鹿児島県阿久根市議会は15日、新年度予算案を審議する予算特別委員会(15人)を再開した。11、12日の審議で市幹部らの答弁拒否が相次いだため、議会は竹原信一市長に予算案の詳細な積算根拠を示すよう文書で求めたが、市長が回答を拒否し文書を返却してきたため、15日の委員会審議を打ち切った。
同委員会で答弁を拒否したのは計20部署のうち8部署の課長ら。理由を「竹原信一市長の命令」と説明している。このため浜之上大成議長は12日、市長に積算根拠の説明を文書で要請していた。
15日午前10時に開会した委員会の冒頭、委員長が市長から回答がなかったことを報告。委員からは「市長が委員会に出席して答えるべきだ」との意見が出て、市長の出席を求めたが、市長は応じなかった。 同委員会は最終日の17日、新年度予算案を採決するが、市長から説明がないため、市長の公約に基づく部分を除いた修正案を議員提案し、可決することを検討している。(2010年3月15日 読売新聞)
阿久根市長、市議会特別委にも出席拒否
(2010年3月15日 朝日新聞)
市長の出席拒否や執行部の答弁拒否で混乱が続く鹿児島県阿久根市議会は15日、新年度予算案を審議する3日目となる予算特別委員会(議長を除く全15人)を開いた。総務課長や教育委員会の課長ら8人(8部署)が説明や質疑を拒否しているため、竹原信一市長に出席を要請したが、竹原市長は議会での報道陣の撮影禁止など3条件を再度通告し、出席を拒否した。
特別委は午前10時に開会。特別委の浜崎国治委員長が「予算の説明と積算根拠を求めたが、提出がなかった」と述べて特別委で取り扱いを協議。竹原市長に出席を求めることにした。
市議会をもて遊ぶかのような竹原阿久根市長の「奇行」とでも言うような無法ぶりが続けられています。
今度は、新年度予算案を審議する予算特別委員会への出席さえも拒否している有様です。
しかも議会に出している「要求」なるものも、相変わらずマスコミへの公開は否定しておきながら市民(この市民と言うのは、市長が認める『市民』かもしれません)には議会を開放するポーズをとり、『市民とマスコミの分断』を図ろうとするのは明らかになりました。
前回の市長選挙での「再選」に「根拠」をえて、一連の「無法」が始まりました。
今回だけをみても、市の予算と言う市民生活や市政を行う上で大切な予算審議をマスコミ対策の道具としているのですから、市長としての責任も資質も能力も全くないのも同然ではないでしょうか。
しかし、同時に見過ごすことができないのは、竹原市長側から巧妙に仕掛けられている、阿久根市政私物化の狙いです。
議会への独断的挑戦と共に市役所内部にも竹原独裁体制を敷きつつあるということです。
市長命令で、議会や委員会への出席や答弁と拒否する有様は、「市長恐し」の風潮を市役所内部で醸成させているのです。
ここで期待することのひとつは、阿久根市民の中からがこうした「市長の横暴」に対して市議会正常化の行動が起きることです。
そして、それを基礎にして、議会とマスコミのあり方を社会に提起し、こうした『市長の横暴が』阿久根市と言う一地方自治体だけではなく、議会制民主主義を脅かす重大な問題なのだということを問いかけることではないでしょうか。
国会でも不十分とはいえ本会議や委員会審議にTV中継が入る時代なのにです!!議会からのマスコミ=報道の排除は、議会の公開性を妨げ、議会の密室化につながるものです。
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