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注釈
>子どもが成長して社会に出て、会社の一つの歯車として生きるのには十分なようです
この言葉は一般の社会で一生懸命働いている人を否定していると、多くの大人は感じるでしょう。勿論大人がこのようにして働くから、日本社会が成立していて、とても大切なことであることは間違いありません。大人がこのようにして働くから、家庭も安定して維持できています。働いている大人も、プライドを持って会社を運営する一つの役割を必死で担ってきています。大人は自分の意思で、子どもが歯車と表現する立場に納得できるようになれるのです。
ところが受験戦争で辛い思いをしている子ども達、勉強などの競争で辛い思いをしている子ども達は、会社のために、生活のために、身を粉にして働いている大人を批判的に見ています。学校で辛い思いをしている子どもは、自分を辛くする物を許せないのです。親や学校から要求される学業。興味もなく、やる気もなく、それでいてやらないと尻をたたかれる。子どもはその辛さに耐えながら、与えられた物をこなしていきます。このように苦しみながら成長していって、その先に見える物は大人社会の歯車になっている自分です。今の子どもの辛さが延々と続くと理解してしまうのです。
子どもは子どものしての本能、自然にわき出すエネルギーに富んでいます。同じ事の繰り返しや、辛いことから逃げ出すしか、自分の心を維持できません。歯車になるのは嫌だ、自分らしく生きたい。自分らしく生きようとしても許されない。唯一許されることは、大人の掌の中で、そこからはみ出さないようにするだけです。歯車となる大人の生活が刻々と近づいてくる。そうしたときに、子どもは自分の思いを捨てて、大人の要求に添うようにしか生きる方法がないと、諦めるしか生きる生き方を見つけられないです。自然にわき出すエネルギーをその辛さに耐えるためにしか使えないです。辛さに耐えるためにエネルギーを使い尽くしてしまいます。
大人の思うように生きてくれる子ども、よい子を演じ続けてくれる子どもは、大人にとってとてもありがたいです。一番ありがたいのは為政者や企業の経営者、親でしょう。節度を守って為政者や経営者、親の思うように人々が動いてくれるから良い国民と評価されます。良い子どもと評価されます。その評価と裏腹に、子どもは陰で何か辛さを解消する物を捜しています。
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