office
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/09 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック

2008.09.30 18:45 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  office  | 推薦数 : 1

やる気を起こさせる

やる気を起こさせる

 「子どもにやる気を起こさせる」が今の小学校、中学校教育に不足している重要な問題点の一つです。親も教師も子どもがテストで取った点数ばかりに注目して、その点数を取った子どもの心に全く注目していません。今テストで良い点数を取っても、将来子どもの知識が伸びなければ何もなにもなりません。今テストの点数が悪くても、将来知識が伸びて高い点数が取れた方が、その子どもにとってずっと意味があります。現在の社会通念には、今テストでよい点を取ったら、将来もっとテストでよい点を取れるようになるという誤解があります。

 現在の高校や大学で、勉強をする気のない子どもの多い事実があります。小学校や中学校で身に付けているはずの学力が身に付いていない子どもが多くなっていると指摘されています。それはテストの点数でだけ子どもが評価されているという現実から、子どもがその場しのぎの勉強しかして来なかったからです。子どもに勉強をしたいという気持が湧いてこないことが原因の一つです。

 現在の学校教育のあり方は、多くの子どもに与えられた状況に対してその場しのぎをして、うまく順応して生きる伸びる方法を身につけさせています。子どもが成長して社会に出て、会社の一つの歯車として生きるのには十分なようです。今の日本では一部の競争に勝ち抜いたエリートが社会をリードしています。多くの歯車を形成する人が日本社会の経済的な繁栄を維持しています。競争に耐えきれなかった人が辛い毎日を過ごす結果になっています。場合によっては社会問題を生じるようになっています。

 子どものやる気はテストで取った点数では分かりません。子どもの中には既にやる気を持って小学校、中学校に通っている子どもがいます。多くの子どもについて、そのやる気を延ばすには、子ども一人一人の心を子どもの立場から見つめる必要があります。親や教師は一人一人の子どもの思いを、その子どもの心に沿って聞き、その子どもが興味を持っていることを利用して、興味を伸ばし、やる気を高めてあげる必要があります。

 一部の学校では教師が子どもに興味を持たせるような授業の仕方を研究し、試しています。それは今の授業とは格段に子どもに沿った授業のあり方です。今の学校教育を大きく変える授業の仕方です。多くの子どもを勉強に興味を持たせるのに良い授業法です。しかしそれでもまだ、子どもが興味を持つように教師が働きかける授業の仕方ですら受け入れられなくて、授業について行けなくて、勉強に興味を失っていく子供がいます。子どもが持っている興味から勉強を発展させてあげる必要のある子どもです。

 子どもの心に沿った教育とは、教室で子どもをひとまとめに教育しようとしてもできないことです。決して教師の教えた経験量やテクニックでもないです。教師が一人一人の子どもを、その子どもの心に沿って理解しようとする教師の意欲です。この教師の意欲は現在の学校では全く要求されていません。実現しようともしていません。現在の教師も、子どもにテストでどれだけ良い点数を取らせたかで評価されているからです。

 

固定リンク