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子どもたちの生きづらさはどこから来るか

 ある講演会である大学教授が「子どもたちは、学校でも大変ですが、もっと大変なのは消費社会です」と述べました。テレビや雑誌からの情報に振り回される子どもたちの姿を指摘していました。情報に振り回されるから、子どもたちが辛くなると言っていました。

 子どもたちは自分の周囲にある物を、その子どもなりに上手に使って成長をしています。それは情報についても同じです。子どもたちはその子どもなりに上手に情報を利用して成長しています。けれどなぜ情報に振り回される子どもが出てくるのか、その部分の分析がこの講演ではなされていません。この講演では、情報があれば子どもはその情報に振り回されるものだとの前提で話されていました。

 子どもたちが現在の管理された学校では大変だという事実があります。管理、管理で、子どもたちは窒息しそうになっています。子どもたちが自分たちの子どもらしさを放棄して、親の、教師のロボット化しなければならない事実は、子どもにとって子どもとしての成長をやめろと言われるのと同じです。多くの子どもたちはそれでも耐えていますが、一部の子どもたちは、体は生きていても、心を殺してしまっています。そのような子どもたちにとって、学校が心の屠殺場になっています。親や教師や大人たちからはそのようには見えないけれど、一部の子どもたちには学校がとても辛い所になっています。

 辛さの程度に差があっても、子どもたちの辛い心を、学校の中で、学校の外で、子どもたちは癒して、また翌日学校に来て、その子どもなりに一生懸命成長を続けています。けれど辛さの程度が著しくて、学校の中で、学校の外で、その辛い心を十分に癒せなかった子どもが出てきます。そのような子どもたちが身の回りに有り余る情報を利用して、他の子どもたちと遊びに没頭することで、辛い自分たちの心を癒そうとします。そのような子どもたちの姿が、今の大人たちには情報に振り回される子どもの姿として映っています。そして時にはその子どもたちの遊びが他の子どもをいじめるようになる場合があります。

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