海賊対策:ソマリア沖派遣の海自護衛艦が帰港

(毎日新聞816日)

 海上警備行動の発令を受けて、東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策に派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」「さみだれ」の2隻が16日午後、広島・呉基地に帰港した。総勢約400人の派遣部隊は、海自、外務省幹部、基地隊員、乗組員家族ら約1000人に出迎えられた。 

麻生太郎首相と浜田靖一防衛相らに見送られた3月14日の出港から約5カ月。海自によると、現地海域のアデン湾付近を航行する日本国籍の商船などを対象にした護衛活動は計41回121隻にのぼり、総護衛距離は約3万7000キロ。艦載ヘリコプターと連携した不審船の追尾や警告発信、大音響の吹鳴などばかりで、武器使用は回避した。

 派遣部隊を指揮した第8護衛隊司令、五島浩司1等海佐は16日の帰港後、記者団に「初めての任務に隊員の緊迫感は想像を超えた。蓄積した経験を修正しながらより良い任務の遂行を望みたい」などと話した。

 新しい海賊対処法に基づいて派遣された横須賀基地の「はるさめ」と舞鶴基地の「あまぎり」の両護衛艦とは、7月末に現地海域で任務を引き継いだ。【牧正】

軍艦マーチで見送られ、ソマリア沖へ海賊対策の名目で海外派兵されていた海上自衛隊が帰国しました。

自公政権がこれまで果たせなかった自衛隊の海外派兵を「海賊名目」で、ドサクサ紛れに強行したものでした。

今回は、武器使用はなかったようです。

しかし、最初からの武器使用では、国民世論の反発を招くため、まずは自衛隊の海外派兵のみを既成事実化するのが第一の目的だったのではないでしょうか。
そして・・・・・自衛隊の海外派兵で海賊は減ったのでしょうか????

海賊:件数倍増 活動海域移す? 

(毎日新聞722日)

  【カイロ和田浩明】今年上半期の全世界の海賊報告件数が240件で114件だった昨年同期の2倍以上に増えていることが国際海事局(IMB)のまとめで明らかになった。

東アフリカ・ソマリア沖やアデン湾だけで過半数の130件を占めた。4~6月は136件で1~3月より3割近く増えている。

海賊は日本の海上自衛隊を含む各国艦船の警戒区域を避け、活動海域を紅海南部やオマーン沖に移している模様だという。 IMBの15日の発表によると、240件中、78隻が乗船され、75隻が発砲された。乗っ取られたのは31隻で、人質になった乗組員らは561人だった。

一連の事件で、6人が死亡、19人が負傷し、7人が誘拐され、8人が行方不明になっている。 ソマリア沖の発生件数は3、4月に上昇した後に減少、6月は発生がなかった。 

IMBはモンスーン・シーズンに入ったためと見ており、警戒の継続を呼びかけている。ロイター通信によると、7月に入り少なくとも4件が発生した。

 ナイジェリア沖での報告も増えており、4~6月だけで37件に達した。アジアでの発生も増加傾向にあり、第1四半期の10件から第2四半期には21件と倍増した。

自衛隊の海外派兵で、海賊行為が減ったのではなく、場所を変えて増えてきているのが実態です。

軍事力では、解決しないのが海賊問題です。当初から自衛隊派遣による海賊対策には、多くの疑問の声がありました。

そのことが今度の自衛隊派遣の結果、明らかになりつつあります。

来る総選挙での政権交代の結果、自衛隊の海外派兵を取りやめ、海上警備は、本来の海上保安庁業務に任せることを望みます。

そして、国家が崩壊しているソマリアへの総合的な支援を確立することが重要ではないでしょうか。

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  舛添氏、東京ブロック1位打診されるも激怒

817 スポーツ報知

  自民党参院議員の舛添要一厚労相(60)が、党の東京都連などから衆院選の比例代表東京ブロック1位での立候補を打診されていたことが16日、分かった。第45回衆院選の公示2日前に明らかになった“サプライズくら替え構想”だが、舛添氏は「一体何を考えているんだ」と激怒。くら替えを明確に拒否したことを明かした。

 舛添氏は怒っていた。「出馬の意向は毛頭ない。公示2日前に衆院へのくら替えを打診するとは、党幹部たちに『一体何を考えているんだ』と言いたい」とプンプン。「人のことを将棋の駒ぐらいにしか思っていないのか。まさに『貧すれば鈍する』だ」とまくし立てた。

 舛添氏によると、衆院へのくら替え打診は「16日朝に、党のある方から突然」だったという。さすがに「それは無理があると思います」と返答。時間をかけた根回しでサプライズを仕掛けるでもなく、遊説で東京を離れている間に話を進められた手法に「計算が感じられない」とガッカリした。

 自民党の一部には、党候補の象徴として知名度が高い舛添氏を擁立することで東京ブロックの集票力を高め、比例代表の獲得議席を増やしたいとの思惑が以前からあった。都内の25小選挙区へのてこ入れの意味合いもあり、比例代表に加え、東京18区で民主党の菅直人代表代行との激突を期待する声があったのも事実だ。

 確かに舛添氏は「首相待望論」がささやかれ続ける、求心力のある存在。しかし「私が支持されてきたのは、政局に脇目もふらず、大臣として年金、インフルエンザに対応してきたからこそ」と分析する。「国民も私のくら替えを望んでいない」とも語った。

 さらに、自身に“おんぶにだっこ”の姿勢にも警鐘を鳴らす。民主有利が伝えられ、自民党に逆風が吹く今だからこそ「候補者全員がどぶ板選挙を歩き回り、政策の正しさを正々堂々と訴えるべき。私が東京比例に立つことで勝負は決まらない」。応援依頼が250件も殺到する異常人気の中「私だって遊説ですでに1万人と握手して手首を痛めた」と告白した。

 比例東京ブロックは定数17。自民党は2005年の前回選挙で、国際政治学者の猪口邦子前衆院議員を名簿1位に登載、小泉旋風が吹き、首都圏で大勝した。今回は大逆風の中、舛添氏という“最終兵器”にも振られてしまった形。舛添氏は「衆院解散前も『麻生降ろし』の動きがあったが、また今回の話が出て、自民党が国民に失望されてしまうのではないか」と心配している。

舛添厚労相が自民党から担ぎ出されることは、予想されていました。

 そもそも、国民に全く人気のない麻生首相に代わり、総選挙の顔として名前の挙がることがありました。

 総選挙公示を明日に控えて劣勢を伝えられる自民党が、「最後の手」として持ち出したのが舛添氏の東京比例ブロック第一候補でした。 

ここにいたっては、「凋落自民党」のわる足掻きにも似た、幼稚な、そして、政党の体をなさないお笑いショウとしか言いようがありません。

 「自民党=自分党は負けないためなら何でもアリ」の政党体質が露骨になっています。 選挙前の今から、予想するのは早計ですが、きっと選挙違反も増えるのかも知れません。

 以前、古賀自民党選対委員長が、東国原宮崎県知事にちょっかいを出して失敗し、妄想したことはないかと考えていましたが、まだその根っこは、残存していたのです。 

一方、「激怒した」舛添氏だって、自民党の閣僚であり、「自民党の勝利を願って、そのやり方を批判」しているに過ぎないのです。

 小泉チルドレンはじめ、政治家の劣化が指摘されていますが、そうした議員たちの集まりである政党自体の劣化=幼稚化=チルドレン化には眼も当てられないしだいです。

 みずから、政権担当能力のなさを自己証明しているのと同じではないでしょうか。

 政党の幼稚化は、政策の是非以前の問題としてあらためて指摘されなければなりません。

 今度の総選挙ほど、劣化の進む自公政権からの脱却が求められている選挙はありません。 

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