< 阿久根市議会と鹿児島県議会から謝罪要求が... | メイン | 「独立法人化」は、日本の「大学崩壊」の一... >

布川事件

(12月17日北海道新聞 卓上四季)

はたちをいくらか過ぎ、啄木が嘆いた。〈己(おの)が名をほのかに呼びて涙せし十四の春にかへる術(すべ)なし〉。いくら懐かしんだところで、少年時代に戻ることはできない
60歳を過ぎた人が、20歳のころに帰りたいと願う。歌で言えば「ブルー・シャトウ」が流行した年へ。涙を流しても、果たせぬ夢でしかない。42年前に男性が殺害された茨城県の「布川(ふかわ)事件」で、無期懲役が確定した元被告の桜井昌司さん(62)と杉山卓男さん(63)の再審開始が決まった。無罪とされる公算が大きい
経過を見れば、単に「誤判でした」では済まない問題に気づく。再審決定につながった新証拠の多くは、検察が再審請求の過程で弁護団に求められ提出した。当初の裁判には出されていないのだ
例えば県警の毛髪鑑定書だ。現場に残った、被害者のものではない毛髪を元被告のと比べた。「類似しているとはいえない」が結論だ。真犯人が別にいる可能性を示した文書だが、存在は伏せられていた
「被害者宅の前で、別の男性を見た」という目撃者の証言。自供と違う、布などによる絞殺をうかがわせる死体検案書。こうしたものも、当初は法廷に出されていなかった
検察に好都合な証拠だけつなぎ、犯罪がつくられたようにも見える。「最初から開示されていれば有罪にならなかった」。元被告の2人は憤った。どんなに怒っても、怒り足りないであろう。

今年の誕生日に、交通事故を起こして(起こされて?)しまいました。

「事故」の次第は、私が時速20kmに走行中、駐車場の車の陰から予備校生が乗車する自転車(激チャリ)が飛び出してきて私の車の左前方にあったものです、全治1週間の怪我(堅い挫傷と逆行性健忘)でした。

早速、交通事故警察がやって来て、加害者と被害者の立ち会いで現場検証。

前方を中止しながらゆっくり徐行まがいの運転をしていた私にとって、物陰からの飛び出しは避けようがありませんでした。

しかし、交通事故は、『自動車の運転手が加害者』という不文律のようなものがあり、後日、『加害者』として警察に呼び出され事情聴取を受けるはめになりました。 

問題は、その事情聴取の方法にありました。担当警察官が、PCで聞き取りながら文章を作り上げ、それを読み上げて「総意がなければサインを」というやり方です。 

しかし、その読み上げの中に「運転中に前方注視を怠り・・・・」と言う一文が入っていました。

前方を見ながら運転していた私は、「前方注視を怠って言いません」と言い返すと、「怠っていないのなら、事故は起きないはずだ!!」・・・・「いや、怠っていない」たばこの匂いがしみ込んだ広さが3畳間ほどの「取調室」でこのやりとりが延々と3時間以上続きました。

こうした中で、「あぁ~、面倒くさい・・・警察官の言うとおりなのかもしれない。サインしてしまおうか」と言うことが頭をよぎりました。

同時に、これまで暴かれた数々の冤罪事件について、「こうしたやりとりの中で作られてくるのかも・・・」と言う考えも浮かんできました。

時刻も午後9時を超え、これ以上ラチがあかないのなら、知り合いの弁護士さんに連絡しょうかなどと、これからのことを考え出したところ、取調官の上司が出てきました。

「前方注視が怠りでなく、『不十分であった可能性があり‥‥‥』に変えてはどうか」との「妥協案」を提示してきたのです。 

この時点で、心身共に消耗してきた私は、その「妥協案」にのまれてサインしてしまいました。

事の顛末の要約は、以上です。 

私のつたない経験は、世に言う冤罪事件と比較すると、日常茶飯事の小さな出来事です。

しかし、こうした小さな出来事が、毎日毎日、「冤罪作り上げ」の予備行動として全国の警察でおきなわれている事を考えると身が凍る思いなのです。

そして、このエピソードから解ったことは、「警察は、人助けにだけあるのではなく、人の罪を作るところ」だと言うことでした。

罪を確定しやすいように、それに合わせて状況を作り、組み合わせてゆく、不都合な事実は隠す‥‥‥そんな感じがしてなりませんでした。

その流れが、検察との相互関係でがんじがらめに作り上げられているのが日本の検察権力の実体化かもしれません。

そうしたことを、突破する上でも冤罪と言われている事件もひとつひとつ解決しなければなりません。

今回の「布川事件」、無罪判決への道が開かれることを説に望んでいます。 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/northcosmos/20091219/1/trackback

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
北のCOSMOS
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2012/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着エントリー

新着コメント

新着トラックバック