(2009年12月14日 西日本新聞)
ブログ問題について市議会で答弁する阿久根市の竹原信一市長=14日午前11時半ごろ 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が自身のブログで障害者を差別的に記載している問題が14日の市議会一般質問で取り上げられ、市議が謝罪を求めたのに対し、竹原市長は「謝罪する気持ちはない」と突っぱねた。
市民からは「謝ってほしかった。残念だ」と失望する声が上がった。 市長は11月8日付のブログに「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害をもったのを生き残らせている」などと記述。
障害者団体が「障害者や家族の心を土足で踏みつけにした」などと抗議文を提出したり、全国から市役所に抗議電話やメールが殺到したりしている。
質疑で、木下孝行市議が「公人として許されない。批判を真摯(しんし)に受け止め謝罪すべきだ」と指摘したのに対し、竹原市長は「文章を全部読めば(障害者差別でないのは)分かる。全体としての意図は弱者を社会全体で支えるべきだということだ」と持論を展開。
「一部を取り上げ大騒ぎにしたのはメディア。問題提起でタブー視してはいけない。これを材料にこの国を変えたい」と強弁した。
全く懲りない、竹原阿久根市長ではないでしょうか。
いくら彼のブログの全文を読んでみても、「医師不足問題への無知と乱暴な『解決策』」と「障害者への差別的記載」は否定しょうがありません。
同時に、彼のブログが問題になるのは、これまでの数々の強引な姿勢と行政の方法に「前歴」あることは衆目の一致するところです。
こうした、これまでの強引さが背景にあって、今回のブログがさらに強い批判が起きてきたのです。
それを知ってか、知らずか・・・・『全文を読めば・・・・』とか『社会全体で見てゆく・・・』などと、言い訳(居直り)をしているにすぎません。
さらに、『大騒ぎした一部マスコミ・・・』と報道したマスメディアに自己の責任を転嫁しています。
もし『問題提起』をしたのであれば、障害者問題や医師不足問題について、真摯に議論すべきではないでしょうか。
『居直りと責任転嫁』は、この種の首長の常套手段であるとはいえ「障害者への謝罪」は、避けて通ることは出来ません。
一般的に、市長とは、市民からの直接選挙で選出されるため、あたかも自分の意志全てが市民の承認を得ているかの様な錯覚にとらわれがちです。
竹原市長は、その錯覚に完全に取り込まれた、すこぶる浅薄な市長ではありますが、それが住民に及ぼす影響は計りしれません。
もし、自分の考えをブログで出したいのであれば、どうぞ市長を辞任し、一市民として行ってほしいものです。
市長という「公人」としてのとるべき行動ではありません。
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阿久根市長:差別記述問題 「まるで自分至上主義」福祉団体抗議 /鹿児島
(毎日新聞 12月14日)
◇市議会にも訴え 「一言でも謝罪を」--。
阿久根市の竹原信一市長の障害者への差別的記述に対し11日、抗議と謝罪要求で市役所を訪問した福祉7団体のメンバー。浜之上大成議長や市議らに面会し、心情を訴えた。
一方、市長は面会せず、記述の撤回も謝罪もしていない。
抗議した7団体は、県身体障害者福祉協会▽県手をつなぐ育成会▽県精神保健福祉会連合会▽阿久根中学校区手をつなぐ育成会▽市身体障害者協会▽市手をつなぐ育成会連絡協議会▽市精神障害者家族会。
総務課長に提出した声明文では、各団体とも市長の記述を激しく批判し、謝罪を要求。県身障者福祉協会などが「障害者本人の生を冒〓(ぼうとく)し、人権を無視した差別である」と抗議。市身体障害者協会などは「この世に生を受けた尊い命に対して人間性を否定する言葉を使った。『自分至上主義』とでも言うべき発言」と、市長のブログのタイトル「住民至上主義」をもじり、批判した。
市議長らとの面会では、県手をつなぐ育成会の別府則夫副理事長は「公人として非常識極まる言動だ」と批判。校区手をつなぐ育成会の川原慎一副会長は「人の気持ちを踏みにじったことに、一言でも謝罪が欲しい」と涙ながらに訴えた。
差別的記述をめぐっては、14日の12月議会一般質問で3人の市議が市長の真意を追及。
また、多数派市議が18日の本会議で「市長に取り消しと謝罪を求める決議」を行う方針。また、県議会も「非難決議」を行う予定。【馬場茂】
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