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占い

2月23日北海道新聞 卓上四季)

昔、政治と占いは密接な関係にあった。神殿で動物の骨や亀の甲羅を焼いたり、月や星を見たり。夢で判断することもある。さまざまに「神のお告げ」を聞こうとした

占いの語源は「裏合い」だ、という説がある。裏に隠された意味を知り、表と合わせる。だから、ものの意味を探るうちに、合理的な知識を得ることもある。占星術が天文学を育てたのは一例だ

今の日本では選挙も占いになる。夏の参院選を予見しないとも限らないのが長崎県知事選だ。民主党などが推す候補が大敗した。自民党は勢いづいている。もっとも民主党幹部は「一地方の知事選が参院選に影響することはない」と関連を否定する

選挙結果が持つ「裏に隠された意味」は明らかだ。民主党は政治資金の疑惑がぬぐえない。自浄能力もない。おかげで暮らしにかかわる政策論議が進まない。たいがいにしとかな(いいかげんにして)、と長崎言葉の嘆きが聞こえるようだ

選挙戦で、民主党は利益誘導を持ち出した。小沢幹事長は「欲しければ高速道路を造ることもできる」と述べている。かつて自民党が批判されたのと同じ発想だ。これが政権交代かねと、首をかしげた人がいたのも当然だろう

民主党の敗北は、有権者が少しお仕置きした程度か、風向きが音を立てて変わる兆しか。現代の政治家は、神ならぬ「民のお告げ」によく耳を澄ませるのが賢明だ。

昨年の総選挙前に、「西松建設」問題で当時の小沢民主党代表を辞任した状況と同じになってきました。

「政治と金」から逃れられない現在の民主党に対して、「きれいな政治」を期待して一票を投じた有権者の落胆ぶりとそれと裏腹の「民主党への怒り」が今度の長崎知事選ではないでしょうか。

北海道の「北教組」献金問題も、北教組が日教組の下部組織であることから、そうした選挙資金の横流しが、他の都府県でも勃発しないとも限りません。

こうしてみると、この時点で民主党は、鳩山・小沢のツートップが共に、「政治と金」問題を国民の前に明らかにして置くことが大切です。

先ずは、国会の中で、これまでの経過を国民が納得する形で自ら説明責任を果たすべきです。

また、これまでの自民党とうり二つの「利益誘導型」の民主党的やり方にも国民は警戒心を持ち始めています。

このままでは、来る参議院選挙での敗北もあるかもしれません。

しかし、こうした民主党の「逃亡姿勢」を一番喜んでいるのは、自民党であり公明党ではないでしょうか。     

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