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2009.07.13 16:33 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  office  | 推薦数 : 0

信じて待つ

信じて待つ

 ある不登校、引きこもりの子どもを持つ母親が言いました。「”子どもを信じて待つ”積もりでこどもへの対応を続けています。しかし、時に”子どもの何を信じるのか”と信じることに疑問を感じてしまうことがあります。けれどどことなく子どもを信じたつもりで、毎日を生活しています。」と言いました。

 ”子どもを信じる”という内容を抽象的に一言で言うなら、”今、目の前の子どもの姿を、ありのままそれでよいと思う様にする、思ってあげる”ことです。辛そうで色々な病気の症状を出している子ども。荒れて怒鳴ったり、ガラスや壁に穴を開ける子ども。部屋に閉じこもっている子ども。親を奴隷のように使う子ども。どのような子どもの姿でも、全てその子どもにはそれでよいと認めることです。

 子どもが親や大人達から好ましくない姿であっても、その子どもにはその様な姿にならなくてはならない理由があると思うことです。その理由が親や大人に分からなくても、子どもにはきちんとした理由があると信じてあげることです。

 このような説明を受けた後、母親は、「家の子供は、今は、疼く心の傷を癒すために、私たち親にとって好ましくない姿をしています。けれどそれは、子どもが家で辛さから守られて、ゆっくりしているだけ。決してさぼりたいから、怠けたいから、その様な姿にしているのでしょう。

 親が子どもをどうにかしようとするのではなくて、子どもがその子どもなりに好きなことを好きなだけするのを認め続けることですね。好きなことができないときは家の中でのんびりしていれば、時間がかかるでしょうが、いつか学校や人で疼く心の傷が癒え、エネルギーが貯まって、この子なりに動き出し、自立するのでしょうね。

 その結果が良くても悪くても、子どもが自発的に行ったことを、決して褒めも、叱りもしないで、何か問題が生じてもその責任を私たち親が取り、ただひたすら子どもが元気になるのを待ち続けます。そうすればきちんと、自立した、大人としての道を、子どもは歩みだすのでしょうね。このような子どもの将来を信じることなのでしょうね。」と、言いました。
 

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2009.07.08 10:48 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  office  | 推薦数 : 0

子どもの本能(6)

5)習慣化していない

 大人は子どもに比べて、経験が豊富です。同一環境下での生活時間が長いです。それは色々な環境変化に対応して、上手に対応ができるという意味になります。同一の変化に対して、それに十分に対応ができる同一の反応をします。大人は保守的になってしまいます。
 子どもは環境からの経験量が大人と比べて少ないです。同一の環境変化に対して、色々な反応の仕方をします。時には危険を伴う反応の仕方をしますし、時には思わぬすばらしい反応をしたりします。それは環境の変化に対応する仕方を十分に知らないことになります。また、大人にはない、新しい反応の仕方の獲得にも成ります。

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 小中学生の8割でいじめたり、いじめられたりした経験があるという実態が26日、国立教育政策研究所の追跡調査で報告されました。多分、子ども達へのアンケート調査でしょうから、子どもによっていじめの概念が異なると思います。子どもによって受けた虐め、行ったいじめの程度は異なると思います。それにしても子ども達はいじめにとても敏感になっている姿であると判断されます。報告書ではいじめが根深い問題であると表現しています。

 その一方で、教師達は自分達の学校には虐めはないと判断してきています。この事実は、子ども達がいじめについて敏感になっている一方で、教師達はいじめについて関心を払っていない姿だと思われます。つまり子ども達は学校生活の中でいじめられないように絶えず注意をしていなければならないし、ついつい虐めもしてしまっているという事実です。

 子ども達は今の学校で勉強に集中しようとしても、できない現実があることを示しています。教師達が子ども達の成績を上げようと一生懸命でも、子ども達はその様な教師についていけなくて、自分を守ることで精一杯であることを、教育関係者は認識すべきです。

 今まではいじめる子どもが悪い、いじめる子どもを矯正して、いじめをなくそうとしてきていますが、その様な大人の考え方が間違っていることを、子ども達がはっきりと示しています。

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