癌患者さんをめぐり『経済的貧困』と『絆の脆弱化=関係の貧困』の克服を==「癌」医療でも「医療費窓口負担の減額化」と社会的支援が必要!!==
がん患者に真の支援を、態勢作り発足…石川
金大教員グループなど
2010/02/08(月) 読売新聞
死因の1位を占めるがん。患者とその家族が本当に求めている支援とは何か――。
金沢大学の教員を中心としたグループが今月、患者と家族の声を生かした支援態勢を作るためのプロジェクトを発足させた。
患者の精神的支援を行うイギリスでの取り組みを紹介する講演会や、患者の悩みとなりやすい食事と排せつに関する体験講座を開きながら、支援態勢を模索していく。
金沢大ではこれまでも、患者ががん医療について語る公開講座を開くなど、患者の生の声に耳を傾けてきた。今回のプロジェクトでは、学外にもネットワークを広げ、医師や福祉従事者、がん体験者、マスコミ関係者、学生など様々な立場でがんにかかわる約40人が参加する。
ノンフィクション作家の柳田邦男氏ら19人にも活動内容を報告し、意見・提言を募るという。
県健康推進課によると、2008年の県内の死亡者1万1012人のうち、がんは3288人(29・9%)を占める。患者本人はもちろん、家族として支え、残された者として悲しみに対峙(たいじ)するなど、多くの人が、がんという病気にかかわらざるを得ないのが現実だ。
実際、プロジェクトの会合と懇親会が行われた今月2日、数十年前の高校時代、父親をがんで亡くしたという女性メンバーは「今でも後悔していることがある」と、看病をした記憶を振り返り、涙を浮かべていた。
この会合では、「療養中の食事と口のケアに悩んでいる人が多い」(看護師)、「最後は寝たきりになる治療に疑問を感じる。在宅を含めてケアを考えていきたい」(医師)、「相談窓口を設けても患者からは電話しにくい。病院側からアプローチしていくことが大事だ」(医師)などの意見が出されており、様々な意見を今後の活動に生かしていく予定だという。
20日には、金沢市内のホールで講演会を開く。患者や家族が気軽に立ち寄れる、病院敷地内に作った相談支援センター関係者をイギリスから招き、がん患者の支援のかたちを考えるという。問い合わせは、北陸がんプロフェッショナル養成プログラム事務局((電)076・265・2854)へ。
癌を患った本人はもとより、その家族の方々の不安や苦しみは計りしれなおものがあります。
今回の「支援体制作り」は、そうした事に対する一助になることは間違いありません。
と同時に、癌患者さんも含めて、医療にアクセスする事が困難な事例が最近特に増加している気がし手まりません。
ひとつは、経済問題=経済的困難です。
デフレスパイラルが進行する中で、実収入の目減りする国民は、医療や介護、教育や食費に切りつめれるだけ節約することが当たり前の世相となっています。
これをいくらかでも改善するためにも、「医療削減政策からの完全脱却」が必要な事は言うまでもありません。
そのひとつとして、ひとり1人の国民が医療にかかりやすくするために、「窓口負担」の大幅値下げも必要です。
現在の「窓口3割負担」を2割にでも1割にでも・・・・・・場合によっては「窓口負担無料」にでもならないものでしょうか。
癌患者さんとご家族が医療費の心配なしに療養に専念できる体制を整えるのは、政治と行政の仕事です。
また、働く世代の「癌治療」に於いては、職場での就業体制や休業補償の充実も大切です。
一家の大黒柱が「癌で倒れたら・・・」、その後は一家が路頭に迷うのでは、癌患者さんはシンでも死にきれるものではありません。
しかし、癌患者さんをめぐり闘病環境を考えると先に述べた「経済の貧困」を克服するための行政的処置(医療費負担軽減や休業補償の充実)と同時に、今回開催されている様々な支援体制作りも大変重要なことです。
今日進行している社会的「絆の脆弱化=関係性の貧困」が、癌の闘病生活の中でも無縁の事ではありません。
癌患者さんとそのご家族の孤立化を避け、豊かな人間的・社会的環境の中で闘病が出来ることを願ってやみません。
そうして、希望(?)に満ちた闘病生活は、ひょっとしたら・・・・・・生命予後を改善するかもしれません。(非科学的と批判されそうですが・・・・)
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