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< 子どもの本能(10) 最終回 | メイン | 迷惑を掛けて良い >
2009.11.17 10:30 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  office  | 推薦数 : 0

眠られないからしんどい!

眠られないからしんどい!

 不登校や引きこもりで、心が辛い状態にある子どもは、夜眠られないから昼間寝てしまい、昼夜逆転の生活をする傾向にあります。夜は辛さが減って子どもなりにゲームやテレビなどを楽しめます。眠気が来ません。昼間はだるさや辛さがあり、何もできないし、眠気が来ますから、眠り込んでしまいます。

 その様な生活の仕方は常識的に不健康な生活と考えられますが、心が辛い状態の子どもでは、目立った病気をしないし、身体の成長にも枠影響を及ぼさないし、子どもが元気になれる近道なのです。子どもが元気になったら、子どもは昼夜逆転を止めます。

 親が子どもの昼夜を逆転した生活を許せないと、子どもも自分の昼夜逆転をした生活を許せません。子どもは夜眠られないから、大量の睡眠薬を飲みます。大量の睡眠薬を飲んでも、なかなか寝付けません。夜ぐっすり眠られなかったまま、翌朝起きてしまいます。起きても体調が優れないし、気分も優れません。そのとき親や子どもは”夜眠られなかったからしんどくなっている”と理解します。

 もし夜眠られなかったからしんどいのだとすると、昼間自然と眠られるはずです。昼間しんどく感じる子どもは、寝不足でも昼間も眠られません。次の夜も眠られません。つまり子どもがしんどく感じる原因は他にあることになります。不登校なら学校に行けない自分、引きこもりなら引きこもっている自分を許せない(葛藤状態になっている)から辛くて、その辛さが著しいから、どうにもできない辛さが子どもを襲い続けています。心も体も安まらないから、昼も夜も余計しんどく感じ続けます。それは夜眠られたかどうかと言うことと直接関係ありません。

 その少しでもしんどさが軽減する夜に、眠くない夜に、無理をして眠ろうとすると、しんどさが増強してきます。睡眠薬も効きづらくなります。それは辛い心を元気にするのに損をします。自分の状態に素直に反応して、眠くない夜に起きて、眠たくなる昼間に眠った方が、心の回復にはよいですし、生理的にも身体的にも問題を生じません。 

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