「政治改革」は今回の選挙戦で大きなテーマにはなっていない。 だが国民の声をくみ取りそれを政策に生かすには、政治のあり方を見直す姿勢は欠かせない。
世襲候補の制限や政治資金改革などが、各党のマニフェスト(政権公約)に並んでいる。
気になるのは政権を争う自民、民主両党が、そろって衆院の定数削減を掲げたことだ。現在は小選挙区300、比例代表180。これを自民党は1割減、民主党は比例議席の80減を打ち出した。
「不況で国民が苦しんでいる。国も財政難だ。国会も身を切る覚悟を示す必要がある」。そうした理由を挙げている。
議員は国民と国会をつなぐパイプ役である。公共事業など他の予算と同列にコスト面から扱う問題だろうか。議員のレベルを引き上げ国民の負託に応える態勢をどうつくるのか。それが議論の中心であるべきだ。
見逃せないのは、比例代表が削減の対象になっていることだ。 民主党は4年間での実現を政権公約に明記した。自民党は、比例選出の議員の割合が多い公明党に配慮して明示こそしなかったが、党内の論議は比例削減に集中していた。
比例代表は既に2000年の総選挙で200から180に削減された。これ以上減らせば大政党に有利な小選挙区の比重が決定的に高まる。
民主党案の80削減を実施した場合、9割以上を自民、民主の二大政党が占めるという試算もある。
他党が「少数政党の切り捨てだ」と神経をとがらせるのも無理はない。民主党との連立政権を想定する社民党は政権協議の段階から反対していく構えだ。共産党も同様に強く反対している。
現行の小選挙区比例代表並立制は中選挙区制に代わって1996年の選挙から導入された。
当選者が1人の小選挙区制は政権交代を促すが、死に票が多く少数意見を反映しづらい面がある。こうした欠点を補うため、小選挙区制に、民意の縮図となる比例代表を組み合わせ、「並立制」にした。 国民の意見が多様化する中で比例代表の持つ意味はより重要になっている。そう考えると、比例の削減論は安易な発想と言わざるを得ない。
むしろ急ぐべきは「1票の格差」の是正だろう。今回の選挙で有権者数が最少の高知3区と比べて2倍以上開いた選挙区は46に上る。
このたびの総選挙は、各報道機関での「予想」では、300超議席の獲得で民主党の圧勝とのようです。
戦後、60年以上にわたり続き、特に最近10年間の自公政権と4年前からの「小泉構造改革路線」で、国民の多くから「一度はチェンジ」と自公政権NO!!を突きつけられています。
しかし、同時に民主党の「超一人勝ち」の状態に不安を抱く有権者も多いのではないでしょうか。
国家権力を形成するときには、「一党独裁?」ではなく複数政党による連立政権のほうが、国民からの多様な意見を反映できる可能性があるので安心感を持つことができるのです。
一見、自民・公明と民主党・野党が火花を散らす課題もありますが、自民党と民主党がともに賛成するも少なくありません。
憲法問題や消費税増税問題など、様々な意見が同居する民主党には自民党と共通意思を持つ議員も少なくありません。
その中でも、自民党と民主党がともに推進しょうとしている衆議院の議員定数削減問題は、議会制民主主義の根幹を規定する重要課題ではないでしょうか。
民主党が主張するように、比例代表部分を現行の180から100へ削減すると、衆議院の400議席中90%が自民・民主の2大政党で占められていしまうことになります。
本来、国会へは、国民の多様な意見が性格に反映できることが一番大切です。
死に票が出やすい小選挙区制の中で、いくらかでも国民の様々な意思を反映できることを保障するためにできた比例代表制度はこれ以上削減されるべきではありません。
否、むしろ比例代表部分をもっと増やして、国民の意思をさらに正確に反映させる仕組みを作り、官僚任せではなく政治家=議員たちが政治を主導できる条件を作るべきではないでしょうか。
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さて、ますます政治の動向に目が離せません。
民主党が期待に応えてくれることを願うばかり。
国民は、こんどこそ、しっかり政治を監視することでしょう。
メディアは相変わらず、足をひっぱるでしょう。
そして、日本医師会は、ますます存在意義がなくなってしまうでしょう。
自爆です。
これは、非常に困ることですね。
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