国際平和主導の決意表明=武力行使の必要性も強調-ノーベル受賞演説で米大統領
(12月10日21時49分配信 時事通信)
オバマ米大統領の「ノーベル平和賞」受賞の主な理由は、核兵器廃絶を宣言したことが最大の要因でありました。
しかし、一方では「戦時」大統領としてイラク・アフガンの二つの戦争を指揮し、先日はアフガンへの米軍の急速増派を「決断」したばかりです。
現時点でも、更なる「平和的解決策」の提示と実行を実績で示すべきなのです。
もし、百歩譲って、オバマ氏が現時点で、イラク・アフガン戦争の「終結」を宣言し、平和的手段で紛争の解決を表明するのであれば、ある程度の納得は得ることができます。
最大の核保有国のアメリカの大統領が「核兵器なき世界」をめざし、核不拡散への道を歩み始めたことは、大変な意味があります。
しかし、その結果の検証なくして、「平和賞」だけが一人歩きしては、「ノーベル平和賞」自体の持つ意味を自ら低めてゆくことになってしまいます。
そういえば、1970年に沖縄返還を「実現」した佐藤栄作首相(当時)が、それを理由に「ノーベル平和賞」を受賞したことがありました。
しかし、その佐藤栄作氏は、同時に「沖縄密約」を交わして国民の目を欺いていたことが先日、当時の吉野元外務省アメリカ局長の証言で明らかになりました。
こうしてみると、「ノーベル平和賞」自体が、他のノーべル賞とは、その内容や『権威』が相当違っているものだといわざるを得ません。
また、オバマ氏が「スーダン・ダルフールの虐殺やミャンマーの抑圧」などに言及するのであれば、イスラエルによるパレスチナの占領と虐殺について、口をつぐんでいるのも全く納得の行くものではありません。
今回、オバマ氏が、世界平和への貢献の実績が出てくるまで、「ノーベル平和賞」を辞退、ないしは保留したのであれば、「ノーベル平和賞」とオバマ氏への評価が一気に田かまたに違いありません。残念でした!!
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