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8日朝17歳の少年が父親を背中から刺して死亡させたというニュースが報道された。私たちが活動をする地元でこのような事件が起きたことは、とても残念だ。これだけ不登校の子どもが多いのに、不登校の子どもが事件を起こすまで追い込まれているのに、どうして社会が不登校を子どもの立場から考えるようにならないのか、不思議でならない。
現在不登校の問題は学校や関係する大人の思いで解決策が図られている。それは不登校の子どもの心とはかけ離れた議論になっている。子どもの立場から言うなら、不登校は子どもの潜在意識の反応であるから、子ども自身も”なぜ自分が学校に行こうとすると、学校に行くと辛くなる”のか理解できない。
子どもが言葉で自分の不登校を説明したとしても、それは周囲の大人を納得させるために、その子どもの持つ知識を駆使して表現しただけであり、決して自分の潜在意識を理解して言っているのではない。
この少年も「引きこもりを打開しようとして」と言っているが、この少年の潜在意識は「死ぬほど辛い高校に行かされるから」というものである。だから少年は自分を辛い高校に行かせようとする父親を発作的に刺したのである。
少年は中学時代から不登校気味だった。不登校をしていても親から無理矢理に学校に行かされた日々が続いていたはずだ。学校に行けば学校から不登校のことを責められないために、めいっぱいよい子を演じて明るく振る舞っていたことが同級生の話から伝わってくる。
中学を卒業しても、高校に進学することを父親から要求され続けていたのであろう。辛くて行くことのできない通信高校に進学して、また精一杯よい子を演じて、辛さに耐えきれなくなり、引きこもり、それを責める父親を辛さから発作的に刺したのだと考えられる。
これが事件を起こした少年の立場からのこの事件の説明である。