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2007.05.30 06:53 |  診療  |  研究  |  生活 / くらし  |  office  | 推薦数 : 0

脳内の情報処理 (4)

 反応の仕方の基本は情動行動です。生まれ落ちたときから本能という情動から反応=行動を始めています。その反応=行動の情報は中心灰白質に既に書かれていて、その情報に基づいて反応の仕方=行動をすると同時にその行動の情報は反応の心に書かれて蓄えられていきます。それは基本的だけれどその応用性はきわめて限られています。

 

また、自然発生的な意欲からの反応の仕方=行動の情報は遊びという形で実際の行動に表れて、反応の心に書かれた反応の仕方が蓄積されて来ます。それと同時に平行した形できっと前頭前野眼窩上回の機能が成熟してくると考えられます。情動は眼窩上回を経て反応の心に送られて、反応の心に書かれた情報から反応=行動するようになります。この際には偶然の情動反応の結果が情動評価されて強化されるという形で反応に柔軟性が出てきます。とても複雑な情動反応をするようになります。

 子どもの遊びとはこの本能に書き込まれている反応=行動の仕方を反応の心に書き込む過程です。それと平行して知識の心に情報も蓄え、その知識の心の情報と反応の心の情報とが連合していって、その子どもなりの性格を形成していく課程です。子どもの性格とは決して親との関わりで決まるのではなくて、子どもが遊ぶ遊び方でも決まります。

 ある程度反応の心に反応の心に情報が蓄積されると、ひょっとしたらまだ反応の心に情報が蓄積されていなくても、中心灰白質に書き込まれている反応=行動の情報によってでも、ミラーシステムという物が働きます。つまり、目で見た反応や行動が、反応の心にその情報が書き込まれていきます。実際にはそのような反応や行動をしていないのに、見ただけであたかもその反応や行動をしたかのように、反応の心にその反応や行動の情報が書き込まれ強化されていきます。
 

 このようにして子どもの反応や行動は成立していきます。子どもはその反応の心の中の情報が選択されたときには、その反応や行動をすることが出来るようになります。

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