官房機密費:衆院選2日後2億5千万円 共産・塩川氏指摘
共産党の塩川鉄也衆院議員は20日の衆院内閣委員会で、自公政権時代の今年9月1日に河村建夫官房長官(当時)に内閣官房報償費(官房機密費)2億5000万円が支出されていたことを示す政府資料を公表した。塩川氏によると機密費は毎月1億円支出されるのが通例といい、「通常の2.5倍もの機密費を、どうしてこれからやめていく内閣が必要とするのか」と、自民党の下野が決まった衆院選(8月30日投票)2日後の支出の不透明さを指摘した。
これに対し、平野博文官房長官は9月16日の政権交代時に引き継いだ機密費について「まったくなかった」と答弁。麻生政権末期の2週間強で2億5000万円が使われたことになる。使途について平野氏は「前長官にお聞きいただきたい」と答弁するにとどめた。
平野官房長官:報償費の請求認める 使途は明らかにせず
平野博文官房長官は19日午前の記者会見で、鳩山内閣の発足後、自らの決裁で内閣官房報償費(官房機密費)を6000万円ずつ計2回、内閣府に請求していたことを明らかにした。使途については「私が適切に責任を持って判断する」と述べるにとどめ、実際に使ったかどうかを含め明らかにしなかった。
官房機密費は09年度予算で約14億円が計上されている。請求は9月24日と10月14日に平野長官名で行われ、計1億2000万円分の小切手が長官側に渡された。
官房機密費は過去、国会対策や議員の海外視察の際に餞別(せんべつ)などとして使われたケースがあったが、平野氏は「(これらの使途では)今日まで使っていない」と否定した。
ただ、実際に支出したかどうかや、具体的な使途などは「必要なことがあれば適切に支出する」と繰り返し、将来的な公表についても「(公表で)情報提供が可能でなくなるなら、国益や政府の諸活動に障害が出る恐れがある。慎重に対応したい」と公表しない考えを改めて強調した。
民主党は01年、機密費に支払い記録書の作成を義務づけ、機密性に応じて10~25年後に公表させる機密費改革法案を国会に提出した経緯がある。
毎日新聞が04年の情報公開請求で、自民党政権時代の98年4月から04年1月の機密費関連文書の開示を受けた際は、1回の請求で5000万円を引き出し毎月2回、計1億円を長官の手元の届く慣行があることがうかがえる内容だった。【横田愛】
鳩山内閣と平野官房長官が官房機密費の公開を渋っている中、麻生前政権の2億5000万円もの機密費の出費が明らかになりました。
しかも、総選挙で大敗北した麻生政権が、その翌日の9月1日に執行したものでした。
総選挙に破れ、政権から離脱する直前に「取れるものは何でも獲っておけ」といわんばかりの麻生前政権の浅ましさがよみがえります。
まさに、政権末期症状を呈していたのも当たり前だったようです。
さて、その官房機密費について、以前、野党時代の民主党はその公表について法案(機密費改革法案)まで提出した実績があるのに、政権についた途端に「公表せず」では、納得することができません。
この法案による10年後、20年後の公表では、遅すぎる感じもしますが、国民の税金の使い道を透明化するため、是非実現すべき課題ではないでしょうか。
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