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3月11日(水)放送貧しくて学べない
【畠山智之キャスターがお送りしました。】
深刻な経済危機の中、家計が貧しいことで学校に通えなくなる子どもが急増している。愛知県の高校では、自動車関連の仕事に就いていた親達が次々と仕事を失い、中退を余儀なくされたり、授業料を払えず高校を続けられるか不安に揺れる生徒が相次いでいる。
景気の悪化で顕在化した、"貧しくて学べない"子ども達。社会の格差が広がる中で、すでに深刻な状況となっている。
埼玉県内の高校では、入学した生徒の半分近くが卒業までに中退する。
中退後の生徒を見守り続ける教師は、背景に貧しさから来る無気力や、将来に希望が持てない刹那的な思いがあるという。
中退した子ども達が社会的に孤立し、生活の糧を得るため犯罪組織や風俗業など闇の世界に引き込まれるケースも多いという。
親の世代の貧困が、子どもの学ぶ機会を奪い、貧困の再生産につながる社会の歪みを教育の現場から伝える。今日放送されるNHKクローズアップ現代「病院に行けない子供たち」と共に、今日の貧困のしわ寄せが子供たちに深刻な影響を与えていることを示しています。
全国で、経済的理由による高校を中退せざるを得ない高校生が7万人もいると言うことでした。
公立高校でさえ授業料やその他にかかる「学費」が、年間平均35万円も必要なこと。
大変な雇用状況の悪化の中で、子供の教育費を絞り出すことも出来ない家庭があるどころか、今も増加傾向にある事、またその内容が貧困社会の縮図の様に感じました。
雇用不安の中で、中退した生徒が就職出来る条件がほとんどなく、募集要項でも「高卒以上」の条件が重くのしかかります。
詰まるところ、風俗営業や犯罪組織に取り込まれて行くことにもなりかねません。
こうした、大人の社会の責任と言うべ「不況」の影響が高校中退から人間社会からの孤立へと進まざるを得ない現実が私たちの身の回りに浸潤しているのです。
しかも、16~17才の子供たちにです。
一日も早い景気の回復をはかり、ご両親の子供たちの教育費を確保できるぐらいの経済的ゆとりを計らなければなりません。
同時に、これを教育問題だけでなく社会福祉の問題として、「教育上のセーフティネット」構築を計る必要があります。
また、異常に高い「日本の教育費」にメスを入れるべくだと感じています。
希望者のほぼ全員が高校進学する現在、全ての公立高校の授業料は、基本的に無料とするぐらいの決断が必要ではないでしょうか。
さて、今夜のNHKクローズアップ現代は、「病院に行けない子供たち」です。
大変関心のあるテーマです。
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