先日の学校の先生方との会話を通して,飽きもせずいろいろ考えているところなのですが。
どういうわけなのか,学校と保護者という2者が対立関係になってしまいがちなことが多いことが気になっています。
たとえば,
「うちの子が友達とうまくいかないのは(あるいは,勉強についていけないのは),担任の先生のフォローが足りないから」と保護者が言い,
「○○くんが友達と仲よくできないのは(あるいは,勉強が苦手なのは),家庭での躾がうまくいっていないから」と担任は言う。
そんなことはザラにあるように思います。
こういうとき,間に立たされた○○くん本人はいったい何を思うやら。
そして,保護者が希望して私たち精神科医のところを尋ねてこられた場合には「学校の対応に納得がいきません」という話になり,学校から説得されて本人とご家族が受診に至った場合には本人のための受診というよりもむしろ「母親の本人に対する対応のまずさを指摘してほしい」という学校側の意図が見え隠れしていたり…。
ええ,私としてはどちらの立場に与するつもりもないのですが。
保護者も先生方も,こどもが学校によりうまく適応できることを望んでいるのに,どうして対立しなくちゃいけないんだろう?
お互いにうまく対応できているところを褒め合ったり感謝し合ったりして,情報交換しながら協同してこどもの発達を支えていけばいいのに。
非難し合ったり責任をなすりつけ合ったりしたところで,こどもは変わらないよ?
…そんなことを考えながら,学校とも保護者ともできるだけいい関係を作ろうとしてしまう私は,八方美人の調子イイひとなんだろうか。
学校臨床って,じつに奥が深いですな。

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