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今朝テレビを眺めていると、大統領が変わったロシアの特集をやっていた。現在のロシアは史上最高の好景気により、急速に息を吹き返し、国民の支持が高いプーチンが与党の党首になったそうな。
その中で一つ気になる発言があった。それは「投資マネーが資源に集中している他に、ロシアによる原油輸出制限が、最近の原油高の一因だ。この原油高を演出することにより、ロシアは巨大な利益を得ている。」という指摘だ。
なるほど、とオレ様を思った。
「これは世界の枠組みが大きく変わるかもしれない」という予感、というより懸念だ。
最近急速に発展しているBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)は、いずれも広大な国土を持っている。大きな国土に一般に豊富な資源が眠っている。一方で、アメリカはサブプライムにあえぎ、イラク問題にも抜本的な解決ができないまま、急速に影響力を失っている。
中国は、今は国威発揚のためにオリンピックを成功させなければならず、従って最近ではよい子を演じている。しかし一方では、日本と摩擦を続けている東シナ海ガス田を始め、アフリカや北朝鮮のレアメタルを確保しようと、開発権を得るためになりふり構わない援助を進めている。
つまり、これからは時代はアメリカ式の金融至上主義から、再び資源争奪戦の時代に突入する可能性が高くなってきたのだ。
特に重大なことは、これまでマルクス主義により抑圧されてきたロシアと中国が、国の制度の根本を変えないまま資本主義による富の集中の味を知ってしまったことだ。経済は悪というマルクス主義の呪縛より解放され、「お金は素晴らしい!」と考えだし、その煉金術のために自国内の資源を最大限に使用する時代がやってきたのだ。
もちろん、その矛先は他の国にも向くだろう。
その時にどのような摩擦が発生するのだろうか。
国土が狭く、資源に乏しい我が国の最大の武器は、
1)高度に成熟した金融システム(つまりお金)
2)高い国民の教育度と洗練された技能、そして高い生産性
であった。
これらがうまく機能したバブル期は、Japan as No.1だったのだが、現在のように景気回復に弾みが見られず、ゆとり教育のためにレベルの下がった国民の知的レベルでは、とてもこれらの国々の台頭には、まともに闘っていけない。
つまり、これまで余りにも無邪気に盲従してきたアメリカ型経済と社会システムは、これから破綻を始めるのだ。
日本は一体どうなる? 政治家は何を考えている?
昨日の新聞では、日本ではこんなに国民があえいでいるにも関わらず、東証一部上場企業は、6期連続の利益拡大なのだそうだ。
利益拡大して、じゃあどれだけそれが税収・国家予算に反映されたのか?
つまり、「まずは東京が、大企業の利益が出なければ、日本経済は良くならない」とするアメリカ模倣型の竹中理論は、既に崩壊した、ということではないのか?
資源の無い日本がBRICsの台頭とまともに闘って行くには、結局は人的・経済的資源、そしてそれを最大限に活用する知性しかないのではないか?
グローバルスタンダードなどという押しつけの基準ではなく、日本はそろそろ、日本式の独自の「島国モデル」を提唱すべき時代になっているのではないか?
いよいよ日本の底力が試される時だろう。
そのヒントは、以外と田中角栄の発想あたりにあるような気がしてならない。
ではまた!
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