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信じて待つ
ある不登校、引きこもりの子どもを持つ母親が言いました。「”子どもを信じて待つ”積もりでこどもへの対応を続けています。しかし、時に”子どもの何を信じるのか”と信じることに疑問を感じてしまうことがあります。けれどどことなく子どもを信じたつもりで、毎日を生活しています。」と言いました。
”子どもを信じる”という内容を抽象的に一言で言うなら、”今、目の前の子どもの姿を、ありのままそれでよいと思う様にする、思ってあげる”ことです。辛そうで色々な病気の症状を出している子ども。荒れて怒鳴ったり、ガラスや壁に穴を開ける子ども。部屋に閉じこもっている子ども。親を奴隷のように使う子ども。どのような子どもの姿でも、全てその子どもにはそれでよいと認めることです。
子どもが親や大人達から好ましくない姿であっても、その子どもにはその様な姿にならなくてはならない理由があると思うことです。その理由が親や大人に分からなくても、子どもにはきちんとした理由があると信じてあげることです。
このような説明を受けた後、母親は、「家の子供は、今は、疼く心の傷を癒すために、私たち親にとって好ましくない姿をしています。けれどそれは、子どもが家で辛さから守られて、ゆっくりしているだけ。決してさぼりたいから、怠けたいから、その様な姿にしているのでしょう。
親が子どもをどうにかしようとするのではなくて、子どもがその子どもなりに好きなことを好きなだけするのを認め続けることですね。好きなことができないときは家の中でのんびりしていれば、時間がかかるでしょうが、いつか学校や人で疼く心の傷が癒え、エネルギーが貯まって、この子なりに動き出し、自立するのでしょうね。
その結果が良くても悪くても、子どもが自発的に行ったことを、決して褒めも、叱りもしないで、何か問題が生じてもその責任を私たち親が取り、ただひたすら子どもが元気になるのを待ち続けます。そうすればきちんと、自立した、大人としての道を、子どもは歩みだすのでしょうね。このような子どもの将来を信じることなのでしょうね。」と、言いました。