【カイロ15日共同】国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ」は15日、海賊対策のためイエメンやソマリア沖などに派遣されている欧米の海軍艦艇などへの攻撃を、周辺地域のイスラム教徒に呼び掛ける音声声明をウェブサイト上で発表した。
アルカイダが、同海域で活動する海賊対策の艦船を攻撃の標的とするよう明確に呼び掛けるのは初めてとみられる。「アラビア半島のアルカイダ」は最近、活動を活発化。日本政府も同海域に海上自衛隊の護衛艦を派遣しており、警戒を迫られそうだ。
アブソフィアン・アズディ副司令官の名前で出された声明は、ソマリア沖の海賊対策の名目で派遣された欧米などの艦船について「おまえたち(イスラム教徒)に戦争を仕掛け、アラビア半島を支配するためにアラビア海やアデン湾にやってきた」と指摘。
ソマリアなどのイスラム教徒に「海や陸には数え切れないほど、標的となる敵がいる」と攻撃を促した。同時に、各国海軍の補給拠点となっているアフリカ東部ジブチのイスラム教徒に対しても、海や陸にいる「十字軍(キリスト教徒ら)に対する部隊を組織し、攻撃せよ」と訴えた。
もしかしたら・・・・アメリカを中心とする「対テロ戦争」が、アフリカにまで拡がるかもしれない。
そんなことを実感させる現在の「ソマリア海賊対策」です。
アメリカの船員を救出し、その時ソマリア海賊を2名殺害しました。それに呼応するかの様に、今度はテロ集団「アラビア半島のアルカイダ」が、欧米艦船への攻撃を呼びかけているのです。
今は、海賊と呼称されていますが、それが何時の時点でも「テロリスト」へと変えられる可能性が濃厚となりました。
一度、「海賊」を「テロリスト」としてしまえば、海賊対策から「対テロ戦争」へとその関わりは変貌してしまいます。
そうなると、海賊対策としてソマリア沖へ海外派兵され、武器使用もゆるされた自衛隊は、今度は、「堂々」とアメリカと共同歩調をとりながら、海外での戦闘行動=戦争に加わることが出来るのです。
こうしてみると、海賊対策はただの口実であって、本当の目的のひとつは「対テロ戦争」をアフリカにまで広げるための「挑発行動」だとも考えられるのではないでしょうか。
そして、日米首脳陣は、それを百も承知で全ての対策を周到にとりだしています。「海賊対策」という人道的側面を前面に打ち出し、中国もふくめた欧米各国の参加を促しています。
P3C哨戒機の派遣準備を指示 海賊対策で防衛相
(2009年4月17日 朝日新聞)
浜田防衛相は17日、ソマリア沖・アデン湾の海賊対策として、P3C哨戒機2機を派遣することを決め、折木良一統合幕僚長や陸海空各幕僚長らに派遣に向けた準備を進めるように指示した。ソマリアの隣国ジブチを活動拠点とする。駐機場などの警護のために陸上自衛隊の部隊も合わせて派遣する。5月中にも派遣する方針だ。
P3Cが、実際の任務で海外に派遣されるのは初めて。防衛省によると、日本関係船舶が航行するアデン湾(約900キロ)で哨戒活動を行う。民間のジブチ国際空港の一区域を借り上げ、駐機場などの活動拠点を整備する。
P3Cの整備などを担当する部隊を含めて100人前後の海自要員を派遣するほか、周辺の治安状況を調査した上で警備に必要な陸自要員も加えて、計150人程度を派遣する。
ここまで来ると、今回の海上自衛隊のソマリア派遣は、商船や人命を守ることだけが目的ではなく、真の狙いは、「対テロ戦争」のアフリカへの拡大、自衛隊の武器使用・先制攻撃付き無期限海外派兵であることが分かります。
今国会に提出されている「海賊派遣法」は、自衛隊の海外派兵と戦争参戦をやめさせるためにも廃案とすべきものではないでしょうか。
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第一、P3Cとか基地を守る陸上自衛隊って、相手は海賊だったはずですが。憲法違反のなし崩しもここまでやるとあきれ果てるのみですね。そのうち最新のヘリ空母での派遣する気でしょうか。
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