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子どもがよい子を演じる
子どもがよい子を演じる場合について、二つの場合があります。
一つは心が元気な子どもがよい子を演じる場合で、挑戦とも表現できます。子どもがその子どもの能力以上のことを求められたとき、子どもがその求められたことを達成しようとする姿です。
それは子どもにとって辛いことですが、多くの場合親からの喜びを得られるので、その喜びで辛さを解消して、よい子を演じ続けます。挑戦し続けます。親から得られた喜びで辛さを解消できないときには、子どもはよい子を演じるのを止めて、挑戦を止めて逃げ出します。この場合も逃げ出せることが多いので、逃げ出せたときには子どもの心に後遺症を残すことはありません。
逃げ出せないときには、または自分から逃げ出そうとしないときには、子どもは辛いという症状を出しながらよい子を演じ続けます。挑戦を続けます。その過程で目的を達したら、子どもは全ての症状を出さなくなって、能力を高めて、大きな自信を持てます。
逃げ出せなくて、かつ目的も達成できないときには、子どもはだんだん元気を失っていきます。子どもは心が辛い状態になっていきます。問題行動を起こしたり、病気の症状を出したりします。
もう一つは心が辛い状態の子どもがよい子を演じる場合です。心が辛い状態のこともだ辛い状態になったとき、子どもはその辛い場所から逃げ出そうとします。逃げ出せたらそれ以上辛くなることはないですが、逃げ出せないときには子どもは辛さを素直に表現しないで、よい子を演じます。よい子を演じて辛さから逃れようとします。
よい子を演じている内に辛さから逃れられたら、子どもは元々の辛さの範囲で辛さを感じるだけですが、よい子を演じている内に辛さから逃れられないときには、子どもはよい子を演じる限界が来て、問題行動を起こしたり、病気の症状を出すようになります。
元気な子どもが演じる良い子と、心が辛い状態の子どもが演じるよい子と、その姿からは区別をつけられません。子どもがよい子を演じるようになる前の子どもの姿、よい子を演じている経過から、判断をするしかないし、また判断できます。