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今、日本の医学会は、iPS細胞の山中教授が間もなく発表されるノーベル医学生理学賞に選ばれるか?、について結構沸いているそうな。

同世代の私たちのヒーローとして、是非受賞して頂きたいと、節に願っている。

が、今の日本の科学の世界では、税収が落ち込む中研究費のみならず大学の運営交付金までが削減される方向で、わが国の科学研究の裾野は間もなく瀕死の状態に近くなるだろう。

その中で結構元気がよいのが再生医療で、「なんだかなぁ・・・?、ホントに患者さんへ使えるの??」という怪しげな研究まで、億単位のグラントが付いている。羨ましいものだ。

私は、「再生医療は、わが国では絶対に根付かない!」と読んでいる。これは絶対当たる。間違い無い。
再生医療は品質管理が極めて面倒かつばらつきが大きいので、余りにもコストパフォーマンスが悪すぎるためだ。

ただでさえ医療費抑制が急務なのに、コストが高額、さらに数をこなせない再生医療に、あざとい製薬企業が乗ってくるはずがない。J-TECが良い例だ。保険適応された日本初の再生医療も、厳しい使用制限のため、売り上げが伸び悩んでいる。

つまり国民皆保険制度と再生医療は、コストパフォーマンスの面で、絶対に整合性が保てないのだ。


かたや、私は今でも細々と遺伝子治療の研究と臨床試験を進めている。
今や厚生科研の研究細目からさえ外されてしまい、絶滅危惧種とさえ言われる遺伝子治療も、また瀕死の状態である。

研究費の審査員である偏狭な考えを持った科学者や、財務省から予算をぶんどるために流行にしか目が行かない官僚さんのおかげで、「遺伝子・・・」と名前が出ただけで、まずそこそこの研究費は付かない。そのため私を含め、この分野の研究者はずいぶんと煮え湯を飲まされている。

日本では、遺伝子治療の臨床試験をするだけで、とてつもない労力が発生するのに、研究資金を確保することさえ大変なのだ。

一方海外では、地道な進展が見られている。

先天性免疫不全症やレーバー先天盲での成功、そしてつい最近である9月16日のNatureに、beta-サラセミアに対するHIVベクターでの成功が報告された。

たった一例報告なのに、Natureである。すごい!

それほどこの治療法には、医学上のインパクトがあるということだ。(ただ、ベクター挿入部位近傍のHMGA2を高発現するクローンの増殖が見られている。悪性化ではないが、少し気になるところである)

科学・医学の進歩は、広い裾野と一見ムダに見える研究から生まれてくるものだ。

科学への投資は未来への投資である。

そのことを軽視し、効率性のみを追い求め、偏狭なモノの見方しか出来ない日本の科学技術政策は、やがては取り返しの付かないところまで行くだろう。

第2の山中教授がわが国から出てくるか、は、はなはだ疑問である・・・。

ちゃんちゃん!

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オレ様の医療費膨張抑制案

よね様 / 2010.08.16 18:39 / 推薦数 : 0

以下、ちょっと前の記事だけど・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
09年度医療費、35.3兆円=7年連続で過去最高を更新―厚労省
8月16日17時11分配信 時事通信
 厚生労働省は16日、2009年度の医療費動向調査の結果を発表した。医療保険と公費から支払われた概算医療費は前年度比3.5%(約1兆2000億円)増の35兆3000億円となり、7年連続で過去最高を更新した。高齢化の進展に加え、医療技術の高度化が医療費膨張の要因となっている。
 70歳以上の高齢者医療費は4.6%増の15兆5000億円となり、全体の44.0%を占めた。この構成比率は統計を取り始めた2000年度(37.7%)から上昇を続けている。 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

医療費、上がりっぱなし・・・。
でも少しでも削ると、アッと言う間に医療崩壊・・・。
どうしたら良い??

ここでオレ様的医療費膨張抑制政策、第一弾を。
政治家の皆さん、心して検討するように!!

以下は、全体の20%(=7兆円)を占める「医薬品」の場合。

考え方は簡単!
1)特許切れの医薬品は全て国民皆保険でカバー
2)特許が生きている「新薬」は高額なので、民間保険を活用
という二段構えの保険制度にする。

国民皆保険が使える薬と、使えない薬を、特許の有る無しで決めるのだ。

これしかない!

言わば、日本とアメリカの折衷案だな。

色々と反対意見はあると思うけど、このまま放置するとギリシャの二の舞。国が破綻するぞ!

特許切れの医薬品は、10〜20年の使用経験があり、既に安全性や副作用も十分にわかっているし、ジェネリックも参入できるので、競争原理が効く制度に切り替え、自然に支出抑制傾向になるように仕向ける。
そしてここだけ国民皆保険がカバーするようにする。

さらに抑制するなら、できるだけ「ガスター10!」のように、出来るだけ薬局へ置くように切り替えていくべし。

一方、新薬はとにかく高い傾向なので、ここは民間保険に加入する人だけが享受できるようにする。

新薬は高い価格に見合ったものかどうか、もともとよくわからないし、製造販売が認可されても副作用が起きたり、その後に作用が不十分で適応を取り消されることもあるのだから、そのような部分を国が対応してあげる必要は無し! 自己責任!!と割り切る。

また先進医療は、既に民間保険が頑張り始めているので、これを奨励し、益々促進する。


まあ、これで約半額(3.5兆円)くらいになるかなぁ・・・。

え、これでも1割減に過ぎない???

う〜ん・・・

じゃ、次回はさらに提案することにしよう!!

ちゃんちゃん!!

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トヨタのリコール問題、まだまだ続きそうですが、今日面白い記事を見つけた。

アメリカ下院公聴会で、泣きながら「トヨタよ!恥を知れ!!」と罵ったオバさんの、問題となったレクサスのその後・・・

http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022501000403.html

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レクサス、「急加速」なく使用 現在の所有者に確認

 【ニューヨーク共同】23日の米下院公聴会で恐怖の「急加速」体験が披露されたトヨタ自動車の「レクサスES350」が、目立ったトラブルもなく現在も使用されていることが24日分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。

 米道路交通安全局(NHTSA)が現在の所有者に確認したところ、3千マイルの走行距離で購入後、2万7千マイルに達したがこれまでに大きいトラブルを起こしていないという。

 23日の下院公聴会に出席した米テネシー州に住むスミス夫妻は、保有していたレクサスES350を2006年に運転中、車が勝手に加速して時速160キロに達する恐怖の体験をしたと涙ながらに証言。この経験の後で車は売却したという。

2010/02/25 12:17 【共同通信】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まあ、きっと、トヨタももう少し運転がヘタな人にも問題が起きないようなセッティングをすべきだっただろうし、確かに対応も機敏にすべきだったかもしれないし、はたまた政治ショーにトヨタがはまってしまった、という側面もあるだろう。

でも、
1)他の人が運転したら、問題は起きなかった??
2)問題が起きたクルマを、何と廃車にせず売り払った??
のに、トヨタが一方的に悪いのかなぁ???

問題を認識しながらクルマを売っぱらったこのオバさんの神経たるや、なかなか見上げたものだけど・・・。

また、他の人が運転して問題が無いのなら、科学的にはかなり個人の問題の可能性が高いんだけどね。
このオバさん、自分の事を反省しないのかなぁ・・・。

科学的に分析無く、情緒的に報道されると、もうどうしようも無いのね。

う〜ん・・・、自動車メーカーにとっても、被害者様が一番怖いんだ、ということが分かりました。

ちゃんちゃん!

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スパコン(ペタコン)・・・?

よね様 / 2009.11.26 00:51 / 推薦数 : 3

面白いですねぇ〜 事業仕分け。
んでもって、週末から「スパコン(ペタコン)、バッサリ!!」で大騒ぎ!です。

ついに、ノーベル賞受賞者全員集合!して、「必殺仕分け人の・・・アホ! とっとと予算を戻さんかい! ボケ!!」の大合唱です。

う〜ん、確かに言わんとすることは良く分かるんですけど・・・。

あまのじゃくなオレ様は、今回は「必殺仕分け人に、一票!」です。

理由は、二つ。

1)「このままじゃ、科学の危機だ」、という論調:
危機なんです、既に・・・。何年も前から。
特に小泉政権以来、科学予算もどんどん増額しているように見えますが、潤っているのは一部のあざとい教授と、その子分だけ。
いったい、どんな研究をすれば、一人の研究者が1年で90億円も使えるの? みんなでニュートリノ! ってか?
一方で地道な研究は、少額の研究すらできないほど、人も予算も付かなくなってしまいました。大学は、今やズタボロ状態です。

だって評価する面々が凡人なのに、天才級の萌芽的考えなんて理解できないでしょ?

少額研究費は、例えば10年、高額プロジェクト研究費は3〜5年で見直すくらいでいいんじゃないかな、というのが、オレ様の意見。

今の研究費は、再分配する一定の研究者とその担当の官僚の方の権力維持装置になっていて、それに群れる研究者が得する構図になっている。

これは見直さなきゃ、ね。


2)「スパコン廃止=科学の危機」と拡大して議論する論調:
これ、ホント??
蓮舫さんがいみじくも「二番じゃダメなんですか?」なんつって、マスコミと科学者から失笑を買ったけど・・・。
これ、ホントに可笑しいこと?

恐らく、日本は欧米に対し、科学技術で全面戦争をするだけの余力は無いんじゃないかな・・・。
とすれば、(1)勝てそうな分野、かつ(2)将来の波及効果が大きい分野、というのが、優先されるべきだよね。

限られた予算・資源なら、一点突破を考えるべき。

と考えても、やっぱりスパコン、なの?
じゃあ、どうしてNEC他の企業は降りたの??
少なくとも国が投資して開発しても、将来の自社の利益にならない、って判断したんじゃないの???

なら、どういう波及効果があるの? 単なる国威発揚?

どうして担当官僚は説明できなかったの?

う〜〜ん・・・。なぞだ・・・。

ただし、オレ様は必殺仕分け人の「同じようなプログラムが複数の省庁に存在するから、整理しなさい!」と言う意見には、科学技術に関してのみ、反対!

むしろ、もっと競争させなきゃ。

例えば、医療技術・医薬品開発関係研究費が厚労省のみになったら、これは大変なことになります。
アクセルとブレーキを同一の省庁が持つことになるから。

文科省、経産省がこの分野に力を入れることで、厚労省への圧力になり、また色々な目で見たプロジェクトについて、それぞれに予算が行き渡るのです。

そもそも科学技術については、100投資して1成功、で採算が取れる、つまり投資効果が現れるようにしなければなりません。

そう、これは宝くじと同じ考え方です。
従って誤解を恐れずに言えば、科学技術は「バクチと同じ」なのです。

そのために、付加利益を最大化することが必要で、そのために、科学技術の知的財産を集約・保護しなければなりません。

無駄を省く、などという発想とは、根本が違うのです。

ということを指摘しておいて、オレ様は仕分け人にエールを送ります。

「頑張れ! 必殺仕分け人!!」

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ついに、再生医療で副作用!

よね様 / 2009.10.01 03:07 / 推薦数 : 7

久しぶりに更新したかと思えば、連続投稿でごめんなちゃい!

ついに、再生医療で副作用発現!

さっき気付いたんだけど、この論文。

Amariglio, N, Hirshberg, A, Scheithauer, BW, Cohen, Y, Loewenthal, R, Trakhtenbrot, L et al. (2009). Donor-derived brain tumor following neural stem cell transplantation in an ataxia telangiectasia patient. PLoS Med. 6: e1000029.

Openなんで、興味のある方はご確認を。

ざっとしか読んでいないけど、胎児脳から神経幹細胞を分離して、血管拡張性失調症(ataxia telangiectasi)患者に移植したところ、4年経って神経系に多発性のグリア系腫瘍を形成したとのこと。

イスラエルの病院からの報告です。

まあ、胎児からの幹細胞分離だなんて、日本では絶対に許可されないだろうけど、大事なことは、動物で見られていた現象が、やはり人間でも起こることが分かったこと。

やはりlineage committmentしているとはいえ、未分化な細胞を移植すると、腫瘍をつくることが確認された訳だ。
もっと基礎研究が必要、だね。

ところでこの論文、今年の2月に公開されて、既に半年経過している。
しかもPLoS Medicineは、Impact Factor15もある、また誰でも閲覧できるオンライン雑誌だ。

何で、マスコミも再生医療学会も官庁も、これを全く取り上げないの?

あのオピニオンリーダーを自負する、日経BPはどうした?

遺伝子治療で白血病(フランス)が起こったとき、あんなに大騒ぎして、類似の臨床試験を止めたのに・・・。
おかげで遺伝子治療は、関係の無いベクターまで同一視されてしまって、既に国のグラントの対象からも外され、研究費の捻出も出来ないであっぷあっぷしているのに。

これまでにも研究費がざくざく付いているiPS細胞のプロジェクトに、今年またどかーんと2700億円プロジェクト研究費(の一部)を付けても、幹細胞による遠隔期の副作用の問題を解決できなければ、結局臨床応用はできないんじゃないの??

研究って、ホントにこんなにお金がいるの?

オレ様は、年に3千万もあれば、立派な研究できるんじゃい! と思っていますけど、何か・・・。

貧乏人のひがみはともかく、この論文、もう少し一般に広める必要ありと思うのですが・・・。

皆さんのご意見は、如何に??

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民主圧勝! で、面白くなる政治

よね様 / 2009.08.31 02:04 / 推薦数 : 3

民主圧勝!

まあ、今までこのブログでも言い続けた通り、予想通りだったんだけど・・・。

理由は簡単。
1)小泉さんが利益団体へ利益を流さなくなった時点で、自民党の集票システムが完全に崩壊していたこと。
2)自民党から離れて行きつつある票を、小沢さんが「生活が第一」という単純なスローガンで拾って行ったこと。
この2点に尽きる。

自民党の安定した集票システムが破壊された時点で、もう既に二大政党制への方向は固まっていた。

その意味で、小泉さんは本当に「自民党をぶっ壊した」んだねぇ・・・。

さて、さあ問題はこれから。

民主党の圧勝は決して鳩山さんの力ではない。
小沢さんの戦術が素晴らしかっただけ。

ただ、小沢さんは選挙のプロだけど、ちゃんと政治をしたことが無い。そして民主党には、政治戦術のプロがいない。

ここが問題。

二大政党制には、必ずカリスマが必要。
だが、鳩山さんでは役不足。
従って、内閣支持率はこの1年でどんどん下がるだろう。

小泉政権が戦術的に成功したのには、組織論上の法則に則っているからだ。

1)常に意図的に「仮想敵国(抵抗勢力)を作ること」、そしてそれをメディアを使ってアピールすること(心情的味方を増やす)。
2)竹中さんへ丸投げすることにより、親分への直接的な批判をかわすことに成功したこと(竹中さんが「サンドバック」に徹したこと)。
3)竹中さんがかなりの戦術家であり、官僚内部の分裂の誘導に成功し、一部の若くて優秀な官僚を味方にすることに成功したこと。

という意味で、竹中さんはやはり頭がいい。ある種の天才である。
またその竹中さんを意のままに操った小泉さんという政治家も、やはり大したもんである。政治の天才だ。

従って、もし鳩山政権が複数年持続するなどということを望むのであれば、
1)選挙のプロであっても政治に疎く、さらに人望がない小沢さんを冷徹に切ること。
2)労働組合系の左翼系勢力を「仮想敵国」として捉え、徹底的に叩き屈服させること。
3)戦術に長けたブレーンを、少なくとも1名持つこと。

挙党態勢や全員野球などと言っている現状を鳩山さんが続けるならば、1年以内に内閣支持率は10%程度に落ちて政局は混迷していることを、ここでオレ様が予言しておく。

まあ、これから4年、そして次の総選挙。
その時に、本当の二大政党制が始まるのだろう。
その前に小沢さんが謀反を起こし、政界再編を起こしているかもしれない。

益々、政治に目が離せなくなってきた!

ちゃんちゃん!

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赤壁:諸葛孔明の知恵

よね様 / 2009.08.17 00:47 / 推薦数 : 2

週末、時間があったので、見逃していたRed Cliffパート1+2のDVDを買って、しっかり見た。

まず、ジョン・ウー監督、あんたはえらい!
演出力、バツグンです。さすが一流監督ですな。

金城武、中村獅童、う〜ん、良い役者です。
またまた、リン・チーリン・・・きれいです。絶世の美女です。
女らしい優しさ、しとやかさの中に女しか持ち得ない強さを秘めている。
まさにオレ様ごのみの、最高の女性です。

ヴィッキー・チャオのやんちゃさも、結構好きなのですが・・・。

さて文章で読んだ三国志での場面と比べると、やはりリアル。
感情表現と中国の自然の雄大さ・美しさがマッチして、ホントにいい映画でした。

さて、少し冷静な眼で別の角度から見てみると、あったりまえな事なのですが、闘いに勝つには、「敵を知り、己を知ること」、「高揚したい時ほど、冷静に」、そして「正確な情報、それを分析する知識、さらにそれらを基にして不可能を可能にする知恵」について、改めて考えさせられました。

戦争に戦力は必要なのは確かなのですが、戦力の大小で勝利は決まらないことをこの時代の先人が証明していたことに、改めて感服です。

日露戦争の時、バルチック艦隊を撃破するも、その後の203高地で消耗戦になりつつある一方で、その外交手腕を発揮して日本を勝利に導いた小村寿太郎。

彼のような有能かつ傑出した外交官がいなければ、日露戦争は負けていたとする分析が多いのは間違いありません。

一方で、当初は短期決戦の方針でスタートした太平洋戦争の場合、知らず知らずのうちに消耗戦へ引きずり込まれ、結果として負けてしまった。暗号は筒抜けになり、また外交交渉もほとんど実を結ばなかった。

結局、戦争は各作戦で勝つことより、敵の戦闘意欲を削ぎ、いかに自国に好都合な落としどころで終結させることが出来るか、というのが、重要なのだろう。

そのためには、常に冷静に状況を分析し、どうすれば勝てるか、そのために情報を駆使する(相手に対するカウンターインテリジェンスを含めて)ことが必須なのだろう、と改めて感じました。

そこで改めて大学という組織を考えてみると・・・。

確かに優秀な方々が集まってはいるのだが、オレ様流に言えば「勝ち方」を知らない人が多すぎる。

しかも自分の既得権益を守ることに執着しすぎていて、外を見ていない。思考が内向き。
今の選挙前の政党の言い方と同じで、決まったパイの奪い合いに汲々としている。

会議では偉そうに色々と言うくせに、何かしようとすると、「金が無い、人がいない」と言い訳に終始する。

つまんない連中だなぁ・・・、とつくづく思う今日この頃。

孔雀は、サイズは大きくないが、相手を威嚇するために大きく羽を広げる。そしてその姿は、優雅そのものである。

それでいいのだ。

現有戦力は乏しくても、それなりの闘い方、そして勝ち方があるはず。金が無いときほど、人手が無いときほど、工夫が生まれる。

それを導き出すのが、人間の「知恵」だ。
知識より、知恵を生み出す存在でありたいものだ。

諸葛孔明に、また一つ学んだ気がする。

ちゃんちゃん!

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なんだかなぁ〜 マニフェスト選挙

よね様 / 2009.08.06 10:04 / 推薦数 : 3

ち〜す。

各党のマニフェストが出揃い、テレビも段々選挙モードです。
確かに、今度の選挙は面白い、かも。

オレ様は、まあ結果どうなっても良いのですが(そんなに変わらんだろう、という意味)、冷静にみて民主党の勝ちです。

何でって? 自民党が余りにふがいないから。

要点は、
1)55年体制を総括していない。実のところ、既に小泉さんにぶっ壊されていたにも関わらず、相変わらず過去の利益団体・組織票しか頼れない体制のまま選挙モードになっちゃったこと。
2)麻生さん自身、気が進まないまま突き進んで大勝した小泉・竹中政権+郵政選挙の否定ができず、自己矛盾があること。
3)せっかく民主党代表で「いてくれた」小沢さん(その方が自民党にとって攻めやすかったはず)の息の根を止める事に失敗し、鳩山さんの影に逃げ込まれてしまったこと。

特に3)は重要で、小沢さんは既に自由自在に草の根選挙運動を展開しています。
自民党の弱点を知り尽くしている小沢さん、選挙でカリスマのいない自民党が勝てっこありません。

ということで、自民党が言うことと来たら、
〜財源はどうする!
〜バラマキだ!

という、ほとんど悲鳴のみ。

これじゃあ勝てんでしょう。


ところで、国民はホントにマニフェストなんか読むの?
オレ様は読む気ありませんが、何か?・・・。

少し不謹慎だが、自民党のおっちゃん達は、ちゃんと女性を口説いたことがあるの? と思ってしまう。
(女性の皆さん、ごめんなさい!)

もしあなたが女性なら、
「私は月給30万です。借金はあります。こつこつ返していますが、なかなか減りません。でも家のローンは8万円、車のローンは4万円・・・。ちゃんとやり繰りします。こんな僕でよかったら、結婚して下さい。」

という典型的公務員イメージ(よーするに家計簿が好きな与謝野さんみたいな)のやつと、

「オレは今月給30万。借金は結構あるみたいだが、よく知らん。でも絶対出世して、きっちり返してやる。オマエには苦労や心配はさせん。毎年誕生日、クリスマス、結婚記念日は、ちゃんとお祝いしよう。年に一回くらいは、絶対海外旅行に行こうな!そのためには、オレは一生懸命働く! だからオレについてこい!」

という、少し怪しげだけどやる気満々のやつ(ギラギラした若い頃の小沢さん??)、

どっちを選ぶ?

野党であり、国家財政について十分な情報が無い民主党に、家計簿みたいなマニフェストを期待しても、またその約束の実行を細かく期待しても、意味ないんじゃない?

そんなことを基準に、女性は結婚を決めないんじゃないか?と思うけど、女性はどう?

民主党に言うことにも少しうさん臭さをを感じつつ、今の苦しい状態を打破できなかった自民党には、もうそろそろ退場願いたい、これから数年は、うさん臭い民主党のやる気に任せてみよう、というのが、一般の国民の声だと思うけどなあ・・・。

8月31日の投票日まで、国民に「うっとりと口説かれたい」、と思わせる政党が、次期政権を握るのは間違いない!!

政治家よ、もっと「オス」になれ!

ちゃんちゃん!

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貧すれば鈍す

よね様 / 2009.08.04 18:49 / 推薦数 : 6

ひっさびさの投稿! です。

さて、最近の日本の政治、特に自民党の惨状。
ヒステリックに民主党を攻撃するばかり。
王者の風格はどこに行った?

企業は企業で、減収減益になれば、まずさっさと首切り開始。
内部留保はしこたま貯め込んでいるらしいけどね。
「企業が生き残ることが雇用を守ること!」
だそうな。それを支持する御用学者。
そんなことをしなければならん企業なら、さっさと潰れればいい。潰して、新しい企業を作ればいい。

市民は市民で、
「働くより生活保護の方がいいや」
「食べて行けないから、刑務所に入るために罪を犯そう」
「フラれたからむかついた!殺してやる!」

あうあうあ・・・

この日本、どうなってるの?
目も当てられません。
もういいや、って感じ。

それにしても、日本人はいつの間にこんなに弱くなったんだろう。

栄枯盛衰は歴史の必然。
日本人はこれまでの歴史で、身の丈に合った生活をすることに一番精通してきた人種のはずだけど。

「武士は喰わねど高楊枝」

お金より、武士という身分に誇りを持っていたんだよね。

「座って半畳、寝て一畳」

どんな権力者になっても、お金持ちになっても、所詮人間なんてこのサイズの空間で生活できる。

・・・・

他にも、日本人の美徳を謡った格言はいっぱいある。

オレ様はこどもの頃、おふくろに、
「生活保護は身体に不自由があって、どうしても働けない人のための制度。五体満足働けるうちは、どんなに貧乏しても生活保護だけは受けなさんな!」
と、きつく言われていた。

これが当たり前だと思っていた。

五体満足であることに、感謝と誇りを持て、ということだ。

我々の世代はバブルを、失われた10年を、そして小泉・竹中詐欺時代を経験した。

高度成長期に社会の一線で働いた親を持ち、バブルを知っている我々は、例え「失われた10年」に苦しめられようと、日本人であること、そのポテンシャルに誇りを持っていた。

Japan As No.1である。

しかし小泉・竹中詐欺時代、カリスマ性と美辞麗句のウラに官僚と企業による搾取の構造があることを、日本人は気付かなかった。

結果、市民は雇用とお金を失い、さらに最も大切な日本人としての誇りと精神も荒廃しつつある。
 〜 裕福な人、才能のある人を妬み、
 〜 少ないもので満足することも忘れ、
 〜 思い通りにならないと、すぐ「殺そう」と思い、
 〜 自分の思い通りにならないのは、人(政治)のせいにする。

まさに、「貧すれば鈍す」。

こんな日本に、誰がした?

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今回より、数回の連続もので私なりに現在の医療崩壊に至った原因、特に他のブロガー先生方とは少し違った視点から考察する。

私がここで特に考察を加えたいのは、ズバリ「医局制度の功罪」について。

特に、その「功」の部分をしっかりと分析しなければならない。

何故なら、盲目的に「医局=悪」という、白い巨塔的紋切り型の観点から医局制度破壊を徹底的に行った結果、現在の荒廃しきった医療に至ってしまったことは、明らかだからだ。
従って医局制度の分析無しに、現在の医療崩壊へ至った原因を分析できないであろう、という想いからだ。

第一回目の今回は、「医局制度と官僚制度の類似点」について、ここにまとめておく。

まずは、勤務医の待遇に関する、J-CASTの記事を見て頂きたい。

http://www.j-cast.com/2008/11/02029634.html

勤務医がいかに待遇が悪いか、についてここに報道されている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(前略)
国立がんセンター中央病院の土屋了介病院長は「東洋経済」2008年11月1日特大号で、常勤医師の給与の実態を明かしている。

「彼らにはボーナスはありますが、超過勤務手当てをほとんどもらっていない。一律、月に数万円程度です。看護師の場合、業務命令の超過勤務に関しては100%支払われます。検査技師も実働の70%くらいは払われています。ところが、医師については実働の数%程度。予算が余った分を医師に機械的に割り振っています」
(後略)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

医師の世界を知らない方々は、看護師や検査技師には正当な時間外手当が支払われるにも関わらず、なぜ勤務医については「予算が余った分」しか割り当てられないのか、説明できるだろうか?

ここに、実は医局制度を理解するための大きなヒントがある。

どの病院でも本来、人件費は非常に大きなコストである。
看護師、検査技師と比較して、医師は給与のベースが高い。
一方で看護師、検査技師には医局は無い。そのため一度雇い入れると、簡単に退職させることはできない(看護師は女性が多いため、勤続年数がさほど延びないが、勤続数十年という看護師長クラスになると、びっくりするような給料をもらっているのは、周知の事実である)。
従ってコストカットには、医師をターゲットする方が簡単なのだ。

言い換えれば、病院と医局は、色々な面で利害が一致する、ということである。まとめると、以下のようになる。
(1)医局人事により、医師は数年ごとに病院を変わることが普通である。従って病院としては、通常勤続年数が短く、退職金が少額で済む。
(2)病院の立場からすれば、腕が良く患者受けがいい医師はドル箱であるが、一方で横柄な態度を取る医師、患者やコメディカルとトラブルを起こす医師、腕の悪い医師は、できるだけいて欲しくない。独自に採用してしまうと、このような医師が紛れ込む可能性があり、その場合一度採用してしまうと退職させることが容易では無い。一方医局人事の場合は、仮に好ましくない医師が来ても数年でいなくなるし、教授へ「お願い」することで他の医者へ変えてもらえるので、リスクがヘッジできる。医局へ多少の寄附をしても、リスクヘッジができるなら高くない、という判断となる。
(3)少々医師の待遇が悪くても、勤めている医師本人は愚痴っている間に他の病院へ転出する。また医師の側も、「次は給料のいいところへ回してもらえる」ことを教授が約束してくれるなら、「若いうちはこれも勉強だ」と自分に言い聞かせ、我慢することができる。


以上が、病院側、そして病院へ派遣された医師側から見たときの、心の動きである。


一方、医局へ所属している医師側の観点から考えたらどうなるか?

大学は一般に驚くほど給料は安い。
でも医局全盛期は、医局が本丸であり、関連病院は下野だと考える医師も多かった。

一般の方からすると、これは首をかしげたくなることだ、と思わないだろうか。「なぜ、待遇の悪い大学で医者をしたがるの?」

実はそこには、ある種の暗黙の了解があった。
「今は忙しくて給料は安いが、頑張れば将来きっといいことがある! 今はそのために頑張るんだ!」

今は少し変わってしまったかもしれないが、私が医者になった頃は、「基幹病院の院長、副院長、部長クラスになるためには、大学で助教授、講師クラスの経験が必要」ということだ。

ちょっとしたサイズの医局なら、毎年5〜10名以上が入局した。
しかし教授になるのは、その中で15〜20年にひとり。
その次が関連病院の院長、副院長、部長。
家に事情がある場合、大学で余り頑張りたくない場合は開業。

これって、何かに似ていませんか?

そう、官僚の「天下り」と同じ考え方なのである。

つまり、若い時代に薄給でも、どんなに忙しくても頑張る。
これを支えて来たのは、もちろん、医師としての使命感もあるだろう。科学者としての好奇心もあるはずだ。

しかし人間、いつまでもその状態で満足できる訳はない。
60代になって、月に5〜6回の当直、救急患者への対応、その上に安い給料なのであれば、誰もそんな仕事はやらないだろう。

「将来、良い職場へ天下れるかもしれない」という期待感。
これがあるから、劣悪な環境でも、若いうちに頑張ろうと思うのだ。
田舎へ派遣されても、「数年間は頑張ろう」と思えるのだ。
この期待感が、医局に所属する医師を支えて来たのだ。
だからみんな教授の言うことを聞いて来たのだ。


私は天下りを盲目的に是認するという訳ではない。

しかし私はリアリストなので、必要悪については、その価値をしっかり認めたい。

それがダメだというのであれば、天下りに変わる、人生を掛けるだけの価値観を与えなければならない。

読売新聞の薄っぺらな提言がダメダメなのは、「医師を計画的に配置」しても、医師はこれまで通りに働くのだ、と勘違いしているからだ。

夢がない職場で、「自分はこの先どうなるのだろう・・・」と心配しながら、生き生きと働ける訳がないではないか!

こんなつまらん提言に比べたら、官僚の天下りの方がよっぽどマシだ!

そして医師へ夢と希望を与えるシステムとして、医局制度は今なお、必要悪としての意義があるのではないか?

次回に続く!

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