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 コンビニで風邪薬・鎮痛剤の販売可能に 厚労省

 

 厚生労働省は2009年度から、コンビニエンスストアなどでも風邪薬や鎮痛剤を一定の条件で販売できるようにする。改正薬事法の省令を整備し、来年4月の施行を目指す。インターネットやカタログを使ったビタミン剤の販売も解禁する。医薬品の効き目や副作用の強さが一目でわかるように、製薬会社には3段階の区分で表示することも義務づける。消費者にとっては医薬品の購入が便利になり、安全性の評価もしやすくなりそうだ。

  医薬品の情報提供を拡充する改正薬事法は06年に国会で成立した。小泉純一郎元首相の規制改革の一環で、医薬品の利便性や安全性を高めるのが狙いだ。ただ表示や陳列の仕方といった具体的な運用方法が決まっておらず、厚労省はその細目を定める省令づくりを急いでいる。(日経新聞)

 

コンビニやスーパーで風邪薬・鎮痛剤の販売が可能となれば、少なくとも薬剤師からのチェックや説明はなくても済むようになります。

 

今回から講習を経た「管理販売員」を設けて、自由販売となるのです。一見、消費者にとって便利になるようですが、いくつかの重大な問題が内在しています。

1)           薬を購入する事自体を「自己責任」と言い張るにしても、薬につきものの副作用についての責任も不明確になり、これも自己責任とされてしまう可能性があります。しかも、販売される薬は、これまでの一般薬よりの数段薬効の強いものなのです。

2)           また、本来病院へ行くべき疾患を「買い薬」で済ませ、重大な病気を見逃し、手遅れになる可能性も否定できません。これで犠牲となるのは、売薬に手をつけた患者・国民なのです。

3)           これは、国民に対して、「軽い病気は、まずコンビニの薬、それで治らなかったら病院へ」と明らかな受診抑制を進めていることです。

4)           そして、利益を得るのは、薬を製造販売する製薬会社となるのです。

5)           また、こうしたことは、将来の「軽症疾患の保険外し」につながる危険性もあります。

以上の様に、今回のコンビニ販売は、「医療費削減政策」「国民皆保険崩し」「混合診療の解禁」などと同一もののとして、監視してゆく必要があるのではないでしょうか。

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道内ガソリン172・1円 石油情報センター発表

07/03 08:14 北海道新聞)

 石油情報センターが二日発表した石油製品市況調査によると、六月三十日時点のレギュラーガソリンの道内平均小売価格は一リットル当たり一七二・一円で、前週より〇・一円上がった。全国平均は前週と同じ一七二・〇円。

 石油元売り各社は七月一日から石油製品の卸値を引き上げており、同調査の次回七日の平均小売価格では百八十円台にのる可能性がある。

 道内のハイオクガソリン、軽油はそれぞれ前週と同じ一八二・九円、一五二・四円。灯油(配達)は前週より〇・二円高い一一六・六円となり、九週連続で最高値を更新した。========================================

イカ釣り漁船、燃料高の窮状訴え3000隻休漁

   小型イカ釣り漁業者でつくる「全国いか釣漁業協議会」は2008618日、全国でいっせいに休漁に入った。燃料の高騰で採算割れが続いているとして、窮状を全国にアピールするのが狙い。集魚灯を使用するイカ釣り漁は、他の漁の方式よりも燃料高の影響を大きく受けるとされている。休漁は619日までの2日間。

先日、函館へ行ってきました。しかし、原油高の影響で、イカ釣り漁船の出漁が見合わされているとのことでした。出漁すると燃料費がかさみ赤字になるとのことでした。

ついでに寄った、観光スポットの五稜郭公園もガソリン高によるマイカー自粛のためか、駐車場はがらがらでした。

こうして、原油高の高騰による諸物価の値上がりなど、市民生活の影響がじわじわと進行している北海道でも、ガソリンの小売価格が172円を超えています。このまま行くと、年内には、リッター当たり200円超になるかもしれません。 こうした原油高で国民が物価高で苦しんでいるときこそ、政府・行政機関は、様々な形で市民生活への援助をおこなうべきではないでしょうか。

しかし、政府は、1月に成立した新テロ特租法によりインド洋で米艦隊などには無料で燃料を補給しています。

その予算総額は1年間で90億円、01年から07年までの期間には580億円が使われています。

燃料費の高騰を魚価に反映させにくい漁業関係者が全国一斉休業をする事態にもなってきます。

全漁連などが燃料代への直接補填を政府に求めていますが、水産庁は「国民全体の税金であり、個人への補填はできない」と拒否しています。

 

この際、インド洋での米艦隊への頼まれもしない「押しかけ給油」をやめて、漁業関係者への緊急支援に国民の税金を使うべきではないでしょうか  

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 赤字公立病院に交付税増額も 総務省検討会が初会合

07/02 北海道新聞)

 総務省は一日、七割以上が赤字の公立病院の経営改善を探るため有識者十人で構成する「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」(座長・持田信樹東大大学院教授)の初会合を開いた。

 同省が昨年末にまとめた公立病院改革の指針(ガイドライン)を一部見直し、過疎地での診療に当たったり救急などの部門を持つ病院の経営を積極的に支援するために、二〇〇九年度の地方交付税増額を検討する。一方で、空きベッドが多い病院の交付税措置を縮小する方向で検討する。

 増田寛也総務相は一日の閣議後の記者会見で、「過疎地域では経営効率化にも限界がある」と強調。検討会初会合では、十一月に具体的な財政支援策のあり方を盛り込んだ報告書を増田氏に提出することを確認した。総務省は〇九年度の地方財政計画に支援策を盛り込む。

 現行の公立病院改革指針は、「公立病院特例債」発行を容認した。しかし財政難に苦しむ自治体からは交付税の増額を求める要望が強く、増田氏は六月に「くるまざ対話」で訪れた帯広市内でも、過疎地への支援策を拡充する意向を表明していた。

総務省が昨年発表した「公立病院改革の指針」では、いかにも赤字経営の公立病院は、「統合」か無床診療所という路線でした。

しかし、その後の地域住民と医療関係者からの声の大きさを感じたのでしょうか、経営第一主義に多少はブレーキがかかったのかもしれません。

そもそも、公立病院の存在意義が、経営採算があわない場合でも地域住民のために医療を続ける事にあるは間違いありません。

確かに、地方自治体の中には、病院経営と運営に不都合な例があることも事実です。

しかし、赤字経営に至るまでの経過と要因をあらゆる面から検討してはじめて、住民の健康を守る公立病院が確立するのではないでしょうか。

それには、各自治体やそこで働く自治体職員・病院職員のあり方や自治体首長と地方議会の基本姿勢が問われているのです。

そして、それにもまして、政府・厚労省が推し進めてきた「医師削減」「医療費削減政策」と、小泉元内閣が提唱した「三位一体改革」が、自治体病院の経営破綻と地域医療の崩壊を招いたことは、明らかです。

今回の総務省の「検討会」が、どこまで「真の原因」まで踏み込むことができるか注視したいものです。

ところで・・・一度、「赤字自治体病院は潰す!!」などと脅しをかけておいて、あとで、その手綱を少しゆるめて、当初の目標を達成するやり方は、『小泉的手法』として何度も経験していることです。

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 スコープ 衆院選への影響避けたい  『消費増税先送り』 自民税調大合唱200872日(東京新聞)

 

 二〇〇九年度税制改正議論を開始した自民党税制調査会。消費税率の引き上げ問題が最大の焦点だが、党内からは、次期衆院選への悪影響を避けるため「先送りすべきだ」との大合唱が起きている。 (本田英寛) 税調会長の津島雄二元厚相は総会後、記者団に「税制改革は必要だが、いつ、いかなる形で行うかは現実の経済状況を直視し、誤りがないようにとの意見が大部分だった」と、消費税率引き上げに関しては、先送り論が大勢を占めたとの認識を示した。石原伸晃税調副会長も記者団に「間違いなく引き上げは必要だ。しかし、今はそういう時期ではない」と述べた。

 

 先送り論の背景にあるのは、一にも二にも「衆院選前に消費税率引き上げなんて決めたら、民主党に惨敗する」との危機感だ。

 

 先月、「決断の時期」と踏み込んだ福田首相は、すぐさま与党内の猛反発に遭い「二、三年先とか長い単位で考えた」とトーンダウン。引き上げに前向きな発言を繰り返していた自民党の伊吹文明幹事長も「首相は来年九月までに衆院選があることも見据えている」とフォローした。

 

 消費税率10%を持論とし、引き上げの急先鋒(せんぽう)である与謝野馨前官房長官でさえ「消費税を議論する段階、決断する段階、実際に上がる段階と三つの段階が必要だ」と、決定には丁寧な議論が必要だとの認識を示している。

 

  二〇〇九年度までの実現が決められている基礎年金の国庫負担割合の引き上げについても「約百五十兆円の年金積立金を取り崩せばいい」「一〇年一月実施なら埋蔵金でつなぐことができる」といった意見が増えており、消費税率引き上げで対応しようとする声はかき消されている。

 

 政権与党が、さんざんの失政を繰り返し、国家財政が逼迫すると・・・・増税、しかも大衆課税の「消費税増税」を出してくる。 こんな次元の低い政党に、どうして政権の座を維持させておくのでしょうか。

 

「下・中級官吏による公金横領」、「高級官僚の汚職」そして、自からの利益のために国家予算を分捕ろうとする政権政治家・・・・・・。

 

こんな事を野放しにして、「増税論議」をできるものではありません。 今回の、自民党税制調査会では、消費税増税に消極的などとなっていますが、「道筋だけはつけるそうです。

 

ここでも自民党のずるさ、狡猾ささが、遺憾なく発揮されています。

 要するに、来る総選挙の前に「消費税増税を掲げると選挙に大敗するから」というのが最大の理由なのです。

 しかし、よく考えてみると、現在の消費税が導入され、また税率をあげるときにも、一度も国政選挙で国民に判断をして貰うことをしませんでした。 

そして、今度もまた、自民税調の方針は、消費税にふれないで選挙を戦い、その後のどさくさに紛れて、税率アップを狙うことを宣言したのです。

こういう大切な問題こそ、総選挙で国身の審判を仰ぐべきではないでしょうか。 

どこまで、ずるい、腐敗しきった政権与党であるのか・・・・。国民の怒りは、そんなことでおさまりません。  

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「無駄ゼロ」徹底へ臨調=政府が設置検討

71132分配信 時事通信 

 町村信孝官房長官は1日午前の記者会見で、歳出削減や行政の信頼回復に向けた「無駄ゼロ」の取り組みを推進するため、有識者らによる臨時行政調査会(臨調)の設置を検討していることを明らかにした。行政の無駄排除に努力する福田政権の姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
 

 町村長官は「どういう形のものをどう立ち上げ、どういう範囲の仕事をしてもらうか検討を始めている」と説明。与党とも連携し、無駄ゼロに取り組む考えを強調した。 

 これは、先日自民党が会合を持った「無駄ゼロプロジェクト」の内容を政府が臨調として格上げ?したものなのでしょう。 

 

以前にもブログしましたが、政府与党が主導してきた税金の浪費を「無駄使い」としていっぱひとからげにすること自体が問題なのです。 

政府与党が長年進めてきた、失政を「無駄使い」と言うフレーズに置き換えて、市民の日常生活のなかで誰にでもあるちょっとした「気のゆるみ」レベルに問題をすり替えようとしているのです。 

 

今日の国家財政の危機は、長年続いてきた自民党政治=アメリカ追随、お金持ち・大企業優遇政治=の失政・悪政の結果ではないでしょうか。 

 

ここ最近でも、小泉政権が象徴的に推進した、アメリカのいいなりになった新自由主義、市場経済主義、規制緩和路線が現在の政治的・財政的困難の直接的な原因であることは、周知の事実です。 

 

こうした失政の結果を「無駄使い」などと一言で、片付けられてはかないません。 

 

また、「居酒屋タクシー」など、官僚達の税金に群がる、あまりにも低次元な出来事は、「無駄使い」などではなく、明らかな「公務員犯罪」=「公金横領」と言った水準です。 

こうした犯罪も「無駄使い」と言った言葉でオブラートに包み、罪を犯した官僚達に免罪符を与える事になるのです。 

 

まさに「みんなで渡れば怖くない」方式のように・・・・・ 

 

そして、政府が目指す最大の目的は、消費税増税に向けての世論操作ではないでしょうか。 

 

今日までの失政の結果、破綻しつつある国家財政の舵取りに出してくるのが消費税を含めた増税政策です。 

 

しかし、国民からは「増税の前にやることが・・・・」と当然の反論が出てきます。そうした国民からの意見に対して、『臨調までして「無駄ゼロ」政策をやるだjけやったのだ』という言い訳作りでもあることが見え見えではないでしょうか。 

 

ここまで痛めつけられている国民の眼は、そんなに甘くはありません。

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 療養病床の削減難航 国の計画、実情と合わず2008629日 朝日新聞) 

高齢者の医療費を抑えるため、長期入院患者がいる療養病床を削減する計画で、厚生労働省の目指すベッド数に対し、都道府県の目標値が約2割多いことが分かった。12年度末までに35万から18万に減らす計画は国の医療費抑制策の柱の一つだが、見直しを迫られそうだ。

  療養病床は、長期療養が必要な高齢者が入院する医療施設。厚労省は全国の病院アンケート結果をもとに、「療養病床の患者の半数は治療の必要度が低い」として、06年の医療制度改革で大幅削減を決めた。実現すれば、医療費4千億円が削減されるという。  国の指示で、各都道府県が削減計画を作成。作業中の新潟、奈良、佐賀の3県を除く44都道府県の計画数を合わせると、国の目標より約3万多い20万9479。3県分を加えれば22万程度になる見通しだ。

  国の狙い通りに進まない背景には今後、団塊の世代の高齢化などに伴って患者が大幅に増えることへの懸念がある。人口が多く、急激な高齢化に直面する東京都は増やす計画で、現状を約8200上回る2万8077だ。  厚労省は療養病床を削減するのに伴い、治療の必要度が低い患者は介護施設に移ってもらう計画だ。療養病床を医療機能を高めた新しい介護施設に転換させて受け皿とする。転換を促すため、治療の必要度に応じて患者を3分類し、最も軽い患者に適用される診療報酬を大幅に引き下げた。治療の必要度が低い患者が多いと採算が取れないようにした。

  しかし、医療機関側は診療報酬と比べて介護報酬が低いことなどを理由に消極的だ。  既存の介護施設もあてにできない。比較的安い費用で入れる特別養護老人ホームは、待機者が全国で38万人。介護保険の財政難から、国は介護施設の新設を抑えており、療養病床からの転換分を除き、大幅増は期待できない。在宅介護も共働き家庭や高齢者のみの世帯では難しい。

  自治体の間からは、国の計画は高齢者福祉の実情と合わないと批判の声が出ている。中部地方のある県は「介護施設では医療が必要な患者を支えきれない。在宅介護を進めようにも、往診する医師は少なく、訪問介護の事業所も減っている。医療と介護両方が必要な患者を支えてきたのが療養病床。医療と介護の切れ目のないサービス提供体制があってこそ、医療費の削減につながる」と指摘している。(前田育穂)

 

厚労省が推進しょうとしている「療養病床削減政策」は、もうすでに破綻しているのです。

厚労省の「いいなり?」傾向の強い地方自治体でさえ、悲鳴を上げざるを得ない状態がわかりました。

まず、医療現場の実態、高齢者と家族がおかれている実状から全く遊離して、「財政改革」「医療費削減」を声だかに叫んできた「小泉規制改革」、「市場原理主義」が前に進まなくなってきたのです。

医師不足を認め、医師養成数を増加させると言っても、一番多かった時期に戻すだけ、またこれだけ国民から批判されている「後期高齢者医療制度」も撤回する様子なし、今度は、「療養病床削減政策」が頓挫することにもなりかねません。

こうして、小泉市場原理主義内閣が進めてきた諸政策がことごとく敗退しそうなのに、福田政権は、洞爺湖サミットで時間稼ぎをして小手先の手直しで乗り切ろうとしているのが見え見えなのです。

ここに至っては、抜本的に社会保障政策を国民本位の方向に転換しなければ、のほんの社会自体が取り返しのつかないところへ行ってしまうような気がしてなりません。

そうした中での「療養病床問題」です。病床削減をきっぱり中止して、「介護報酬」の大幅引き上げを実行してこそ国民や医療・介護従事者から信頼される政権になることができるのです。

もし、そうした考えがないのであれば、福田政権は解散し、総選挙で国民の信を問うべきでは無いでしょうか。

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 橋下知事「国の無駄遣い納得できない」 自民本部で講演2008626日 朝日新聞) 

 「美辞麗句を言われても、今の国で行われている無駄遣いを見せられると国民は納得できない」――。大阪府の橋下徹知事は25日、自民党本部で開かれた「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」(座長・園田博之政調会長代理)の会合で講演し、中央省庁などの無駄遣いを批判した。

  会場は自民党国会議員ら数十人が集まる盛況ぶり。「行政に携わって4カ月の僕が皆さんに政治の話をするのは大変恐縮だが」と切り出した橋下知事は、後期高齢者医療制度が批判されているのは国の無駄遣いが背景にあると指摘。「やはり、中央のお役人さんが自分たちの身をどれだけ削ったのかということが、国民にはわかりやすい」と述べ、国家公務員の人件費削減などを求めた。
  橋下知事は前日、人件費を大幅削減する府の予算案を発表したばかり。出席した山本一太参院議員は「『行動で示さないと国民の理解は得られない』というのが印象的だった」。片山さつき衆院議員は「国の来年度予算をつくるうえで、大阪府を下回っちゃいかんという気持ちでやらないといけない」と話した。

 

橋下知事のやり方は、ちょうど小泉純一郎氏のやり方に似てきました。

有無を言わさずに財政再建を旗印に「改革」を迫ってゆく、そして、徹底的に諸施策の削減を進め、府民に強烈な打撃を与えておく。 

そのうち、削減を少しゆると、苦しみの中におかれた大阪府民は「多少の負担は、辛抱するから・・・・」と、当初よりも低水準の施策で我慢するようになるのを彼は見抜いているのかもしれません。

これはちょうど小泉元首相が「規制緩和」と「改革の号令」で社会保障や雇用制度を破壊し、「財源がないなら消費税増税もやむなし」との世論操作を仕掛けてきたのに似ていないでしょうか。

橋下知事は、いわば“浪速の小泉純一郎”とでも言いたくなるのです。  

 

やはり「無駄使い」というフレーズには、違和感を感じています。

ましてや、政権与党が「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」なるものを立ち上げているとなると、なんだか胡散臭くなってきます。

国や行政の予算の不明朗で、常軌を逸する執行のあり方が単に「無駄使い」として片付けられるものではありません。

民間人や個人生活の中での「無駄使い」と行政が行う「浪費」とは、全く意味合いが異なるのです。個人的な不正行為は金額の大小にかかわらず、「公務員犯罪」として明確な位置づけが必要ではないでしょうか。

また、政策上の過ちからくる税金の浪費は、各級議会がしっかりと監視の目を光らせなければなりません。

地方政治に蔓延する「オール与党体制」は、そうした監視機能が働きづらいもしれません。

国政レベルでは、長期間の自民党政権が、官僚制度と抜き差しならぬ「なれ合い」を生じてしまった結果ではないかと思います。

国民的視点に立った、『緊張関係』を作り出すためには、今度こそ政権交代が必要かもしれません。

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1402人が金品受領=33人を懲戒処分-調査結果を公表・接待タクシー2008/06/25-19:16 時事)

 中央官庁の職員が深夜にタクシーで帰宅する際に運転手から金品を受け取っていた問題で、町村信孝官房長官は25日、受領したのは17省庁・機関の1402人だったとする内部調査の結果を公表した。このうち3人が現金を、55人が金券をそれぞれ受け取っており、残りはビールなど物品だけだったとしている。政府は、33人を国家公務員法に基づく懲戒処分とし、118人に各省などの内規による訓告・厳重注意などを行う。
 

 記者会見での町村長官の説明によると、金品を受領した職員が最も多かったのは、財務省の600人。このうち、主計局係長級の職員は、約5年間で200万円相当の現金や商品券の提供を受けており、同省はこの職員を3カ月の停職とした。次いで農水省(197人)、国土交通省(173人)、文部科学省(106人)の順で多かった。金品を受領した職員がいなかったのは宮内庁、会計検査院、内閣法制局の3機関だけだった。

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果たして、深夜の「居酒屋タクシー」の実態はこれだけなのだろうか。

町村官房長官は記者の質問に答えて、「原因がどうしてなのか分からない・・・・」と、まるで他人事のような答弁の有り様でした。

政権幹部自身がその程度の危機感なのですから、金品を受領した公務員の「しょく罪感」も押して知るべしです。

1年もすれば、また別な形で、公務員の「税金浪費」が再開?されるのです。

もちろん、毎日額に汗してご奮闘の公務員の方々がいることも十分承知しています。

ところで、こうした公務員による「税金の無駄使い」は、国や地方を問わずいまや日本国中に溢れているのかもしれません。

「無駄使い」という言葉が、実はこうした公務員の犯罪を日常的なレベルにまで引き下げて、実態よりも「軽い罪」にしているものと感じています。

個々人にとって、「無駄使い」は、日常生活の場面では良くあることです。

従って、自分自身も含めて、いわゆる「無駄使い」にはある面では寛容になってしまいます。しかし、行政レベルでの「無駄使い」は、個人のものとはまったく意味が異なります。

その対象が国民から徴収した税金なのですから!!

そうした次元の異なることを「無駄使い」という言葉で、国家レベルの「公務員犯罪」を個人の私的な出来事にすり替えられる危険性がないでしょうか。

従って、これからは「無駄使い」ではなく、「国家予算の浪費」=「公務員犯罪」として語られるべきだと感じています。

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介護崩壊? 確保ますます困難2008.6.25 11:36 産経ニュース)  

 

介護事業者倒産が最悪ペースとなり、人手不足や事業者報酬の引き下げが経営に大打撃を与えている実態が明確になった。重労働に見合う給与を払えないことや、他業種に人を奪われ、介護職の確保はますます難しくなっている。

 介護業界の中では給与水準が比較的高い大手に人が流れる傾向もあり、中小はサービスの提供自体ができずに、行き詰まるケースが少なくないという。

 現行制度では、需要がいくら増えても、報酬単価は国が決めるため、需要増に伴う収入増が見込めるかどうかは政府の方針に左右される。過去2回の報酬改定では全体の水準はいずれも引き下げられ、利益を上げるのは困難で、人を雇うための人件費アップもままならない状況にある。

  来年4月の次回改定で、報酬がまた下がれば状況はさらに悪化。介護職の待遇改善につながる引き上げがなければ、介護崩壊に突入しかねない。

社会保障費削減政策のもとで、03年、06年と介護報酬は、削減されて来ました。

その歪みを受けて、介護の現場は、多くのお年寄りに我慢を強いていると同時に、介護施設の経営にも多大の負担を負わせています。 

経営は瀕死のところまで来ており、また、そこに働く介護労働者の実態と報酬は、全く低くおされらています。以前からNHKを始め多くのマスコミでも取り上げられていましたが、全く改善する様子ではありません。

否、むしろ09年度の介護報酬改定では、よりいっそう抑制される可能性もあるのです。よりいっそうの給付抑制と自己負担の増加が待っています。

福田首相は、社会保障費の抑制を「財政規律を守るためのシンボル」と位置づけ、27日の発表される「骨太の方針 2008」を作成しています。

この間の経過を見ていると、「医師数増加」対策や医療崩壊への対処にいくつかの施策を予定していますが、あくまでも社会保障費の抑制の立場に固執すると、今度は、介護報酬の大幅削減を出してくるかもしれません。社会的最弱者へのしわ寄せなのです。

福田政権が、歳入と歳出の金額あわせに終止する限り、社会保障費抑制政策は、続きます。

それだけではありません・・・「06年骨太方針」での小泉元首相の言葉==『歳出を切りつめてゆけば、やめてほしいと言う声が出てくる。「増税してもいいから必要な施策はやってくれ」という状況になるまで徹底的にカットしなければいけない』==があります。

だとすれば、現在の歳出削減は、消費税増税路線を確かなものにする、国民への「前投薬」なのではないでしょうか。

そんな国民生活や生命、健康をもてあそぶことが、許されていいわけがありません。

今こそ、「5年間で1.1兆円削減」を決めた「小泉構造改革」からの決別が求められています。  

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集団的自衛権の論議失速 首相冷ややか、法制懇幕引き2((2008625日 朝日新聞) 

 

首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)は24日、福田首相に報告書を提出し、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認するよう政府に求めた。だが、首相に提言を正面から受け止め、本格検討するそぶりはない。安倍前首相の肝いりで設置された懇談会は、議論を喚起できないまま役目を終えた。

  安倍前首相は、現在の政府解釈で自衛隊の活動が困難とされる(1)公海上での米艦船への攻撃への応戦(2)米国に向かう弾道ミサイルの迎撃(3)国際平和活動をともにする他国部隊への「駆けつけ警護」(4)国際平和活動に参加する他国への後方支援の4類型について検討を指示。報告書は、いずれも可能とすべきだと提言し、(1)(2)は集団的自衛権の行使容認、(3)(4)は憲法解釈の変更を求めた。  だが、福田首相の視線は冷ややかだ。そもそも、福田氏は集団的自衛権の行使には慎重で、福田政権誕生後は同懇談会は一度も開かれず、約10カ月にわたり「休眠状態」に置かれていた。

  懇談会は集団的自衛権の行使容認論者が大勢を占め、首相が「私が受け取れる内容にしてくれ」と間接的にメッセージを出したが、変わらなかった。政府高官は「(メンバーの)頭の中を変えるわけにはいかない。現実の政権のあり方とはかけ離れた報告書」と突き放す。  報告書を受け取った首相も24日夜、記者団に「内容はまだ見ていません」。「(憲法解釈を)変えるなんて話したことはない」と語ったうえで、懇談会を閉じる考えを明らかにした。  

国会閉会を待って報告書を提出した懇談会だが、提出の場面は報道陣には公開されなかった。柳井氏は提出後の会見で「今までのような憲法解釈で、激変した安保環境で日本の安全保障が達成できるのか」と報告書の意義を強調したが、提案が政策に生かされるかについては「国内政治的には厳しい。一朝一夕には変わらないことは分かっている」と語った。(金子桂一)     

 

 ◇  〈安保法制懇報告要旨〉  

【憲法9条への基本認識】  これまでの政府解釈の踏襲では今日の安全保障環境で生起する重要問題への対処は困難。現行解釈に固執することは法的に合理的でない解釈の連鎖を生み出しかねず、国際的に適切と考えられる新しい解釈を採用することが必要。

  【4類型に関する提言】  〈公海における米艦防護〉これまでの憲法解釈、現行法の規定では自衛隊は極めて例外的にしか米艦を防護できない。集団的自衛権の行使を認める必要がある。

  〈米国に向かう弾道ミサイル迎撃〉弾道ミサイルを打ち落とさないことは日米同盟を根幹から揺るがす。絶対に避けるべきだ。集団的自衛権の行使に頼らざるを得ない。

  〈国際平和活動での駆けつけ警護〉国際的平和活動は憲法9条で禁止されないと整理し、認めるべきだ。

 〈国際平和活動に参加する他国の後方支援〉憲法上の評価を問う「他国の武力行使と一体化」論をやめ、政策的妥当性の問題として決定すべきだ。

 

憲法改定、9条廃棄、集団的自衛権容認・行使など、「戦後レジームからの脱却」をスローガンにしていた安倍内閣が国政を放棄したのが昨年の9月でした。

その安倍内閣のもとで、首相の私的諮問機関として作られたのが「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」でした。

今回、憲法解釈の変更も含めて出した結論が、自衛隊の集団的自衛権の承認・行使と海外での武力行使でした。

これは、安倍内閣が公約として掲げた「自分の内閣で憲法改定を実行する」ことが困難と見たか、あるいは自衛隊の海外活動を揺るぎないものにするために設立した首相の私的懇談会でした。

そもそも、安倍前首相が政権を投げ出した時点で懇談会は解散しておくべきだったのが、このたび亡霊の様に「報告書」が出てきました。 

福田首相は、「素っ気ない」と報じられていますが、果たしてそうなのでしょうか??

勿論、憲法9条の解釈変更や「駆けつけ警護」、「集団自衛権=米国護衛義務」などは、今日の国民世論の動向からすれば認められるわけではありません。

一番熟知しているのは、福田首相自身ではないでしょうか。

しかし、しかし・・・・・憲法や自衛隊の海外派兵を巡っては、そう単純な図式では真相を理解することはできません。

事実、外務省を中心に、「イラク特租法」の期限が切れる来年には、現在イラクで米軍・多国籍軍の輸送業務を担当している航空自衛隊を今度は、アフガンへ送り込む事が検討されているのです。

強引さを全面に出した安倍前政権と違い、現在の福田政権のやり方は国身の目をくらましながら、知らず知らずのうちに自衛隊の海外派兵の実績を作るところにあるようです。

アメリカの軍事・外交方針を忠実に実行するだけでは、国際的平和構築に貢献できないことは、イラクでもアフガンでも、明らかになりました。

いつまでもアメリカに頼らず・アメリカの後を追わず、日本が自分の頭を使って外交方針を立て実践してゆく事が重要となっています。  

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