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脳内での情報処理
人間を含めて動物が行動するときには、体の外からの刺激に反応して、または内部からの欲求から、外からの刺激で、自己内部の状態を把握しながら、自己を修正しながら行動します。外からの刺激にはいろいろとありますが(いわゆる五感)、それらの刺激の内で行動に影響を及ぼす度合いを、脳が情報処理する領域の大きさで計るなら、視覚が一番大きな役目を果たします。
一番多い情報量をもたらします。人間では視覚野とその連合野の大きさは大脳新皮質全体の4分の1(ある本では三分の一と書いてありました)ぐらいあるのではないでしょうか?そこで視覚について脳内の情報処理の仕方を今までの脳科学がもたらした情報から推定してみたいと思います。
光は網膜で神経伝達を可能にする信号に変えられます。網膜の時点で既に一部情報処理されて、視床を経て第一次視覚野に投射されます。第二次から第五次視覚連合野で視覚情報は各図形や色空間配置などの要素に分けられてバラバラに記憶されます。その記憶された場所は新たな視覚情報(私はこれをタグと呼んでいます。このタグは感覚連合野から選ばれます=ボトムアップが、また、
このタグが選ばれたとき、その情報は感覚野へと逆におくられます=トップダウン。)となります。つまりこのタグが励起されますと、このタグが出来た逆の方向に情報が伝わって、記憶の視覚が再現されます。ただし第一次視覚野まで情報が逆に伝わるのかどうか分かりません。夢などでは第一次視覚野が励起されていないと主張する人がいます。
これらの視覚情報がある場所のタグを総まとめにしたタグが前頭前野に出来ると、それが視覚情報が認知されたことになります。同時にそのタグは扁桃体に出来て、その時生じている情動反応と連合=ボトムアップします。つまり、扁桃体に出来たタグは直に情動反応の神経回路と結びついています。