「民主書きすぎ、自民書かなさすぎ」―マニフェストに日医
日本医師会の中川俊男常任理事は8月19日の定例記者会見で、自民、民主両党のマニフェストについて、「民主は書きすぎ、自民は書かなさすぎ」との感想を述べた。中川氏は、民主党のマニフェストや政策集インデックスの中で、社会保障費の伸びを抑制する政府方針を撤回し、「総医療費対GDP(国内総生産)比」をOECD(経済協力開発機構)加盟国平均まで引き上げる方向が明記された点を挙げ、「民主党の方が明確だ」と評価した。
一方で、専門的な臨床教育を受けた看護師の業務範囲を拡大し、医療行為の一部を分担させる方向がインデックスに盛り込まれた点に対しては、「ナースプラクティショナーを指していると思われる」と述べた上で、医療の安全と質確保の観点から「容認できない」と、反対の姿勢を示した。
見解は、自民の「政策バンク」と「自民党重点施策2009」、民主の「政策集インデックス」や「政権政策集マニフェスト」「医療政策集(詳細版)」に対するもので、中川氏は会見の冒頭、「(日医として)どちらを支持するとか、そういうこととは関係ない」と述べた。
中川氏は、レセプトのオンライン請求への切り替えに合わせて患者情報のセキュリティーを強化することを明記した点でも民主を評価。療養病床再編計画に対しても、より踏み込んだ対応を示しているとの見方を示した。
一方で、後期高齢者医療制度の廃止を掲げた点に対しては、「廃止すれば、かなり混乱するのではないかと心配している」と述べ、今後、理解を求める考えを示した。
中川氏は、両党のマニフェストのうち、診療報酬改定への対応に最も注目していると強調。「(日医として)地域医療全体の底上げが必要と主張してきたが、(自民、民主ともに)どうも病院だけを上げればいいと思っているようだ。現場を知らないからだと思う」と述べた。
日本挙での各政党の政策を比べて、民主党にも部分的に一定の理解を示してきました。
都道府県段階はもとより市区段階での自民党一党支持強制には、限界が明らかになりました。
これ以上、敗北確実な自民党支持を謳っても、民主党中心の政権交代が起きれば、日医のこれまでの政権政党への依存体質では、政治政策への影響力の大幅な低下を避けることはできません。
そこで、考え出したのが・・・・民主党政策への「部分的評価」だったのかもしれません。
本来、政策とこれまでの「実績」に基づいて、各政党への支持を判断すべきものなのです。
自民党や民主党などから出される政策を個別に判断することは、これまで盲目的な自民党支持のみを強制してきた日本医師会としては、意図はどうであれ「日医の一歩前進」にしてほしいものです。
そして、自民党と民主党の二大政党への判断にとどまらず、公明党・共産党・社民党・国民新党など、いわゆる「少数政党」の政策についても検討することも重要なことです。
日医の更なる「体質改善」に期待するのは、甘いかもしれませんが、区医師会など末端からの取り組みをこつこつ積み上げてゆきたいと思います。
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