映画「いのちの山河~日本の青空Ⅱ」上映始まる==地域医療の原点、岩手・沢内村と 深沢村長==現在に通じる、地域・福祉・医療のあり方を提起==http://www.cinema-indies.co.jp/aozora2/index.php

 

 「豪雪・貧困・多病」という、大きな問題を抱えていた山あいの小さな村・沢内村(岩手県)―

 

“豪雪・多病・貧困”とてつもなく大きな問題を抱えていた、山間の小さな村・沢内村。

長く無医村であったこの地で、父親から医者になることを期待されながらも村を離れていた深澤晟雄はある日、妻と帰郷する。

昔と変わらず悲惨な村の状況を前に晟雄は、何とか村をよくしたいと立ち上がった。

自分達を苦しめている問題を打破しようと村民に語りかけ、自らの信念である『生命尊重』行政の在り方を説き、いよいよ村民の医療無料化に踏み切ろうと決意するが、国民健康保険法違反という壁に突き当たってしまう。

晟雄は、村民のいのちのため、全国に先駆けて何としてでも実現させようと「少なくとも憲法違反にはならない。国がやらないから、村がやるんです!」と憲法25条を盾に、老人・乳児医療無料化を推し進めていく。

やがて、全国でも最悪の乳児死亡率だった村が、全国初の乳児死亡“ゼロ”という記録を生みだすまでになる。

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昨日、50年前に岩手県沢内村で始まった地域と地域医療の確立を目指して立ち上がった村民と深沢村長・役場職員の苦闘と「成果」を描いた作品でした。

 当時沢内村で始まった「老人医療費無料化」政策は、時の政治を動かしそれが全国に広がりました。

 しかし、その後、高齢者福祉は、自民党政府が推し進めてきた「医療費費削減政策」の中で、無残にも破壊されてきました。

 その象徴的であったのが、自公政権が強行した「後期高齢者医療制度」であることは記憶に新しいことです。

 映画の中では、深沢村長が村政の中心に据えた「憲法25条」を基本に住民や役場職員の人々の血のにじむような努力が描かれています。

 豪雪地帯の寒村であっても決して諦めずに、住民の生活と福祉・医療の前進に向けての彼らの情熱が痛いほど伝わってきました。

 同時に、深沢村長とその家族の人々が織り成す関係が、胸を熱くしてくれます。

 御夫婦間の思いやりや養子で迎えた娘さんへの愛情を続けんがための実子を控えたことなど・・・・。

 老人医療費の無料化で、病院受診にお金の心配をせずに済むことにより、経済的なゆとりができて、家族関係が暖かくなることは、格差と貧困の中で「人間の孤立」が進行している現代社会への重大な警鐘として受け止めることができました。

 医療従事者のみならず、より多くの人々に観てほしい作品です。 

全国の上映予定は、以下のアドレスを参照してください。

http://www.cinemaindies.co.jp/aozora2/schedule.php
    

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