オバマ米大統領:アフガン戦略 米軍増派、さらに4000人 パキスタン支援強化も

 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は27日午前(日本時間同日夜)、外交安保上の最重要課題であるアフガニスタンの包括戦略を発表する。米メディアによると、アフガン軍訓練のため6月をめどに4000人の米軍を追加派遣することが盛り込まれる。また、武装勢力の事実上の拠点である隣国パキスタンへの支援を強化する。 アフガンは、旧支配勢力タリバンや国際テロ組織アルカイダの攻勢で治安が悪化。新戦略には、米軍の撤退時期など具体的な出口戦略は盛り込まれない見通しだが、治安安定や経済復興の達成度を測るいくつかの基準点が設定されるという。

 大統領は先月、夏までに1万7000人の米軍増派を発表しており、4000人の追加増派でアフガン駐留米軍(現在約3万8000人)は6万人規模となる。

 アフガン軍の訓練・増強を図ることで、将来の米軍撤退につなげる狙いもある。このほか、復興支援に向けて数百人の文民を派遣し、軍民一体の取り組みを目指す。

 またパキスタンに対しては、軍事支援のほか、現在の3倍となる年15億ドルの非軍事支援を予定。政治、経済とも不安定な同国を支援する一方で、北西部の部族地域に潜む武装勢力掃討を促す。

 オバマ大統領は既に、アフガンのカルザイ、パキスタンのザルダリ両大統領に電話で新戦略の概要を説明した。

 またクリントン国務長官が出席するアフガン安定化国際会議(31日)、オバマ大統領が出席する北大西洋条約機構(NATO)創設60周年記念首脳会議(4月3、4日)で国際社会の協力を求める。(2009327日 毎日新聞)

オバマアメリカによる、アフガン戦争の拡大が本格化しょうとしています。

アフガンとパキスタンに展開するアルカイダの掃討を目的にブッシュアメリカが開始した戦争を、今度のオバマ大統領が後を継ぐ形でアメリカ軍の増派を決めました。

しかし、これまでのアフガンの現状を見ると、アメリカが主力をなす軍事力で解決することは、全く不可能な状態であることは、世界中が認めるところではないでしょうか。

現に、アフガンに続いて始めたイラク戦争では、アメリカはイラクからの撤退を余儀なくされています。

アフガンでこのまま軍事力主体の介入を続けても、アフガンの事態は、泥沼化の一途をたどります。

まず、アフガンからパキスタンへ、さらにはインドなど南アジア一帯へ戦場の拡大が予想されることです。

また、平穏化(?)しつつあるイラクから「イスラム原理主義者」たちが、続々とアフガンへと結集しつつあることが語られています。

イラクからアフガンへの兵力の移動は、アメリカだけでなく、イスラム武装勢力の側からも同様に考えられているのです。

従って、アメリカが軍事力を増強しても、軍事的優位を確保することは困難ではないでしょうか。

アフガン問題の解決は、軍事力ではなく、あくまでも非軍事的な方法で、アフガン国民の自主性に依拠したやり方でなければ根本的に解決することは出来ません。

たとえ、それが長い道のりであったとしてもです!!アメリカは、そろそろ「9.11事件」を口実に続けてきた「テロとの戦争」なるものからの脱却が必要です。

そしてそれが、パイプライン確保などのために地政学的に優位なアフガンをアメリカから手放すことになってもです!!そうしなければ、アフガン戦争がベトナム戦争と同じ道をたどらざるを得ないのです。

今までブッシュアメリカの言いなりになってきた日本政府も、今度こそは、日本独自にアフガンに平和をもたらすための諸政策・行動を起こすべきではないでしょうか。

日本国憲法に基づく、国際平和貢献の方法を確立すべき絶好の時期なのです。   

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