「勤務医110番」に相談29件-全国医師ユニオン
  勤務医らでつくる労働組合「全国医師ユニオン」(植山直人代表)は927日、「勤務医110番 医師の労働相談ホットライン」を初めて開き、労働関係の29件の相談が寄せられた。大学病院の勤務医からの相談が目立ち、同日の記者会見で植山代表は「教育と臨床、研究をごちゃごちゃにして一人に任せている状況が問題だ。日本の医療を再生するには、大学病院の再生が不可欠だ」などと述べ、他団体との連携も視野に改善を働き掛ける考えを強調した。

 相談は午前11時前から午後4時まで受け付け、ユニオンの会員や労働組合関係者ら5人が対応した。ユニオンでは今後、十分な体制が整えば、月一回の相談受付日を設けるなど定期的に対応したい考えだ。

 この日あった29件の相談の内訳は、労働時間に関するもの12当直問題に関するもの7残業代に関するもの6件-など。労働時間に関して具体的には、「タイムカードがなく、時間管理が行われていない」といった内容。
 またこれら以外に、上司によるパワーハラスメントや診療科の閉鎖に伴う解雇に関する相談もあった。

 30歳代の大学院生は、雇用契約を結ばないまま無休で診療させられている窮状を訴えた。植山代表らは会見で「研修医は比較的守られているが、研修が終わった後の世代がいちばん酷使されている」「(大学側に)改善を求める通知が出ているが、現実的には旧態依然とした印象だ」などと話した。2009/09/28 12:45   キャリアブレイン

初めての医師労働の相談が、「全国医師ユニオン」の開催で行われました。

 寄せられた相談が29件とはいえ、その内容は過酷な医師労働の状況を反映していたものでした。

 このような相談活動に露出する相談は、ほんの氷山の一角であるとの認識が必要なのです。 大学病院勤務医からの相談が多かったことも理解できます。

 臨床研修制度の実施に伴い、大學病院の所属医師が減少し、また同時に独立行政法人化のもとで、病院経営を重視せざるを得ない状況が大學勤務医へのしわ寄せを増強させているのではないでしょうか。

 少ない医師で、教育―研究―臨床のすべての分野で、義務を負わされている過酷な状況を多くの国民への知って貰うことが大切です。

 これからも、こうした相談活動を開催時期を宣伝しながら持続的に開催されることを心から期待致します。

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