「全国医師ユニオン」結成を報告 勤務医の待遇改善目指し
(2009年6月7日 東京新聞)
病院勤務医らでつくる「全国医師連盟」が7日、都内で集会を開き、同連盟の医師らが中心となった労働組合「全国医師ユニオン」が結成されたことが報告された。医師だけが参加する全国規模の労組は初めてといい、勤務医の待遇改善などに取り組む。
ユニオンは、病院勤務医8人が参加し5月16日に設立。(1)過労死を引き起こす過剰労働をなくす(2)当直を時間外勤務と認めさせる(3)主治医制を担当医制に変える―ことを当面のスローガンに、各政党や厚生労働省などへの働き掛けをする。11月に定期大会を開く。
長期的には、複数の医師が勤務するすべての医療機関に支部をつくることを目指すという。
ユニオンの代表を務める植山直人医師は集会で「医療費抑制と医師不足に苦しむ状況を改善するには、ゲリラ戦ではなく正規軍としてのユニオンが必要だ。現場の声を反映しながら運動を進めていく」とあいさつした。
6月7日、「全国医師連盟」の第2回総会とその後の集会で報告されたのが、「全国医師ユニオン」の結成でした。
これまでの勤務医として働く医師の労働条件の劣悪化は、個別に、またマスコミを通して語られてきました。
日本医師会や全国保険医協会などの全国組織でも、勤務医の労働条件を真っ正面から具体的に取り組まずに今日まで来ました。
医師の過重労働が、医療現場の崩壊を促進していることは、すでに国民の中でも当たり前のこととして受け止められる様になっています。
こうしたときに、「全国医師ユニオン」が結成されたことは、医師不足の中でも日本の医療を底辺で支えている大多数の医師のよりどころとなるに違いありません。
昨日の集会で報告されたように、医師の労働組合への加入は、ヨーロッパや韓国などでは、当然の姿ですが、歴史的に、医局講座制のもとに縛られてきた日本の医師にとっては、これからの課題であります。
医師の労働条件の改善と共に、医療費抑制政策を改めさせ、医師の数をもっともっと増やす運動と結合させながら発展させてほしいものです。
私も微力を尽くすつもりです。
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