杁差岳登山で出会ったお花を、今回から3回シリーズでご覧に入れます。大日岳登山の際にお見せしたものと重ならないように配慮しました。とはいっても、あれから2週間も経ち、そのうえ標高も500mほど低いですので、おのずと花々の様子も違っていました。
今回の山行では、15科25種の花を撮影しました。大日岳山行のときと同様、名前を調べるのに悪戦苦闘しました。ところどころ自信のないもが多数あります。間違っていたらコメントでお教え下さい。まずここではユリ科2種とキク科6種をご覧下さい。
(画像をクリックすると大きくなります。)
ニッコウキスゲ(日光黄菅、ユリ科)
鉾立峰(1573m)付近北側の斜面で撮影。
一面にニッコウキスゲが咲いていました。素晴らしい眺めです。尾根道を登りながらひょっとして前回の大日岳山行ほど高山植物にめぐり合えないのではないかと不安に思っていたのですが、その懸念を一気に払拭した風景です。
牧野植物図鑑によると禅庭花(ゼンテイカ)ともいうそうです。スゲに似た葉で黄色い花を咲かせ、日光に多いから日光黄菅です。
クルマユリ(車百合、ユリ科)
杁差岳頂上(1636m)で撮影。
面白いことに茎の中間に葉が輪状に生えています。それで車百合です。図鑑で予習していたので、すぐ分かり、得意な気分になりました。
ノアザミ(野薊、キク科)
杁差岳小屋付近で撮影。
コマルハナバチらしきお尻が見えますが、接写を気にせず夢中で蜜を吸っています。
ユリとアザミと明日アップするセリ科の花々が咲きそろうと、夏の高原って感じです。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯、キク科)
足の松尾根の尾根道で撮影。
牧野植物図鑑によると、ヒヨドリグサの名の由来は野鳥のヒヨドリが鳴くころに咲くからとなっています。そしてヒヨドリグサの仲間で葉が4枚輪生する種類を四葉ヒヨドリと呼ぶそうです。しかし「野草の名前、夏
」(山と渓谷社)によると、花を乾燥させたものがよく燃えるので火熾し材として用いられ、そこから「火を取る草」となり、訛ってヒヨドリグサとのこと。そして葉が4枚ずつ輪生する種類を四葉ヒヨドリと呼んだとのことです。
ヤマハハコ(山母子、キク科)
大石山(1567m)手前で撮影。
見るからに高山植物って感じですが、写真だけ見せられて海浜植物だと教えられると、そのまま信じ込みそうです(笑)。
山に生えるハハコグサだから山ハハコです。母子草の名の由来は諸説あり不確定だそうです。
ニガナ(苦菜、キク科)
鉾立峰付近で撮影。
先回紹介したシロバナニガナの親戚です。クモマニガナなのかタカネニガナなのか鑑別に苦しんでいます。舌状花が9枚なのでタカネニガナとしたいところですが、葉の形状が全然違います。
マルバダケブキ(丸葉岳蕗、キク科)
杁差岳小屋周辺で撮影。
まるで花壇に咲く園芸種のような花で、なんでこんな所にあるの?って感じです。
蕗に似た丸い葉で、蕗より高い山に生えるので、丸葉岳蕗です。
ミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜、キク科)
鉾立峰付近で撮影。
茎や葉に剛毛が生えています。これで顔をこすると剃刀で顔を剃っているように感ずるので顔剃菜(かおぞり菜)、これが訛ってコウゾリナ、その中で山奥に生える種類を深山顔剃菜といいます。
続く。
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