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努力をすれば、報われる!

よね様 / 2007.07.25 05:18 / 推薦数 : 3

参議院選挙の日は不在にしているので、昨日前投票をしてきました。

私はここで政治的な話題をすることを意識的に避けているのですが、今日はワンポイントだけ・・・「努力をすれば、報われる!」について。
(エビデンスはもう一回休みます)

小泉政権から安部政権に「改革」が受け継がれ、未だに改革を叫んでいます。しかし何故改革が必要なのか、という点については、十分な議論は無しです。
例えば教育改革。なぜ必要で、どうしたらどうなる。この議論が極めて不毛かつ意味不明です。なぜ教育改革をしたら、美しい国になるのでしょう。

なぜ正社員になる努力をしないか、なぜ勉強しないか、なぜ先生の言うことを聴かないか、なぜ年金を払おうとしないか、なぜ税金を逃れようとするのか、なぜテロの捕虜になった同胞の救出に自衛隊を派遣することなく「自己責任」で済まそうとするのか、なぜ楽をして良い暮らしをしようとするのか、なぜ新卒の医師は楽な診療科へ流れてしまうのか・・・。

答えは全て一つに集約されます。
今の規制緩和・競争社会では、「努力をすれば、報われる!」という実感が無いからです。

今日、井沢元彦氏の「封印された日本史」というペーパーバックを読み終えましたが、戦国時代から江戸時代のウルトラピースが如何にして生まれたか、について、大変面白い考察をなさっています。

織田信長は楽市楽座など多くの規制緩和を行いました。しかし一方で世は下克上。武士の功績は戦争〜人殺しによって成立していたのです。信長を含め、ある商人とある種の大名は、この制度を利用して多くの利益を上げます。信長は得た資金を鉄砲輸入に注ぎ込み、その武力を揺るぎないものにしたことはご存知の通りです。
そして秀吉の代になり、一応天下統一の状態になりますが、余剰な武士の存在と余剰な資金のはけ口として、秀吉は何を血迷ったか朝鮮出兵を行い、完膚無きまでに返り討ちにあってしまいます。その疲弊した秀吉を、虎視眈々と力を蓄えてきた家康が討った訳です。

家康が徳川家・江戸幕府の安泰のために行った政策は、参勤交代制度による富の集中の排除。また(ここが井沢氏の理論の面白いところですが)綱吉の生類憐れみの令により「殺生=人殺し」を徹底的に取り締まることにより治安が安定し、生活不安が無くなった民衆が元禄文化を築いていった、というストーリーです。

つまり江戸時代が安定期に入るためには、社会を安定させるための徹底的な「規制強化」が行われた訳です。

もちろんこの時代にも貧しい人たちはいたはずですが、国により治安がしっかりと保障され、労働の報酬として1の喜びが得られるのであれば、99の努力をするし、そのための年貢もちゃんと差し出す、というのが、日本人の美徳だった訳です。

戦後アメリカの庇護下にあってウルトラピースの下に高度経済成長を遂げた日本の戦後諸制度が徐々に制度疲弊し矛盾が生じてきたため、そして押しつけられた「グローバルスタンダード」へ対抗し、日本がさらなる繁栄を享受するために、「改革」が必要だったはずです。

ところが2000年以降の「改革」は、本来の「制度改革」の目的を完全に逸脱してしまい、日本人の美徳と社会の持つ良き伝統までを破壊して来たのではないのでしょうか?

美しい国を創るには、教育改革など小手先のことはどうでもよく、もっと治安と雇用の安定に尽力する政府を、そして「努力をすれば、報われる!」と実感できる社会を創る政府を選ぶことが重要ではないでしょうか?

投票に際し私が考えた事です。
では次回!

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