海兵隊全面撤退を 学識経験者ら米大統領に声明送る

20091110日琉球新報)

 オバマ米大統領が13日に来日するのに合わせ、学識経験者やジャーナリストら有志の19人は8日、在沖米海兵隊の全面撤退を求める大統領あての声明を米ホワイトハウスに送った。宮里政玄沖縄対外問題研究会代表ら有志は9日、県庁で記者会見し、沖縄の民意は米軍普天間飛行場の県外、国外移設にあり、環境保全の面からも希少性の高い生物のすむ名護市辺野古の海を死滅させてはならないと訴えた。
 

 声明文は海兵隊の撤退を求める理由として、

(1)名護市辺野古沿岸部への移設を決めた日米合意は、県民の理解を得ていない 

(2)移設先のキャンプ・シュワブ水域は希少性の高い生物が生きている

(3)返還合意から14年近くが経過しても移設が実現しないのは、過重負担にあえぐ沖縄に新基地を受け入れる余地がない 

(4)地上、航空の両部隊を沖縄に存続させる前提を見直す

―などを挙げている。
 
 宮里氏は「これまでもわれわれは新基地建設反対などの声明文を発表してきた。だが、海兵隊の地上部隊と支援部隊が沖縄に残ることを前提にすると、どうしても県内移設にならざるを得ないと気付いた。今回はその前提を変え、撤退を打ち出した」と述べ、基地問題の根本的解決には海兵隊の全面撤退しかないと唱えた。
 
 新崎盛暉沖縄大名誉教授は「移設に足を取られるからおかしくなる。われわれは沖縄に置くこと自体が不合理だと、それだけを言えばいい。普天間移設が政治的な駆け引きの中で使われている」と述べた。
 声明は英訳し、米ホワイトハウスのほか、東京の在日米大使館にも郵送した。

 <オバマ大統領来日「沖縄からの声」>
バラク・オバマ米大統領へ「沖縄からの声」
 わたしたちはオバマ米大統領の訪日の機会に、米海兵隊の沖縄からの全面撤退を検討するよう求める。沖縄の人々は一貫して、危険な普天間基地の沖縄県内での移設を中心とする米軍再編計画に反対し、無条件で同基地の閉鎖ないし返還を求め続けている。もともと米海兵隊は1950年代半ばに日本本土から沖縄へ移駐してきた。この問題の根本的な解決は、米海兵隊の沖縄からの全面撤退しかない。
  第1に、2005年と06年の日米合意は、沖縄の人々への説明を一切行っておらず、理解を得ていない。沖縄の民意は、普天間基地の県外ないし国外への移設を要求している。
 第2に、この日米合意による移設先として埋め立てられる名護市にあるキャンプ・シュワブ水域は、多様で希少性の高い生物が生きる空間だ。つまり、地球環境を守る上で死滅させてはならない海なのだ。
 第3に、日米両政府は96年4月、県内に代替施設を建設することを条件として普天間基地返還に合意したが、その代替施設建設は今なお実現していない。14年近い時間が経過してもその移設が実現していないという事実は、誰もが認める過剰な負担にあえいでいる沖縄の地には、新たな基地を受け入れる余地がないことを物語っている。
 第4に、普天間基地を代替する飛行場建設の場所を沖縄県内に探し出せる可能性がない以上、地上部隊と併せて航空部隊を県外ないし、国外へ移設するのが最適な解決だ。これまで普天間基地の返還を検討する際、米海兵隊の地上部隊や支援部隊が沖縄に存続することを前提としてきた。今こそ、その前提を見直すときだ。
 わたしたちが要求する米海兵隊の沖縄からの全面撤退は、地上と航空の部隊を一体として作戦行動をとるという米海兵隊の論理に従っても、妥当な選択ではないか。そうすることにより、一部の部隊を沖縄に残し、他の部隊をグアムやハワイに配置する非合理性を排除できる。これは同時に地球にとって貴重な海を残し、沖縄の要望を満たすことができる選択なのだ。
 普天間基地の移設問題について、早期に終止符を打つために日米両政府は沖縄からの米海兵隊の全面的な撤退の検討へと移るべきだ。より良い日米関係へと進化するために、チェンジに向かう挑戦が必要だ。これまでの前提から自由となる発想こそ、日米両政府が学ぶべき沖縄での教訓なのだ。
     2009年11月9日

 東江平之(琉球大名誉教授)新川明(ジャーナリスト)新崎盛暉(沖縄大名誉教授)石原昌家(沖縄国際大教授)大城立裕(作家)我部政明(琉球大教授)佐藤学(沖縄国際大教授)桜井国俊(沖縄大学長)島袋純(琉球大教授)高里鈴代(元那覇市議会副議長)高良鉄美(琉球大教授)照屋寛之(沖縄国際大教授)野里洋(ジャーナリスト)星野英一(琉球大教授)三木健(ジャーナリスト)宮里昭也(ジャーナリスト)宮里政玄(沖縄対外問題研究会代表)由井晶子(ジャーナリスト)

 「普天間基地移設問題」において、全く理にかなった、より根本的な解決策を示しているのが、今回の「海兵隊全面撤退」声明ではないでしょうか。

 普天間基地に関係する海兵隊は、あのベトナム戦争でその獰猛さで有名になりました。 

そもそも戦争は、人間の殺し合いという側面が強いのですが、開閉たが関与すると、その内容は段違いです。

 海兵隊には、ただ飛行場があればいいというのではなく、沖縄に見られるように、作戦遂行のための「訓練場」を必要としているのです。

 ですから、関空や成田など、どこにでも飛行場があればいいというのではなく、訓練場を備えている沖縄に存在価値がある出ではないでしょうか。

 従って、「普天間基地移設」は、海兵隊訓練場移設も同時に行われなければなりません。

 また、戦場で様々な非人間的な行為を行っ来る海兵隊員の休暇には、都市・遊楽機能のある沖縄が最適をでも判断しているのかもしれません。

 こうしたことは、我々日本国民にとっては、全く迷惑なことです。以前から米兵によって引き起こされてきた事件と同様に、今回の「米軍人ひき逃げ事件」も軍事基地があるがための出来事です。

 以上より、「普天間基地移転問題」は、
基地のみならず、海兵隊そのものを沖縄から
全面撤退させるほうが、根本的であると同時に、
実現する可能性が大きいのです。
 この「海兵隊全面撤退」声明をもって、
「普天間基地移転問題」の基本とすべき
だと考えますがいかがでしょうか!!
 今度の日米首脳会談が「普天間基地移転」から「海兵隊撤退」へと問題を掘り下げる第一歩になることを期待するのですが・・・。

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 次期参院選、高階氏を自民に公認申請看護連盟
 日本看護協会(日看協)の政治団体「日本看護連盟」(清水嘉与子会長)は119日、自民党に対し、次期参院選の比例代表候補として、前日看協常任理事で新人の高階恵美子氏(45)を公認申請した。日本医師連盟や日本歯科医師連盟などが自民支持を撤回しており、今後、他の医療系団体の動向が注目される。

 同連盟は5月の総会で、看護職出身の南野知恵子参院議員(自民)の後継候補として、高階氏を擁立することで合意。9月の政権交代後、一部の会員から見直しを求める意見も出たが、最終的に104日の全国会長会議で正式決定している。
 高階氏は宮城県出身。20008月から085月まで、厚生労働省に勤務し、06年度の診療報酬改定では、保険局医療課の課長補佐として「71看護基準」の新設にも携わっている。専門領域は地域保健、健康政策、家族ケア、感染症ケア。
2009/11/09 19:53   キャリアブレイン
 

「弱き者の味方忘れずに」看護連盟が自民支持を堅持へ

2009.11.9 20:36 産経ニュース

日本看護連盟は9日、来夏の参院選の組織内候補の公認を自民党に申請した。申請したのは、南野(のおの)知恵子元法相(73)の後任となる新人の高階(たかがい)恵美子氏(45)。

高階氏は申請後、記者団に対し「看護連盟はこれまで通り自民党支持だ」と強調した。その上で「(野党である)不安はまったくない。私たちは『弱き者の味方』を忘れずにいきたい」と述べた。 

これまで自民党が行ってきた参院選は、一部の著名人を除けば組織内候補を擁立した業界団体票が支えてきた。しかし、自民党が8月の衆院選に敗北、野党に転落すると、日本歯科医師連盟が自民党からの擁立見送りを決めたり、日本医師連盟が支援の白紙撤回の方針を決定したりと、団体の自民党離れが進んでいる。 

自民党は6日に党内に設置した政権構想会議がまとめた第1次勧告で、特定地域で集票できる比例代表候補者の擁立の検討を盛り込んだ。衆院選で落選した荒井広幸氏(現改革クラブ)が福島県で半分以上、衛藤晟一氏が大分県で28%をそれぞれ集めて参院選で当選した例がある。 

谷垣氏らは9日から、元議員との懇談会を始めた。党改革への意見を聞くだけでなく、参院選対策も念頭に置いているという。

 ただ、執行部の方針に、参院の若手は「参院が衆院のうば捨て山になる」と不満を示し、ベテランも「意味がない」としている。

日本看護協会の「ノー天気」さには、開いた口がふさがりません。

今回の政権交代の結果、日本医師会や歯科医師会、薬剤師会などが、それぞれの政治団体が、それまでの「自民党支持」を撤回したり、凍結している中で、「自民党支持」にとどまらず、組織候補を進んで差し出しました。

そのコメントとして、「弱きものの見方」などと、先の総選挙で敗北した自民党を「弱きもの」に見たたて、支持を表明するとは・・・・・詭弁も甚だしいではありませか!!!

未だに、時代遅れの自民党に媚を売るのですから・・・しかも、詭弁まで弄してです。

本当に「弱いもの」は、永年自公政権の下で医療・福祉の切捨てにあってきた一般国民ではなかったでしょうか。

そうしたところには目もくれず、これまでの因縁だけで、あのいつも眠そうな南野参議院議員の後がまとして高階氏を立ててきたのです。

今この時期に、あえて自民党に候補を送り込むということは、医療を国民の手に取り戻そうとする流れに完全に逆行する・・・つまり、超保守・支離滅裂路線以外の何者でもありません。

現在、日本医師会では「医師会変革」のうねりが各地方からも始まっています。

それと歩を合わせるように、患者さんを思う日本の看護師たちも「看護協会変革」への動きを開始すべきではないでしょうか。 

 

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