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2007.06.18 14:04 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  office  | 推薦数 : 0

脳内での情報処理(8)

日経サイエンス今年度7月号66ページから、「カラスはなぜ賢いのか」という記事の中のカラスは、食べ物を得るために、食べ物に関連する物を、この記事では紐を自分の方に引っ張り固定するという行動の仕方を、生得的に持っているのでしょう。

 

ですから食べ物を得ようとする情動からの欲求から、試行錯誤の中で、紐を自分の方に引っ張る行動を試みています。その結果が食べ物を得るという報償になっていますから、その行動がカラスの知識と反応の心に永久記憶として記憶されていきます。

 

ただ、カラスには紐を食べ物がある方向とは違う方向から引っ張るという行動の仕方は生得的に持っていません。この記事の中のカラスのように、食べ物がある方向と引っ張る方向が違うときには、カラスは紐を引っ張るという行動はできないことになります。

 カラスの場合、引き寄せることと、引き寄せる方向とが一致していないと、引き寄せるという行動が生じません。食べ物があること、食べ物を引き寄せる方向と食べ物がある方向とが一致する方向だけに、反射的に行動が生じます。

 

人間では食べ物を得ようとする欲求が、食べ物を引き寄せる方向と食べ物がある方向と一致している場合でも、一致していなくても紐を引っ張ることで食べ物が得られることを理解できます。そのときには、まず食べ物がある方向から自分の方に紐を引っ張って食べ物を得るという動作はカラスと同じで可能です。

 

食べ物がある方向と引っ張る方向が逆の場合、そのときは思考の心が働いて、食べ物を縛っている紐の走行を分析することができるからです。陳述記憶にある紐についての知識、紐の走行という知識、その他のその場に必要な記憶を思い出して、それらを取捨選択、組み合わせて、食べ物がある方向と引っ張る方向が違っても、紐を引っ張って食べ物を得ようとすることができます。

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