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またまた続きです。

自分の働きたい地域で児童精神科医療を行うための人脈を広げながら、一般精神科医として働く…。

そんな毎日を過ごしながら感じる難しさもあります。

ひとつめは、こどもの心の診療をするためには時間がなさ過ぎること。

おもにおとなを対象とした一般精神科診療はひとりあたり長くて10分程度。
だいたいそのつもりで予約人数も1時間5-6人に設定してあるのですが、こどもの患者さんにはできることなら初診1時間、再診は少なくとも30分を割きたいなぁ、なんて思ったら、途端におとなの患者さんの予約診療が回らなくなってしまう…。

こどもの患者さんを診るためにおとなをあまり診ないとなると、ほかの先生方の負担が増え迷惑を掛けてしまうことになるし、こどもの患者さんのために長い時間を掛けたところで診療報酬は診察に掛かる時間に対して全然高くない(加算は一応ついても診療時間には比例しません)ので、病院の収益にもつながってこない。

…そんな状況なので、一般精神科でこどもの診療を積極的に行うことを周囲から歓迎してもらえるなんて夢にも思えないわけで。
結局、肩身の狭い思いをしながら、こどもの診療してます!ってこともPRできず(だって患者さんが殺到したら周りのみんなはますます困ってしまいます)、細々と診させていただくことになります。

ふたつめは、児童精神科医の先輩の先生方から系統的な指導が受けられないこと。
こまめにスーパーバイズを受けたり気軽に相談したりできず、自分の判断で診療を進めていくことになるわけですが、そこには常に大きな責任が伴います。
だから、研修会・講演会や文献などから自分でどんどん知識を得ていくことも必要…。

そんな状態でも、「こどもの心を診療する医師も必要だから」と診ることを許してくれる職場の上司・同僚たちや、「あの先生ならこどもも診てくれるから」とこんな私でもあてにして患者さんを紹介してくださる他科・他院の先生方やバタバタした雰囲気の頼りない診療でも笑って大目に見てくださる患者さんやそのご家族に支えられ、励まされながら、ゆっくりキャリアを積み重ねる日々。

児童精神科医の先輩から手厚い指導を受けられない環境でも頑張ろう! という決心と地域のみなさんに育てていただいているんだ、という感謝の思いでなんとかやっている、というのが本当のところ。

大胆に貪欲に、自分のやりたいことに向かって頑張らないとねっ!

 

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