学校へ通っておられる,自閉症をもつ思春期の患者さんを担当させていただくことになりました。

これは,今の私の職場(児童精神科専門ではない病院)ではとても珍しいこと。


IQで患者さんを区別・差別するようなつもりはまったくないのですが,精神遅滞(IQでいうと70未満)を伴うような発達障害のある患者さんの場合,小さいときから育てにくさがあったり保育園・幼稚園で適応するのが難しかったりして,生後3年くらいのうちに専門医療機関=児童精神科や発達外来のある小児科へつながることが多いのです。

だから,私が普段「一般精神科外来」の枠のなかでお会いしている患者さんたちは,発達障害をもっているとしてもいわゆる「軽度発達障害」であったり診断的に「高機能広汎性発達障害」や「アスペルガー症候群」に該当する患者さんであったりすることがほとんど。それも思春期以降に二次障害を呈して初めて受診されたケースが大半です。

この患者さんのように,精神遅滞も自閉症もありながら思春期を迎えた患者さんが今まで精神科主治医を持たずに過ごしてこられたということ,それはひとえにご家族ががんばってご家族の力でこのこどもさんを支えていらっしゃったからに他なりません。


お母さんが外来でひとこと。

「今頃になって気付いたんですが,私自身も誰かに支えてもらいたい,ってずっと思ってたんですよね…」


それは本当にそうだろう,と思います。
今までよくぞご家族だけで,特にお母さんを中心に,ずっとがんばってこられたなぁ,と…。

お母さんのしんどさを受けとめてこれまでのがんばりを認めることもとても大切だと思うのですが,それだけでは足りない。
これから先のお母さんのしんどさを和らげるには,この患者さんの抱える難しさにお母さんが対応していかれるのを私もしっかりお手伝いさせていただいて,今後のお母さんの負担を軽減していくこともまた重要…。

普段よくお会いしている患者さんたちとはまた少し違った視点で,この患者さんに対して私ができる支援を考えていかなくては。

私自身にとってもすごく大切な経験になりそう。この機会にしっかり勉強させていただいて,最善を尽くしていこうと思います。


なかのひと

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.11.24 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  発達障害  |  NINA  | 推薦数 : 0

やっとお会いできて。

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー,近日公開の予定です。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


先日,地域でご活躍のある小児科の先生の講演を聴きに行きました。

小児科医としては(特に私の住む地域では)珍しく,小児心身医療や発達外来など,こどもの心の診療がご専門の先生。お名前だけはずっと存じ上げていた憧れの先生ですが,直接お会いするのはじつは初めてだったのでとても楽しみに出掛けたのでした。


…あぁ,お話が聴けて本当によかった!

これまで私が漠然と思っていたことをもっともっと具体的に現実的に考えていらっしゃることがとてもよく伝わってきました。

発達のかたよりや学校への適応に難しさを抱えるこどもたちへの学習面での支援は医師には難しいということ,でもそういうこどもたちへの対応は通常の学校からのアプローチだけでは足りないということ。
これは常々私も感じていたことでした。

だから,こどもたちの精神面・発達面に対応するための知識や能力のある教員の先生方が集まったような学校があって,さらに専門知識を常にアップデートしたりきちんと研修を受けたりできるように医療・心理・福祉スタッフとも連携を取れるような形であることが望ましい,と…。
そして,すでにいろいろな形でこのような教育の場を実現させていらっしゃるということを初めて知ったのです。

私の夢のクリニックのイメージとして「こどもたちの学習面へのフォローができる」ということがずっと理想としてあったのですが,何も自分のクリニックで学習ができる態勢を準備しなくても,こどもたちの心や発達の難しさに関心を持って取り組んでくださる学校や教員の先生方と連携し合えば自分の目指しているものが実現できるんだ,ということがわかって,すごくワクワクしたし希望も湧いてきたのでした。

もっともっとこの先生と親しくなりたい! いろいろお話を伺いたい!
とことんそう思わされた,素晴らしい講演会でした。

次に先生にお目に掛かれる機会を楽しみに楽しみに待ちたいと思います♪


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
↑ おかげさまでランクUPです。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪


なかのひと

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.23 23:21 |  診療  |  発達障害  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 1

発達障害の過剰診断…?

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー,近日公開の予定です(…まだです,ごめんなさい!)。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


前々からちょっと気になっていること。

「最近,発達障害ブームだから,何でもかんでもoverdiagnosis(過剰診断)気味だよね…」という,同業者からのご意見。

発達障害はとにかく今これまでなかったくらい脚光を浴びていて,だからこそどの患者さんにもやたらと診断をつけたがる医者がいる,とおっしゃりたいのだと思います。

きっと私は,そんな「overdiagnosis気味」な精神科医のひとり(笑)。

自分でも患者さんの症状や特性を結構広めにとって,たとえば主訴や主症状から考えられる診断がうつ病や摂食障害の患者さんに対しても「PDD(広汎性発達障害)の可能性あり」とか「発達障害の疑いあり」とか,判断しているという自覚があります。

でも。
それの何がいけないことなのか,なぜ咎められてしまうのかが私にはよくわからないのです。


たとえば,診断基準では「適応障害」に該当する患者さんが来られたとして,もしその方の抑うつが強ければ抗うつ薬を処方する,ということは普通によくあるはず。
そしておそらく,患者さん本人に対しても「『うつ』を和らげるお薬を出します」といった説明をする先生方も多いのではないでしょうか。

この場合の「うつ」は,大うつ病性障害を意味する「うつ」とは厳密には別のもの。
でも,うつ症状としてうつ病(大うつ病性障害)に準じた薬物療法を行うことが有効と判断したから,処方も出したし患者さんにもそういう説明をした,ということになるのだと思います。

発達障害を広めに取る,という意識は,私の中では上の例の「うつ」とほぼ同じ感覚です。
診断分類上は厳密な意味では特定の発達障害には該当しない,でも,「発達障害に近い」と思って診療に当たることが患者さんにとってメリットがありそう…,そんなときに発達障害の患者さんへの診療スタイルに準じた対応をしているわけですが,それはよくないことなのでしょうか。

「発達障害に近い」と思っても,いつもいつも患者さんに「あなたは発達障害だと思われます」なんて説明をこちらからするわけではなくて(「こうと決めたらとことんこだわってしまうタイプのよう」とか「急な予定の変更が苦手なよう」とか具体的な特徴として説明することはありますが),たとえばどうしてもお伝えしたいことは口頭で説明するだけじゃなくてメモにも書いてお渡しするとか,たとえば感覚過敏のような「もしかしたらそういうしんどさがあるのでは?」と思われることも意識して問診するよう心掛けるとかいった,ほんのちょっとの工夫を取り入れることを意識する,という程度のこと。
でも意識的にそういう工夫をすることで,ただ単純にうつ病の患者さん・摂食障害の患者さんだと思って診療するよりももっと患者さんのお役に立ちやすいのでは…そんな視点で診断を広めに拾っているのです。

要は患者さんのお役に立つと思うから過剰気味に診断の可能性を意識している,ということになるでしょうか。
単に発達障害らしき症状を見つけたから嬉しいとか,やたらと診断=レッテル貼りだけはするけど支援する気はゼロとか,そんなつもりはまったくありません。

このあたり,精神科医の先生方はどんなふうに考えていらっしゃるのでしょう? 今とても興味あるテーマだったりします。


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
↑ おかげさまでランクUPです。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪


なかのひと

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (3)

2008.11.22 22:26 |  診療  |  発達障害  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

待ち遠しい!

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

新コーナー,近日公開の予定です。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


mixiで知った,新刊発売のおしらせです。


「私たち、発達障害と生きてます」

ぶどう社より12月1日発刊予定とのこと。
(…すみません,画像直リンしちゃいましたっ。)

目次を拝見したところ,さまざまな発達障害(高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LD、ディスレクシアなど)をもつ8人の成人の当事者の方々が協同で執筆されたこの本。それぞれの方が,診断を知ったときのこと,社会で苦労したこと,そして社会のなかでどんなふうにがんばっていらっしゃるのか(大勢の当事者たちへのメッセージも込めて…),という3つのテーマで書いていらっしゃるよう。


こういう本は,本当にありがたいと思います。
今から社会に出て自立を目指そうとしている若い当事者の方々にとってすごく心強い存在になるだろうし,私のような発達障害の子どもたちを支援する者にとっては「こんなに大変だった方が,おとなになられてからもこんなふうにがんばっていらっしゃるんだ」と知ることで,臨床場面で具体的な助言がしやすくなったり,より実践的でお役に立てるような支援がしやすくなると思うし。

個別性が大きいことなので「おひとりの方の体験がまるごと他の方にもあてはまる」,というわけにはもちろんいかないだろうけど,やはり多くの方に共通して大切になってくるいわゆるエッセンス的な部分は,当事者の方々の体験からたくさん学ばせていただけると私は思います。

そんなわけで,発売されたら間違いなく読ませていただく予定です♪

多くの方に興味を持っていただけたら嬉しいな,と思ってご紹介させていただきました。


 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
↑ おかげさまでランクUPです。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪


なかのひと

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.11.21 22:07 |  診療  |  こどもの精神科  |  精神科一般  |  NINA  | 推薦数 : 0

苦手を克服しないと。

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*

このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。

お役に立てる情報を増やしていければいいな,と思っています。

ときどき,サイトのほうも覗いてみてくださいね♪

∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*∮゚:+。.*


この頃,私のまわりで不思議な現象が起きています。

外来に通ってきてくれているこどもたちが,数人同時に元気になってきている…。

その子たちの日頃の接点は特にないはずなので,別に相乗効果ということもないのだろうけど,それぞれがそれぞれのスタイルでよい方向に進んでいるのです。表情にも自信が感じられるし,口調もハキハキして,活動的になって。もちろんご家族からの評価も上々!

「なんか急にすごく元気になったみたいだけど,何かあったの?」と尋ねてみるのですが,みんな「いや,別に…」と言うばかり。ご家族も首をかしげています。

改善してくれているのはとても嬉しいけれど,理由がよくわからないことが何しろ残念。

もったいない。
偶然で終わらせたくないなぁ…。



そんな嬉しい外来の一方で,もちろん残念ながら今のところうまくいっている気配のない診察もあります。

患者さんであるこどもたちが元気になるのは,こどもたちががんばっているから。
そして,こどもたちがなかなか元気になれずにいるのは,私がうまくお手伝いできていないせい…。

私が「あぁ,上手にサポートできていないなぁ」と感じさせられるこどもたちには,なんとなく共通点があるようだということにごく最近になって気付きました。
その共通点をここに書くのはやめておきますが…ここ数年間の自分の臨床を振り返ってみると,私が診療を苦手とする患者さんにはある一定のタイプがあるようです。

でも,まさか外来で「あなたのような患者さんを診るのは苦手なんですよね…」なんて言うわけにはいかないし。
ひとりでも多くのこどもたちに元気になってもらうために,どうにかうまくサポートできるようにならなくちゃ!

自分の課題が見つかったのはありがたいこと。この機会に,なんとか克服する手立てを考えてみたいと思います。



 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
↑ おかげさまでランクUPです。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪


なかのひと

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)