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2008.10.30 15:13 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  office  | 推薦数 : 2

子どもを外見で評価する

 神奈川県立神田高校で、髪型、ピアス、服装などの外見から入学合否を決定していたというニュースが新聞で報道されました。教育は先生方が子ども達から信頼されて成立します。子ども達からの信頼を裏切るようなこの種の学校側のあり方では、子ども達は学校での教育を受ける気持ちになりません。多くの生徒は不信感を押しこらえて、高校卒業という学歴を得るために、勉強したいと思うこともなく、只単にこの高校を通過していくだけでしょう。

 このニュースと同じように私を驚かせたのは、神奈川県の教育委員会に送られてきた120通の電話とメールの内容です。「学校のやり方に賛同する電話やメールが目立った。子どもの立場を認めようとする意見は少数だった」と報道されています。これらの意見が日本国民の意見を代表していると言えませんが、多くの大人が子どもの方に問題と考えるから、学校側の対応を認めようとする大人が多いと推測されます。

 髪型で、ピアスで、スカートの丈で、子どもを評価する問題点は既に間違っていることは議論され尽くされていると思います。それでもまだ子どもの心を見ないで、子どもの外見だけで子どもを評価しようとする教育者がいるのに驚きます。子ども達はいろいろな形で自分を表現しています。その中には髪型で、ピアスで、スカートの丈で、自分を主張している子どもがいます。それが教師の捕らわれた見方に反しているから、問題だと考えるのが教育者として間違っています。子ども達は自分たちのあり方が認められたら本当に優しいです。子どもの心に余裕が出来たら、自分の主張を止めて、教師の希望に合わせてくれるようになります。

 子どもが認めてくれと自己主張をしている姿を、教師の捕らわれた見方から否定して、教師の見方を矯正しようとする(学校では生活指導、又は生徒指導と表現している)と、子どもはますます辛くなります。自己主張を強めて、生活指導に反発してきます。教師は生活指導が難しくなると感じます。生活指導が難しくなるのは、子どもに問題があるのではないです。子どもを信頼しないで、教師の捕らわれた見方を矯正する教師に問題があります。この高校のように、生活指導が難しい子どもは拒否をするという教育のあり方は、学校として失格です。公教育は教育をする教師の立場から考えるのではなくて、教育を受ける子どもの立場から考えるべきです。 

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