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貧困大国アメリカに見る 日本の未来  ~私たちの未来は、私たちが創る~

 

こうした演題の講演会が、昨日北海道・旭川市で開催されました。

講師は、堤 未果さんです。

 堤さんと言えば、「9.11テロ」の当時、WTCのツインタワーの隣のビルにオフイスのあった米国野村證券に勤務していたOLでした。その時の様子を「グランド・ゼロがくれた希望」(ポプラ社)の中で詳細に述べています。

 その後、「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命~なぜあの国にまだ希望があるのか~」(2006年、海鳴社)で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞、

「ルポ貧困大国アメリカ」(2008年岩波新書)で日本エッセイストクラブ賞+新書大賞2008を受賞しました。

そして、、「正社員が没落する」(湯浅誠氏と共著 角川書店)、「アメリカは変われるか?」(大月書店)などを出版しています。

 昨日の講演では、9.11後のアメリカの実態、特に戦争から手を引くことが出来ない構造的なアメリカの権力実態を取材経験を交えながら分かり易く話してくれました。

 1)  徴兵制のないアメリカでも、「経済徴兵制」があれば充分!!

社会の中に経済的な貧困層を大量に作り出し、失業率効率に保っていけば、「軍」が相対的に安定した職場となり、徴兵制と同程度の新兵が集まって来るのです。

アメリカの高校では、米軍からのリクルートが活発ですが・・・・・実は、近年、日本の高校でも自衛隊からのリクルート活動が激しくなっています。

そういえば、高校3年生の就職内定率が18%ぐらいであれば、「とりあえずは自衛隊へ」となっても不思議ではありません。

 青砥恭氏が著書「ドキュメント高校中退―いま、貧困が生まれる場所」(ちくま新書)の中でもアメリカの高校での実態を記している堤氏の著作が引用されています。

2)貧困を創り出すには、社会保障を破壊すれば充分!!

医療保障や教育を民営化して、自由競争で利益の対象とすれば、それを教授できる富裕層とアクセスできない貧困層に容易に分離できることは、今日の日本でも実感できるところです。

高校生だけでなくだけでなく、派遣切りされ、職を奪われ、「生きる希望」を捨てさせられく若者の行き着く先は、「戦争」とならない保障はありません。

3)  しかし、アメリカは国民はオバマを選んだ!!  

とはいっても、オバマ頼りでだめなことが最近、理解され始めています。 オバマを監視し、約束した政策を実現できるように、国民的発言を強めることの大切さを強調していました。『核兵器廃絶』、『イラク・アフガンからの撤退』など声を大にしていいたいものです。 

4)  そして、最後に、私たちのとるべき立場は・・・・。

国やマスコミに真実の公開を要求し、それに基づいて、様々なところから、様々角度で、粘り強く声を上げること、そしてそれを社会の大多数の声にしてゆくことかも。

そんなことを思わせる内容豊かな講演会でした。 

寒い旭川での堤さんの熱い講演、これからに向けて・・・・感じ入りました。

感謝です!!!

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