民主VS自民「213対46」=保守王国も切り崩す【09衆院選】

 衆院選で民主党と自民党の候補が対決した選挙区は263区。このうち、民主党は前回2005年の4.1倍に当たる213議席を獲得した。これに対し、自民党は46議席にとどまり、296議席を得た郵政選挙とは打って変わり、党勢の退潮ぶりが浮き彫りになった。
 
 民主、自民両党の候補による事実上の一騎打ちは122選挙区に上り、民主党は7割を超える89議席で勝利した。自民党は民主党の半分以下の30議席しか勝てず、これが歴史的大敗につながった。残り3議席はいずれも無所属が当選した。
 民主党は都市部で無党派層の支持を背景に、東京で21議席、千葉で11議席、神奈川と埼玉で各14議席を獲得するなど快進撃を続けた。岩手、愛知、山梨各県などでは全選挙区を制覇した。
 また同党は、小選挙区比例代表並立制が導入されてからこれまで4回の衆院選で自民党候補が全勝している95の選挙区のうち53で初勝利を挙げた。特に北海道5区や京都1区では同党の派閥会長を退けており、政権交代を求める有権者の支持を得て、民主党が自民党の牙城を切り崩した形となった。
 今回、共産党は小選挙区での候補擁立を絞り込んだ。その結果、民主党が自民、共産両党と戦う構図は前回の215選挙区から114選挙区に減少した。三つどもえの選挙区では反自民党票を残り2党が奪い合い、民主党に不利になるとされており、3党競合区の減少も間接的に民主党の大勝に影響したとみられる。(2009/08/31-13:26 時事通信)

昨夜の2000時からの総選挙の開票結果を見ていて、民主党の圧勝が各メディアから報告されました。

山口二郎氏が述べる「民主的手法による『革命』」的要素があるかのも知れません。

TVに「出てくる惨敗した自民党・公明党の幹部の表情からは、予想していたとはいえ「まさか・・・・」といった茫然自失の状況が見て取れました。

北海道でも、町村元官房長官と武部元幹事長が小選挙区で落選し、比例でやっと復活できた有様です。

泥酔癖の中川元経済産業大臣は、見事に落選し、全国に北海道の有権者の良識を示すことができました。

それに引き換え、予想していたとはいえ、民主党の超大勝を果たしました。

しかし、300議席を越える超大与党における今後の政権運営などへの不安が出始めたのも事実です。

何せ、国民への責任が倍増しているのですから!!

内外の経済情勢への的確な対処、特に外交では、「自衛隊インド洋給油作戦」や「ソマリア沖への海自派遣問題」、北朝鮮問題や「核廃絶問題」など中長期的展望の中で、「憲法9条」を旗頭にした日本の自主的平和外交姿勢の問われることが目白押しです。

また、内政では、失業率が6%にも届こうとする雇用問題に象徴される日本経済の建て直しや医療や介護、年金問題など社会福祉に関する課題が早急で適切な解決をもとめて待っています。

こうした状況の下で、まず驕ってはならないのが民主党です。

アンチ自民・公明の国民意識が相対的に民主党支持となって現れたのも事実だからです。また、共産党が小選挙区に立候補しなかった選挙区も民主党の勝利の要因として否定できませんでした。

今度時間の経過とともに、自民党からの巻き返しが始まってきます。

これから一番大事なことは、300の議席に安住せず、絶えず国民に問題を提起し、政治の内容を国民に公開し、国民からの後押しの中で政権運営を行うことです。

一方、民主党政権を選択した国民は、政治の課題を民主党と国会任せにせず、絶えず下からの意見を表明し、能動的に国政を監視することが重要ではないでしょうか。

また、政権に加わる民主党と「健全野党」を表明する共産党の役割は、今まで以上に重要医なることは必至です。

最後に、経団連でさえ民主党政権と対話を深める時代となりました。

日本医師会も今までの「自民党支持強制」から要求に一致するすべての政党と対話を重ねる時期が来たことを自覚すべきではないでしょうか。

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