| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
心が辛い子どもが話す話の聞き方
心が辛い状態の子どもは、自分の辛さを信頼する大人に話して、少しでも楽になろうとします。しかし話を聞こうとする大人が子どもを責めて、かえって子どもを辛くするようだと、子どもは大人を信頼しなくなり、話をしなくなります。心が辛い状態の子どもが自分の心の内を話してくれないという事実を、大人は子どもに問題があると考えがちです。心が辛い状態の子どもがその辛さを話さないのは、子どもの話を聞こうとする大人の話の聴き方に問題があります。
大人は心が辛い子どもが話す話を、子どもの方で話を止めるまで聞き続けなければなりません。子どもは話したいから話しています。子どもが話したいという意志を、大人は尊重する必要があります。大人の都合で子どもが話すのを止めさせると、子どもの話したいという欲求は満たされません。それは子どもが大人を信頼しなくなります。子どもはそれ以上、大人に自分の心の内を話さなくなります。
大人は決して心が辛い子どもから、話を聞き出そうとしてはいけません。子どもから話を聞き出そうとすると、子どもは大人に対して身構えてしまい、よい子を演じてしまいます。子どもが本当に話したいことを話せません。大人は子どもが話したいことを、ただただ聞き続けることが大切です。
話を聞いているとき、大人は子どもの話を聞いているというサインを送る必要があります。子どもの話を聞いているという態度が必要です。しっかりと子どもの目を見て、ひたすら聞き続けます。子どもの話には、自然な形で相づちを打ってあげる必要があります。決して子どもの話を遮ってはいけません。しかし聞きそびれたり、理解できない言葉を使ったときには質問をしても良いです。
子どもが話すのを止めたときには、話を止めたという事実を尊重してあげてください。子どもが何も話さないという時間と事実を大切にしてください。沈黙の時間を大切にしてください。子どもが次に話し出すまでじっと待ってあげると良いです。子どもの沈黙の時間とは、子どもが話したいことをまとめている時間か、話を聞いている大人に話したくないときです。子どもは自分の思いがまとまったら話を再開してくれるでしょう。子どもは話したくなかったらいつまでたっても話さないでしょう。子どもが信頼できなくて、話したくない大人なら、いくら子どもから話を聞こうとしても、子どもは話をしてくれません。大人は話を聞くことをあきらめるべきです。
聞き手の大人から発する言葉は、ききそびれた時に聞き直す言葉と、理解できない言葉の説明を求める言葉が可能です。子どもが辛さを表現したときに、大人は共感の言葉を加えると良いです。また、子どもがその子どもなりに重要な言葉を発したときには、その言葉をオーム返しに繰り返してあげるのも良い方法です。
子どもが質問をしたときには、その質問の範囲で、大人は「私はこう思う」という形で答える必要があります。答えられないときには「わからない」と答える必要があります。それ以上のことは言わないでください。子どもの話を分析し、解説してはいけません。分析や解説は聞き手の大人の思いを押しつけることになるからです。まず子どもなりの理解を認めて、その子どもなりに考え方をまとめさせてあげる必要があります。