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宙を漂う橋下大阪市長の眼==ポピュリズムを煽り「統治機構変革」の目的を隠す彼の手法==両立できない、「核保有」と「脱原発」 
橋下市長、「朝まで生テレビ!」で激論 ネットでは建設的な議論求める声も

 

  橋下徹大阪市長は2012128日、ジャーナリストの田原総一朗氏が司会を務める討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系列)に登場。政治家や大学教授らと議論を行った。番組でまた、帝塚山学院大学の薬師院仁志教授らが橋下氏に対しマニフェスト違反を指摘する場面があったものの、ネット上では「本質的な議論をしろよ」など建設的な議論を求める声が見られた。
 

 番組の前半、議論が白熱したのは、昨年11月の大阪市長選における橋下市長の選挙手法についてだった。共産党の山下芳生参院議員は、市長選当時、橋下陣営から頒布されたビラに

「大阪市をバラバラにしません」
「大阪市は潰しません」

と記されていたことを根拠に、「大阪都構想」実現によって大阪市が解体されるという"矛盾"を指摘。山下議員は「選挙の冒涜だ」と橋下市長批判を展開した。

 帝塚山学院大学の薬師院教授は、住民で区長を選ぶ「公選制」をマニフェストとして橋下市長が掲げていることに矛盾点があると指摘。現状では、大阪市が区長を専任する「公募制」を採用しており、マニフェストと辻褄が合わないのではないかと何度も顔を赤らめながら訴えていた。

 一方で、橋下市長から「では、大阪をどう変えたいのか」と切り返されると、薬師院氏は「そんなことは聞いていない」「わからない」と答え、議論が噛み合わない場面が多く見られた。ネット上でも、「結局議論になってなかったな」「本質的な議論をしろよ」「ちゃんと大阪のことを考えてください」のように建設的な議論を求める声が上がっていた。

「大阪都構想」で行政区間の税収格差が発生? 山下議員や薬師院教授らによる批判は、橋下市長の選挙手法に対してであり、「大阪都構想」への直接の批判ではない。では「大阪都構想」実現で、住民や行政にとって、どのような問題が懸念されるのだろうか。

 「大阪都構想」に対する直接的な批判を行なったのは、大阪市会の柳本市議だ。柳本市議は、「大阪都構想」で大阪市が複数の行政区に分割され税収が多い区と少ない区ができ、格差が生じるのではないかとの懸念を示した。その上で、こうした行政区間の税収の差を是正するための財政調整についても、「その仕組みもいまいち分からない」と橋下市長に疑問を呈した。

これに対し、

橋下市長は「(大阪市の)260万人全体で決定しなくてもいいのではないか、というのが僕らの考え方。市長をやれば分かる。260万の都市で住民の顔が見えない。路地裏がどうなっているのか、公園がどのような状況になっているのか全く分からない。基礎自治体の仕事ができない」と「大阪都構想」の重要性を強調しつつも、明確な答えは避けた。柳本市議は食い下がり、「複数の特別自治区になった時に行政コストは上がらないのか?」と質問を重ねた。

 この質問を受けた橋下市長は、「制度設計はこれから詰めていく。財源がどうなるのか、権限はどうなるのか。大阪市が受けている交付税や税収によって十分にまかなえるという一定の結論は出ている」と述べたが、具体的な回答は再び避けた。

(松本圭司)

橋下大阪市長の討論を160分近く聞くことができたのはこれが初めてでした。

http://himado.in/80995

 

バラエティー番組で鍛えた口八丁の橋下氏が、どのような「論法」を駆使するのか・・・・。

1)       仮想的をつくり、議論を「二項対立」に持ち込んで、大衆の『不満』を煽る。   

これは以前から指摘していたことですが、今回も議論の底流には、ポピュリズムに依拠する危うさがありました。

 府知事時代は、大阪市を敵にしましたし、今度は大阪教育委員会や関西電力などなどです。

 この間、「脱原発」の世論が盛り上がる中で、彼も関西電力の「株主自治体」の権利を行使して情報を公開させると語りました。しかし、原発の是非を判断する『住民投票』は、費用がかかるとの理由?で、反対の姿勢です。

2)       目的を語らずして、「手段」だけを強調する彼の主張するところは、「国と地方の統治機構を変えるという」という点につきます。

その帰結が「大阪都構想」であることが何度も繰り返されました。

しかし、何のために「統治機構を変えるのか」と問われると、財政再建以外、「これから検討します」という・・・・。

そして、その『統治機構』というのは、議会であれこれ議論しても最後は、権力者である「私=独裁者」が決めるということです。

これは、一見物事が早く決まり、閉塞感に覆われている大衆には「溜飲」を下げるかもしれませんが、これは独裁政治の横行です。

日本の政治を68年前までに逆戻りさせる「反動政治」でしかありません。

3)回答に窮すると逆質問で逃げを図るさらに、食い下がられると逆質問を投げかけ、質問者を「自分の土俵」に引き入れようとします。(今回の討論者はこのやり方に乗りませんでした)

4)一見住人の声を聞くかのようなポーズを見せるが・・・

彼らが提出している教育条例(案)が、教員解雇を前提とするものであることに批判が集中すると、「住民が選ぶ、校長が学校の運営方針を決めるのだから、民主的ではないか」というような発言で批判をかわそうとします。(これも、彼特有の逃げですが)

しかし、その校長や教育委員会を選び、任命するのは橋下市長本院であることは決して口を割りません。

「日の丸に最敬礼し、君が代を大声で歌う教師だらけで、どうして教育水準が上がり、豊かな子供達が育つのか」という問いにも回答はありません。

5)さて、討論の最後になり橋下氏がかねてから主張していた「改憲論」と「核保有論」にはなしが進展しました。核保有を前提に連携を求めてくる石原都知事への態度も指摘されました。

 それまで、巧みに議論をかわし逆質問で逃げを図っていた橋下氏の目が空を漂い始めました。

 「核保有論」と「脱原発」はどう考えても整合性が取れません。

 その後、彼は「それはこれから協議することだ」と最後の逃げで討論番組は終了しました。 

橋下氏を見ていて、彼が主張する「統治機構の改革」なるもの目的が、実はこれまで営々と築いてきた議会性民主主義や二元性民主主義を破壊して、独裁者が徘徊する日本を作ることではないでしょうか。  

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「金曜入院」「月曜退院」を減額する厚労省==医療現場を無視した拙速な政策==「医療費抑制」でなく、「「早く、正しく、安全に、そして患者負担を少なく」できる条件・環境を作るべき==

 

厚労省、「金曜入院」などの割合が高い病院が受け取る入院基本料を減額する方針

 

年々増加する医療費の抑制を図るため、厚生労働省は、入院期間が長くなりがちな「金曜入院」などの割合が高い病院について、病院側が受け取る入院基本料を減額する方針を固めた。

厚労省が、患者の入院日数を曜日別で調べたところ「金曜日」や「土曜日」に入院した患者の平均入院日数は16日を上回り、最も短い水曜日の入院患者より、3日余り長いことがわかった。
一方、退院した曜日で比べると、月曜日に退院した患者の入院日数が、16.89日と最も長かったという。

治療を行わないことが多い、土日を挟んで入退院させることが、入院日数を長くしている要因とみられていて、厚労省は「金曜入院」や「月曜退院」などの割合が高い病院について、病院側が受け取る入院基本料を減額する方針を固めた。

入院期間を短くすることで、医療費の抑制を図る狙いがある。

診療報酬改定を議論している中央社会保険医療協議会で了承されれば、20124月から実施する方針。 (01/26 22:10 FNN )

またまた、厚労省の役人が医療費抑制のために「机上の空論」として「金曜入院」「月曜退院」に「メス」を入れてくるようです。 

これでは先ず金曜日に入院を要するほどの病気になることはできません。

何しろ、金曜入院は診療報酬が「減額」になるのですから・・・。

 しかし、本質的な問題は、病気は曜日を選ばずに発症すると言うことです。 

金曜日の入院を断られ月曜日まで自宅でウンウンうなっていなければないらないのでしょうか。

 退院するにしても、様々な事情で月曜日になるか、先方の都合で月曜転院となることがあります。

 先日の医局での会話・・・・

「これからは、「金」「月」を避けて、木曜入院、火曜日退院が増えるかも知れませんなァ」 

厚労省の立場で行くと、さらに2日間の入院日数の延長になるかもしれません。

 厚労省の皆さが重箱の隅を穿ってやっと見つけた、医療費抑制のくだらない方法ですが、これを放置することはできません。

 医療の自律性を現場に声と実情を無視した拙速な「施策」を繰り出す必要はありません。

 どうしたら「早く、正しく、安全に、そして患者負担を少なく」できる医療が展開できるような条件・環境つくりに彼らの乏しい頭を搾り出すべきです。

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胸が詰まる「餓死した姉妹==札幌市白石区、1987年にも「女性餓死事件」あり==政治の果たす重要な役割==

111

手元の携帯電話で、111番にかけてみた。「タダイマカラ着信試験ヲ行イマス」という女性の音声ガイドが返ってきた

姉妹とみられる40代の女性2人の遺体が見つかった札幌市のマンションの居室玄関には、「111」の発信履歴のある携帯電話が残っていたそうだ。お姉さんが先に病死した後、一人きりになった妹さんは、十分な食事を取れないまま凍死した、と警察はみている。妹には知的障害があった。110番か119番に通報しようとして間違った可能性があるという

料金滞納で電気もガスも止められていた。冷蔵庫は空で、食べる物は無かった。誰かに救いを求めて、必死に数字を押し、呼べども叫べども、返ってくるのは無機質なガイド音声だったとしたら。やりきれない

この冬、釧路市のアパートでは、年金生活とみられる高齢夫婦の遺体が見つかった。妻が病死した後に灯油ストーブの燃料が切れ、認知症の夫が凍死したらしい

二人きりでどうにか暮らしをやりくりしていても、支えてくれる人が亡くなると、置いてけぼりになった命が尽きてしまう。まるで酷寒の荒野に一人放り出されたかのように。人は何のために寄り集い、地域社会や国をつくっているのだろう

残された「1」の並列は、孤独の闇の中でとめどなく落ちる涙の軌跡にも、「これでいいのか」と問い迫る言葉の矢にも見える。

(2012・1・24 北海道新聞 卓上四季)

このニュースを耳にしたとき、いたたまれない感情が胸からあふれ、眼に浮かぶ涙を禁じることはできませんでした。

同時に、1987年におきた「札幌白石区女性餓死事件」を思い出しました。

http://yabusaka.moo.jp/sapporo-gashi.htm

今回の事件も1897年当時と同じ札幌市白石区でした。

白石区にある私の勤務する病院・医局でもその残念さを惜しむ話題が続きました。

まず、周囲の人々とのつながり(絆)が容易にたたれ、その孤立した状態がそのまま続く・・・・餓死してしまうまでです。 

電気代を払えず、電気を止めた北海道電力は、「規定に従って」電気カット。

北ガスも同じ対応です。

 確かに、北電にも北ガスにも「法的責任」はないかもしれません。 

しかし、電気・ガスという社会的共通資本(宇沢弘文)のひとつである「社会的インフラ」を担う企業にひとつです。 

利益を与えてくれた利用者がこの厳寒の札幌で電気やガスが止められることは、場合により『死』を意味することぐらい容易に想像できるのではないでしょうか。 

しかし、これからも原発に依存しょうとする北電にはそうした『社会的使命』を求めるのは無理かもしれません。

 一方、行政は「生活保護ではないから、わからない」といった責任逃れとも取れる発言です。 

確かにお姉さんのほうは、3回も生活保護の相談に区役所を訪れ、しかし、福祉の世話にならないことを「決意」したそうです。

 しかし、それは本当なのか!!! いずれ判ることですが・・・。 

近年の生活保護制度の運用に当たり、そのように「決意」させられることも少なくないからです。 

また、知的障害を持っていた妹さんは、どうして施設からの援助の手が差し伸べられなかったのでしょうか。

 最近、知的障害者の社会復帰・在宅ケアが叫ばれ、施設そのものが減少する中で、一時的にでも障害者をきめ細かく施設でフォローする体制の弱まりも感じています。

 福祉行政と企業の社会的責任、地域の「絆ネットワーク」が質・量ともに劣化する中で、政治の果たす役割がこれほど重要なことはありません。

 こんなこと、二度と起こらないように力を合わせてゆきたいものです。 

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堕落政治の「デフレスパイラル」を作る「議員定数削減」==小選挙区制がもたらした日本政治の劣化=「消費増税国会」つくりに腐心する野田どじょう内閣==

比例80削減案に反発相次ぐ=選挙制度協議会が再開

与野党は25日午前、衆院選の「1票の格差」是正などを話し合う選挙制度協議会(座長・樽床伸二民主党幹事長代行)を国会内で開いた。民主党は小選挙区を「0増5減」とし、比例代表定数を80削減する同党の案を説明したが、公明党などは制度の抜本改革を主張し、平行線に終わった。

 比例定数を大幅削減する民主党案に対しては「これまでの協議会の議論を無視している」などと反対論が続出。公明党が小政党にも配慮した小選挙区比例代表連用制の採用を求めたほか、自民党も「中小政党への配慮がなく、反対だ」と主張した。 

[時事通信社]

極めて当たり前の「反発」です。野田政権が消費増税目当てにした議員定数削減ですから、思想もビジョンもない当てずっぽうの政策ですからたまったものではありません。

第一に、議員定数削減がどうして『身を切る』ことになるのでしょうか。定数削減で切られるのは、『身』ではなく国民の民意です。

そもそも、国会議員の使命は、多様な国民の考えを国政に届けることです。

その意味で、議員数のみならず議員達がどのような選挙制度で選出されるのかが大変重要なことです。

もし、比例定数削減の論拠を「役に立たない議員のためであれば、沿う考え、議席削減を主張する議員本人が自発的に辞職すべきです。

「お金がないから」、「役に立たない政治屋が多いから」議員定数を削減するというのは、日本の政治の「質」を低下させる・・・・堕落政治の「デフレスパイラル」に陥らせることになります。

さらに、民主党と自民党の二大政権による「政権交代」構想なるものは、結局、戦後政治を貫いてきた自民党政治の延長どころか、それ以上の反国民的・売国的(?)政治に落ちいっているのが現状です。

野田政権が狙っているのは、「身を切る」ことを口実にそれを「定数削減」にすり替えて、国会そのものを「消費増税」勢力に限りなく一元化することなのです。

今やるべきことは、「定数削減」ではなく、民意を正当に反映できる選挙制度を作り出すことではないでしょうか。

それにしても、小選挙区制が日本政治にもたらした害悪=堕落政治のデフレスパイラルから一日も早く脱出しなければなりません。 

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10%消費税」は、「増税路線」第一歩に過ぎない==財界の思うがままの野田どじょう内閣=力めば力むほど、「財界とアメリカ」のパシリになり下がる==

急浮上・・・年金抜本改革 「追加増税」が火種に

12/01/24 テレ朝ニュース)

「消費税国会」が24日に開幕します。政府は消費税10%の方針を固めていますが、民主党は、マニフェストで約束した年金改革にはさらに増税が必要だとしています。

 (政治部・小池直子記者報告)
 民主党がここにきて検討を始めた改革案は、2009年の衆議院選挙マニフェストに沿った案ですが、柱となるのが月7万円もらえる「最低保障年金」の創設です。そして、国民年金、厚生年金、共済年金をすべて一元化し、払った保険料に応じて、もらえるお金が決まる「所得比例年金」です。これをすべて実施しようとすると、消費税は10%では足りず、さらに数%の増税が必要だと岡田副総理など政権幹部が立て続けに発言しています。どうしてこうなったのかということですが、これは公明党が与野党協議に応じる前に「社会保障の全体像を示せ」と主張したからです。
  公明党・山口代表:「抜本改革の年金財源、消費税、この姿が不明確なまま議論しようというのでは、まさに画竜点睛(がりょうてんせい)を欠く」
 民主党幹部は、公明党を取り込むための環境整備だと考えています。しかし、消費税10%の法案も手つかずの状況のなかで、さらなる上乗せ案が出てきたことで新たな火種となることは間違いありません。

本日の野田首相による施政方針演説は、「社会保障と税の一体改革」について「決意」を力説しまし。

 しかし、新たな火種というより野田増税路線内閣の『本性』を表わす「更なる増税論」が、岡田副総理を中心に出されてきました。

 であるとすると野田政権が『力説』する10%消費税は、つまるところ「社会保障充実」のためには」0数%になることも含んで認めよ、覚悟しておけということです。

  民主党政権の失政が続く中、更なる増税は日本の国を本当に奈落の底に突き落とすことにならないでしょか。

 巨額な内部留保を溜め込む上場企業から、そして以前から公的資金を注入されて「生き返った」大銀行からも応分の法人税を納めさせること・・・・。

 これは、単に計算上の数字つじつまあわせではなく、日本の企業社会のあり方そのものに迫る重要問題なのです。

 そのところに真剣にメスを入れずして、「財政難だから消費税増税に」という日本経済を転落させる単純な経済・財政思考では結局のところ企業そのものも破綻することになるかもしれません。

 こうした中にある「10%消費税」は、これか続く増税路線の第一歩に過ぎません。

 これからの日本経済や社会保障のあり方について十分な説明もなく、「消費税増税」を声だかに叫ぶのだどじょう首相の、無能力ぶりが日一日鮮明になってみました。

 野田氏は、歴代首相にないほどの「財界の手先」「財界のパシリ」であることを自己証明しているのです。

 いやいや、それだけではなく、沖縄普天間基地をめぐっては、直接「アメリカの手先」の様子もまもなく明らかになることでしょう。   

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『原子力村』に注ぎ込まれる「原子力研究マネー」 ==日本の大学・学会の自浄能力が試されています==望まれる『御用学者』たちの反省と研究場面からの退場==
 <原発推進>11大学に104億円 国と企業が提供
毎日新聞 1月22日(日)9時49分配信
 東京大や京都大など11国立大学の原子力関連研究に対し、06~10年度、国や原子力関連企業などから少なくとも104億8764万円の資金が提供されたことが、毎日新聞の集計で分かった。
規模の大きな大学は毎年、数億円規模で受け取っている。「原子力推進」に沿う限り、研究資金を安定的に得られる仕組みで、大学が国策に組み込まれている構図が鮮明になった。

 各大学への情報公開請求で得た資料を分析した。原子力関連の研究室や研究者が、受託研究▽共同研究▽奨学寄付金▽寄付講座--の形で、国、日本原子力研究開発機構などの政府系団体、電力会社や原子力関連企業から受け取った金額を集計した。未公開部分もあるため、実際にはもっと多いとみられる。

 ほとんどは受託研究が占め93億円。特に国からの委託は高額で、文部科学省が福井大に委託した「『もんじゅ』における高速増殖炉の実用化のための中核的研究開発」(5億1463万円、10年度)など億単位も目立つ。

 共同研究は総額4億1083万円。企業側が数十万~数百万円を負担することが多い。

 奨学寄付金は総額2億1822万円で、研究者が自由に使えるケースも多い。

 個人別で最多だったのは、福島第1原発事故直後、当時の菅直人首相から内閣官房参与に任命された有冨正憲・東京工業大教授で1885万円。有冨氏は「持病があり、学会などで海外渡航する際にエコノミークラスが使えず、旅費がかさむ。その点を配慮してくれているからでは」と話す。

 企業からの寄付が研究結果をゆがめる恐れについては、「気をつけている。私は安全評価より開発研究が中心で、問題は生じないと思う」と話した。

 一方、原発の危険性に警鐘を鳴らし続けてきた京都大の小出裕章、今中哲二の両助教には、「原子力マネー」の提供はなかった。

 寄付講座は4大学が電力会社などの寄付で開設し、総額4億9100万円だった。

 大学別では、京都大33億640万円、東京大25億5895万円、東京工業大16億7481万円の順だった。【日下部聡】====================================
これまでの原発推進派で形成されてきた「原子力村」の有力構成部分のひとつは、大学・研究機関でありました。
 
それを資金面から明らかにしたのが今回の調査結果でしょうか。
]しかし、実際に国や原子力関連企業からばら撒かれている「資金」はこれよりももっともっと多いのが学会の『常識』です。
一方、原子力発電の危険性を訴え続けている京都大の小出裕章、今中哲二の両助教には、びた一文も出されていないことがこれまで国と企業が進めてきた原子力行政と開発のいびつさを示しています。
つまり、原子力発電の安全性への検討を無視して、安全神話を流しながら、開発・製造・販売に血道をあげてきた姿が浮き彫りになります。
3・11直後、テレビのコメンテーターとして、「事故の安全性」を語ってきた、いわゆる「御用学者」たちが所属する大学・講座であることが明らかになりました。
この結果起きた福島原発事故への反省もなく、「原子力村」の解体も考えず、来年度もまた同じように資金をいただこうとする大学・研究機関があるとすれば、日本の大学・研究機関の自殺行為になるかもしれません。
少なくとも原発の安全性を確保を一大テーマに、研究の組み立てを開始するべきではないでしょうか。
できれば、これまでの「御用学者」には、研究の表舞台から退場し『原子力研究マネー』を拒否するするぐらいの自浄能力が日本の大学・学会に望まれます。

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橋下氏がもくろむ「小泉劇場」の亡霊復活==単一課題で「民意を得る」欺瞞性==国の重要課題をゆがめる「劇場型」政治==
大阪維新の会:衆院選独自候補の擁立に強い意欲--橋下代表
(毎日新聞 2012.01.22)
 大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は20日、同市内で開いた政治資金パーティーで、「国を変えるにはもう一回、生きるか死ぬかの選挙をやらなければならない」と述べ、次期衆院選での独自候補擁立に強い意欲を示した。自身が塾長となって今春開講する「維新政治塾」には、400人程度の塾生を集める考えも表明した。
 橋下氏は集まった約1300人を前に「中央集権体制という今のシステムをすべて捨て去って、何から何まで一から作り直すのが道州制。やるかどうかを国民が示す年になる」と、道州制を争点に次期衆院選を戦う準備があることを強調した。【津久井達】
=========
 橋下氏が国政に進出する『目玉』とする大阪都構想や道州制が、果たして現在の日本の政治をめぐる最重要な課題であるのでしょうか。
 3.11以降、震災復興・原発事故への対応は日本社会と文化・経済に根本的な問題提起がなされています。
 また、これからの社会保障をあり方や消費税増税をめぐる政治の方向に国民の意見がどれだけ反映されるのか・・・・。
 ますます深化する経済不況と雇用の悪化など、解決しなければならない課題が山済みされています。
 同時に、田中新防衛が失言した沖縄・普天間基地移設問題も外交とも絡む重要問題です。
 こうしたことが国民に提起されてる中で、『大阪都構想』なる単一課題を掲げて「劇場型」の政治状況を作り出そうとしているのが
橋下氏の「政治手法」なのでしょうか。
 ちょうど小泉元首相が「郵政改革」のみを争点にして「大勝」した総選挙を思い出します。
 当時から、単一課題で臨み、勝利後は公約もしていない課題も「民意」だと偽って政権運営しいた小泉氏のペテン師的やり方に大きな疑問を感じたものでした。
 さて、橋下にも小泉氏と似たような手法が目立ちます。
 先の大阪市長選挙でも「大阪都構想」を打ち出しておきながら「勝利」後に「民意を得た」ことを根拠に様々な強権的施策を狙っているのがありありです。
 かつて破産した「小泉劇場」の亡霊が橋下氏の下で復活させられようとしているようでなりません。

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『身を切る」論を利用し、民意と国会の乖離を狙う「比例議席定数削減」==最大の政治的無駄使いは、年間320億円の政党助成金==制度をいじくり自己に有利にする野田政権は、ファッショ性を内包する危険あり==

新党含む11政党に助成金交付へ

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ことし交付される予定の政党助成金は、11の政党に対して総額320億1400万円で、去年暮れに結成された「新党きづな」には2億700万円、「新党大地・真民主」には1億1500万円が、それぞれ交付される予定です。

政党助成金は、政党助成法に基づいて、1月1日現在で所属している衆参両院の国会議員の数や過去の国政選挙の得票に応じ、総務大臣に届け出を行った政党に対して交付されます。ことし届け出をしたのは11の政党で、総額で320億1400万円が交付されます。れを基に、各党に交付される予定額を試算すると、多い順に、▽民主党が165億400万円、▽自民党が101億5400万円、▽公明党が22億7900万円、▽みんなの党が11億1800万円、▽社民党が7億6300万円、▽国民新党が4億4200万円、▽去年暮れに結成された新党きづなが2億700万円、▽たちあがれ日本が1億7300万円、▽新党日本が1億3600万円、▽新党改革が1億1900万円、▽去年暮れに結成された新党大地・真民主が1億1500万円となっています。一方、共産党は、政党助成法に反対する立場から届け出をせず、政党助成金は受けていません。政党助成金は、平成24年度予算案が成立すれば、4月以降4回に分けて各党に交付されます。

「政治家みずから身を切る」などという大見得を切る野田政権ですがその内容は何か・・・・。

消費税増税のために国民に対して「増税前にやること」として『身を切る』論を展開し、その「実践」として議員定数削減=比例代表議席80削減を打ち出してきました。 

これは、全く「論理の飛躍・すり替え」ではないでしょうか。

そもそも、増税の前提として「身を切る」ためには、議員歳費の削減に入るのが順当です。

すでに震災後昨年からこれは実行されています。

次に対象になるのがこの政党助成金です。毎年、およそ320億円もの税金が共産党を除く各政党にばら撒かれます。

政治活動が国民の税金で「保障」されること自体が奇妙な話ですが、受け取る政党からするとこんなうまみのある事はありません。

野田政権は、この政党助成金には目をつむり、「身を切る」論を逆手にとって、民意をいくらかでも反映するためにある比例代表議席の削減に走りました。

ご存知のように、これでますます民主と自民の「二大政党状態」な純化してゆきます。

これで国会は、「消費税増税」路線の『二大政党』の独占状態になってしまいます。各全国紙の世論調査では、「消費税増税反対」が過半数を超え、「増税賛成」は30%台に下がっています。

これだけ、国民の民意と国会の意思が乖離することを承知で・・・・否、あえて乖離させて「消費税増税」を強行しょうとする野田どじょう内閣の危険性をあらためて喚起しなければなりません。

選挙制度をいじくって、自分だけの都合のよう『国会』を作る・・・

これこそ議会制民主主義を「利用」し、破壊するファッショに通じる危うさを感じてなりません。

野田どじょう政権には、そうしたファッショ性が内応されているかもしれません。

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民意を反映しない小選挙区制への純化==自民案の丸呑みを決め込む野田政権==消費税増税のために自民党に擦り寄る「どじょう内閣」==

衆院選挙制度改革:小選挙区0増5減 民主方針、自民案「丸のみ」 比例は80減

 民主党は17日、国会内で政治改革推進本部(本部長、樽床伸二幹事長代行)の役員会を開き、衆院の「1票の格差」是正について、まず各都道府県に1議席ずつ割り振る「1人別枠方式」を廃止し、小選挙区を「0増5減」する自民党案を取り入れた衆院議員選挙区画定審議会(区割り審)設置法改正案の骨子をまとめた。

また政権公約(マニフェスト)通りに衆院比例定数を80削減する公職選挙法改正案骨子もまとめ、両法案を次期通常国会で提出する方針を確認した。

 野田佳彦首相が進める消費増税方針の前提として、国会議員定数削減などの「身を切る改革」で、党の主張を明確に示す必要があると判断した。

両法案が成立すれば、衆院議員の定数は、現在の480人(小選挙区300、比例代表180)から計85人減って395人(小選挙区295、比例100)となる。両案は18日に開く同本部総会で了承される見通し。民主党が19日の開催を提案している与野党幹事長・書記局長会談で協議を呼びかけるが、協議が整わない場合は民主党単独での提出も検討する。

 「0増5減」案を採用したのは、自民党案を「丸のみ」することで、1票の格差是正と定数削減は選挙制度の抜本改革とあわせて行うべきだとする公明党と分断する狙いもある。

 また、2月25日までとなっている区割り審の区割り改定の勧告期限を6カ月延長する。 比例定数は、近畿ブロックを現行の29人から13人減らし16人とするなど、計80人削減するが、公明党は比例定数80削減案に反発。比例定数30削減を掲げる自民党も公明党に配慮して対応に苦慮するとみられ、法案の成否は不透明だ。

公明党の山口那津男代表は17日、都内で記者団に、「抜本改革をどうするのか何の言及もない。協議の土俵を自ら壊すような進め方はすべきではない」と批判した。【高橋恵子、岡崎大輔】

(毎日新聞 2012118日 東京朝刊)

野田政権のなりふり構わぬ「消費税増税シフト」つくりが進行しています。

選挙制度改革では『小選挙区0増5減」の自民党案を丸呑みし、自民党抱き込みに踏み込みました。

一方、議員定数削減では比例代表18080削減し、100議席とするのですから、国会がますます国民の民意から離れて行くことになります。

この結果、民主党と自民の「二大政党化」がますます純化してゆきます。

しかし、小選挙区制そのものが、政権交代だけを目的としたものであり、民意との乖離は覆い隠すことが出来ません。

事実、「政権交代」なった民主党の繰り出す政治・政策は、自民党時代と同じか、それを超えるものではないでしょうか。

これは、二大政党というよりは「一党独裁・二派閥政治」の進行です。

今後、より民意を反映する選挙制度を考えるのであれば、小選挙区制をやめて、限りなく比例代表制を中心にすべきではないでしょうか。

こうした、民主主義の根本に関わる選挙制度にかんして、増税優先で自民党に擦り寄るどじょう内閣とは・・・・・・・。

原発・普天間基地などと考え合わせると、その背後にあるのは、アメリカ・財界・官僚達の顔が見え隠れしてなりません。

彼らに尻を叩かれ、「消費税増税」に邁進する野田政権は、まもなく国民から厳しい批判にさらされることになること間違いありません。 

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野田どじょうの後ろに浮かぶ、財務省と財界の亡霊==彼らの手先で消費税増税に励む野田改造内閣==消費税増税で日本は沈没の道へ==
増税布陣 支持広がらず 世論調査 
2012115日 東京新聞)
 共同通信社の世論調査で内閣支持率が横ばいにとどまったことは、野田佳彦首相が消費税増税を断行するため態勢を強化した内閣改造に国民の期待が広がっていない現実を浮き彫りにした。民主党内の増税慎重派や野党は抵抗を強めるとみられ、「消費増税シフト」は出ばなをくじかれた。 (原田悟) 
首相は十四日のテレビ東京番組で、消費税増税を柱とした社会保障と税の一体改革に関し「政治生命を懸けてやり抜く」と強調した。
 しかし、首相の強い決意とは裏腹に、世論調査では消費税増税に厳しい結果が突き付けられた。国会議員の定数削減や国家公務員の給与削減などの無駄削減が実現しない限り「増税すべきでない」との回答が約八割を占めた。
 民主党の増税慎重派議員は「国民感覚からすれば当然だ」と首相をけん制。賛成派議員も「この二つができなければ増税をお願いすることなどできない」と述べた。
 首相は二十四日召集の通常国会で、議員定数と公務員給与の削減を目指すが、野党との協議が進むめどは立っていない。野党と合意しない限り、参院で与野党が逆転した「ねじれ国会」で関連法案の成立は難しく、実現できなければ国民の増税への理解は得られないことになる。
 内閣支持率も改造直後としては厳しい数字となった。
 改造に踏み切れば、内閣の顔触れの新鮮さから、支持率は上昇するのが通例。菅政権でも、二〇一〇年九月の改造後に政権発足時を上回る64・4%を記録。約一週間前の調査より9・7ポイント増えた。参院で問責決議を受けた仙谷由人元官房長官らを交代させた一一年一月の再改造でも、一〇年十二月に23・6%まで落ち込んでいた支持率を32・2%へと押し上げている。
 ところが、今回は前回調査よりわずか0・1ポイント増。岡田克也副総理について約六割の人が「期待する」と回答しているにもかかわらず、内閣支持率が回復しなかったことは、政権自体への信頼が揺らいでいることをうかがわせた。
 野党は「国民は野田政権を冷ややかに見ている」(自民党幹部)と対決色を強める構えだ。首相は与野党協議を経て、増税関連法案を三月に国会提出したい考えだが、内閣改造しても難しい状況に変わりはない。
==========
内閣改造時の世論調査に一喜一憂する必要もありませんが、・・・・。
 それにしても、国民に支持されない野田どじょう内閣ではないでしょうか。
何が何でも「消費税増税」突っ走る野田首相の能力のなさを国民は見抜いているのかも知れません。
1)「社会保障と税の一体改革」といいつつ、増税一本やりで社会保障のあり方を国民に丁寧に説明しょうとする努力が見られません。否、説明することができないというのが本音です。
 改革と言いつつ改革の実態は「社会保障の改悪」なのですから・・・・。
医療では、窓口負担額の増額を予定し、介護保険でも保険料と自己負担額が増え、年金の開始年齢の延長と支給額の減額する和えい様です。
2)消費税増税により、低所得者層にとっての逆進性がさらに高まり、日本社会の『経済格差』はさらに進行させます。
そして、これは経済格差にとどまらず、抜き差しならぬ社会的格差へと進むことが明らかです
3)そして、何よりも消費税増税で、国民の購買力低下による内需の落ち込みがいっそう進展します。
これでは、いくら消費税で国民から税を搾り取っても、所得税など直接税も含めた国の税収は減少する可能性が大です。
4)以上より、「消費税増税」は日本経済の破綻の加速度をあげるものになりまねません。
これは、すなわち日本の国家財政の破綻に直結するものではないでしょうか。
5)また、同時に『公約違反』の消費税増税は、民主党政権のみならず政治一般へのへの不信を国民に植え付けるものです。
本来、社会保障改革が目的と言っていたものが、いつのまにか「消費税増税」そのものが目的としてしまった事態になっています。
ここから判ることは、やはり社会保障よりも最初から「増税」そのものが彼らの狙いであったことことです。
野田どじょうの後ろには、国民いじめの「財務省」、減税の恩恵を受ける「財界」が幽霊のように浮かび上がっているような気がしてなりません。
彼らの手先で消費税増税に励む野田改造内閣により、消費税増税で日本はを沈没の道へ導くべきでありません。

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