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不登校、引きこもりの子どもがする親への暴言、暴力
不登校や引きこもりの子どもは、突然親の向かって暴言を吐いたり、暴力を振るったりします。ただでさえ子どもの不登校や引きこもりで悩んでいる親にとって、子どもが理由もなく暴言や暴力を振る事実をとても理解できませんし、それらはより一層親を辛くしてします。
あまりにひどい子どもの暴力で、親は家を飛び出さなければならなくなることもあります。最大限の親の愛情を注いで育てた子どもが親に向かってする暴言や暴力を、親としてはとても許せないと感じる場合もあります。警察を呼んで子どもを押さえつける必要を感じる場合もあります。親もとても生きた気持ちがしなくて、時には親も子どもを殺したくなるときもあります。
あれだけ親に優しかった子どもが、あれだけよい子だった子どもが、なぜ親に向かって暴言や暴力を振るうようになるのか、それを理解するためには”恐怖を生じる条件反射”を理解しなければなりません。ここでは”恐怖を生じる条件反射”の説明は省略します。
子どもは”学校”のような、その子ども以外の人には何でもないか、または楽しい物で、その子どもがとても辛くなるような条件刺激を学習しています。学校などの親からみたら楽しいところ、どの子どもも毎日通って当たり前のところから、不登校、引きこもりの子ども達は恐怖を感じて辛くなっています。
何かで辛くなっている人を含めたほ乳類は、辛いところから逃げ出します。けれど何かの理由で逃げ出せないときには自分を辛くして追い込んでいる相手に攻撃をします。いわゆる窮鼠猫を噛むという姿です。辛い子どもは相手のことを思いやってあげる余裕はありません。ほ乳類としての本能から自分という個体を守ることしかできません。自分を辛さから守るので精一杯なのです。
いくら親が子どもの不登校や引きこもりで辛い思いをしているからといって、その親の辛さを考慮する余裕はないです。それどころか子どもが辛くて不登校や引きこもり状態であることを許せない親にますます辛さを感じて、より一層強い暴言や暴力を振るうことになります。
8日朝17歳の少年が父親を背中から刺して死亡させたというニュースが報道された。私たちが活動をする地元でこのような事件が起きたことは、とても残念だ。これだけ不登校の子どもが多いのに、不登校の子どもが事件を起こすまで追い込まれているのに、どうして社会が不登校を子どもの立場から考えるようにならないのか、不思議でならない。
現在不登校の問題は学校や関係する大人の思いで解決策が図られている。それは不登校の子どもの心とはかけ離れた議論になっている。子どもの立場から言うなら、不登校は子どもの潜在意識の反応であるから、子ども自身も”なぜ自分が学校に行こうとすると、学校に行くと辛くなる”のか理解できない。
子どもが言葉で自分の不登校を説明したとしても、それは周囲の大人を納得させるために、その子どもの持つ知識を駆使して表現しただけであり、決して自分の潜在意識を理解して言っているのではない。
この少年も「引きこもりを打開しようとして」と言っているが、この少年の潜在意識は「死ぬほど辛い高校に行かされるから」というものである。だから少年は自分を辛い高校に行かせようとする父親を発作的に刺したのである。
少年は中学時代から不登校気味だった。不登校をしていても親から無理矢理に学校に行かされた日々が続いていたはずだ。学校に行けば学校から不登校のことを責められないために、めいっぱいよい子を演じて明るく振る舞っていたことが同級生の話から伝わってくる。
中学を卒業しても、高校に進学することを父親から要求され続けていたのであろう。辛くて行くことのできない通信高校に進学して、また精一杯よい子を演じて、辛さに耐えきれなくなり、引きこもり、それを責める父親を辛さから発作的に刺したのだと考えられる。
これが事件を起こした少年の立場からのこの事件の説明である。
昼夜逆転をしている不登校の子どもの親が言いました。
「昼間寝ているから夜に眠られなくて、朝起きられないから学校に行けない。学校に行くために、生活のリズムを正す必要がある。」と言いました。
不登校や引きこもりの子どもは、昼間起きているととても辛くなります。学校に行けない、引きこもっている自分自身を許せなくて(昼間には登校刺激や、引きこもりを否定するような刺激が多い)、いらいらしています。ところが夜になり辺りが暗くてしーんとしていると、このいらいらがなくなり、心がとても落ち着きます。その子どもなりの楽しみをすることができるようになります。
そこでめいっぱいその子どもなりの楽しみをして、夜を過ごすことになります。そして朝になると眠くなり、寝てしまいます。昼間寝ていると、昼間に感じるいらいらを感じなくてすむので、子どもは昼間起きて生活をするより楽に一日を過ごせます。
子どもが元気になるためには、この昼夜逆転の生活がどうしても必要なのです。不登校や引きこもりの子どもには、安心して昼夜逆転の生活をさせてあげてください。
昼夜逆転をした子どもが昼間眠られないと、子どもはますます辛くなり、暴れたり、病気の症状を出したりしやすくなります。すると親は子どもが病気ではないかと疑い、子どもを病院に連れて行きます。医者は子どもが暴れたり、病気の症状を出すのは、子どもが病気だからであると診断して、子どもに薬を飲ませます。