| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
帰国するまで投稿しないはずだったのですが、「ムカッ」とする記事を見つけたので、またまたオレ様な意見を述べておきます。
その記事は、「「端末メーカーは世界市場に挑戦する気はあるのか?」--第3回モバイル研」なるもの。
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000056021,20343241,00.htm
ここで海外進出に手をこまねいているドコモなどの携帯会社や、端末メーカーが、総務省が開催した有識者なる方々から、やり玉に挙がったことを記されています。
この記事は第3回目らしく、以前の回も目を通してみると、メーカーが中国から手を引いた経緯、日本だけが孤立している(グローバル化していない)原因を会社の姿勢と国内独自の制度〜端末の販売奨励金制度、SIMロック(契約者情報搭載カードの利用制限)〜にあるとする論調です。
私もドコモユーザなので、もちろん毎月の伝票を見ながら「高いな・・・」とは思っていますが、これはサービスに対する対価である、と割り切っています。お金が無いときは使わなければいいし。
ところが、この記事では次のような文章が出てきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なぜiPhoneは日本で使えないのか?」
最後はインデックスの経営戦略局兼技術局局長の寺田眞治氏。寺田氏は「なぜiPhoneは日本で使えないのか?」とし、iPhoneを例に、国内市場においてユーザーの選択肢を阻む「ボトルネック」が存在していると主張した。
寺田氏は、プラットフォーム、通信サービス、ネットワークのレイヤーにおいて、日本が世界市場と隔絶した高度なモバイルビジネス・カルチャーを達成したが結果として海外市場からの孤立化を招く、「ガラパゴス諸島状態」にあると主張した。「国境のないネットワークの世界で鎖国を続けることは不可能」とし、海外からグローバル・スタンダードが流入すれば、「海外進出どころか、グローバル・スタンダードの流入で国内市場構造の大半が塗り替えられる恐れすらある」との懸念を表明した。
そこで問題の本質になるのは、グローバル・スタンダードへの移行方法であるとし、「(グローバル・スタンダードと)日本型モデルとは共存しえないのか?」と課題を投げかけた。
寺田氏は、その課題を解くカギは「ユーザー・オリエンテッドな環境」にあると主張。最終的な選択権はあくまでユーザーにあり、既存モデルに加えて様々な選択肢を提供する必要があるとした。
加えてFMCの進展についても「次なる不安」として、「更なる巨大な垂直統合事業者が出現する可能性はないか」と警鐘を鳴らした。「次のビジネスの変革点が、ある1社によって決められてしまう可能性がある」(寺田氏)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
iPhoneが出てきたので読んでみたら・・・、びっくり・・・。これ、ホントに有識者の意見?
この文面の問題点は一杯あります。取りあえず2点を順を追って。
(1)「海外進出どころか、グローバル・スタンダードの流入で国内市場構造の大半が塗り替えられる恐れすらある」
これは、「アホちゃうか?」である。ご指摘のように、日本は高度なモバイルビジネスカルチャーを達成したがゆえに、(ここからはオレ様の意見)「海外メーカーが容易に手を出せない程、市場が成熟している」のである。この人は、ボーダフォンの失敗を忘れてしまったのだろうか?
私は一時、ドコモのがんじがらめの規則に嫌気がさし、ボーダフォンへ浮気したことがある。確かに安かった。およそドコモの半分である。しかしコンテンツは少ない、電話が繋がらないエリアが多いなど、色々と支障が出てきてしまったので、結局ドコモの軍門に下った(!)(う〜〜)。そしてボーダフォン日本法人は結局ソフトバンクへ身売りせざるを得なかったではないか。
ドコモやauは、このようなサービスを充実させるために莫大な設備投資をしているのだ。高いのはある意味当然である。そこでこれらがカルテルを作って価格つり上げを持続させるのであれば問題だが、そこにソフトバンクが乱入した。「サービスの充実+低価格」を売りにしている。従ってドコモ、auともに競合しなければならない。つまりこの構造は、日本が極めて正常な状態であることを示しているのである。そして、その「質の高さ+安さ」(決して僕らユーザには安くないけどね)に関して、海外メーカーは着いて来れないのである。
(2)「更なる巨大な垂直統合事業者が出現する可能性はないか」と警鐘を鳴らした。「次のビジネスの変革点が、ある1社によって決められてしまう可能性がある」
ここまでくれば、もう「あんぽんたん」である。どんなビジネスにしろ、ビジネスの変革点は、多くの場合、ある1社によって決まるのは当たり前ではないか。WindowsのOSが護送船団で開発されたのか? 青色発光ダイオードは? むかしで言えば、VHSは??? ビジネスの変革点にはブレークスルーする技術が存在し、多くのユーザが現れ、その技術が特許で保護されるため、莫大な利益を得る。だからこそ企業は研究開発に莫大な投資をするのではないか。これこそが、企業のそして民間のダイナミズムである。それしドコモの場合の一例が、iModeなのだ。
このような論客が話をする場合、ではなぜトヨタが海外進出に成功してドコモが失敗しているのか、それぞれの社会状況の違いをもとに、ちゃんとした理論を立てられる人はほとんどいない。
このような人は、「ドコモ、au共に、公共性の高い携帯電話事業をやっているのだから、ユーザが便利なように、例えば世界中どこに言っても使えるように、するのが義務だ。」という「グローバル化論+ユーザ第一論」を述べるが、冗談じゃない。こんな傲慢な物言いをする人間は、「識者」としては相応しくないと思わない?
私がドコモの社長なら、「うちのサービスは独自の素晴らしいものであり、どこもまねできないもの。ユーザのみならず社員と株主の利益を護るため、我々のサービスは少々割高だが、同一土俵での他社との競争は避け、より優れたサービスの提供へ特化する。不満があるユーザは、よそのサービスを受ければよい。もちろん、我が社のサービスを採用したいという携帯会社が出てくれば、協力してサービスを広げることにはやぶさかではない。」という。
そして、「端末メーカーは世界市場に挑戦する気はあるのか?」という問いには、「もちろん、それがビジネスとして成立するのであれば。但し、今は必ずしもうまくいかない要素が多いと思うので、積極的には展開しない。我々は株主と社員を護らなければならない。」
当たり前でしょう? だって企業だもん。
今日のオレ様な一言:
ドコモ、auは、このような変な意見に負けずに戦うべし。
それがこの国の輝く一流企業だ!
固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)

(写真:池にできたスケートリンクに備えられた電飾ツリー)
低酸素血症のためなが〜く感じられたKeystoneも、今日が最後の夜。
院生の加藤君は、夕食のメキシコ料理を「うまい!、うまい!」と軽くたいらげて、最近出てきたお腹をポンポン叩きながら、ご満悦のご様子でした。
今回、初めてちゃんとした免疫系の学会に参加したのですが、とにかくブレーン・ストームで、「もう少しちゃんと勉強しないと・・・」と実感。
予定の書き物も6割ほどしか消化していないので、今日・明日が勝負です。
ところで血管新生因子VEGFをターゲットとした抗腫瘍剤・アバスチン(中外製薬、Roche・Genentech)が、いよいよ3月中旬の薬事分科会での報告の後、正式承認されるそうです。
やっとか、という気もしますが、このかなり高い抗体医薬が、どこまで日本で普及するのでしょうか。恐らく大丈夫でしょうが、色々というヒトもいますよね。
ちなみに、VEGF発見者でありアバスチンの開発者、Napoleon Ferrara博士のことは、この分野に多少詳しいヒトなら、皆さんご存知でしょう。私には彼に少し言いたいことがあるのですが、またゆっくししてから投稿します(最近、宿題が増えつつありますね)。
では、次は日本へ戻ってから投稿します!
固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)