いつものように、田原総一郎氏の司会で討論が開始されました。

金子勝氏は、無秩序な規制緩和を批判し、競争原理の強制により、この間、医療や介護・社会福祉分野に弱者切り捨てが顕在化してきたことを指摘していました。

一方、竹中氏と言えば、小泉内閣で規制緩和・構造改革を推進した中心人物でした。

この両者の「直接対決」でしたので、大変興味深く拝見しました。

竹中氏、曰く「今起きている、派遣切りなどは、構造改革が不十分なため起きていることです。」「東大民営化も含めて、もっと規制緩和を進めてゆかなければなりません」でした。 

竹中氏が支えた「小泉構造改革路線」の結果、多くの国民生活に実際に起こっていることに対して、彼は直視する眼差しを持っていませんでした。

「格差と貧困」の進行がすすみ、社会保障費の削減で、医療崩壊が全国で起こっています。

その一方で、輸出産業は大もうけしている政策を実行してきたのは、他でもない竹中氏本人ではありませんか。

そして、ゲストコメンテーターからの質問に対しては、「おっしゃる通りです・・・・それも規制緩和が不十分だからです」と・・・

こういう竹中氏を見ていて、この人は、本当に困っている人々のことを考えているのかと疑問を抱きました。

何か、安っぽい「ディベート」でのやりとりで現在の世界的不況の原因や解決方法を「解釈」することに活路を見いだしているように感じました。

そして、自分の責任を回避するために「詭弁」を労している気がしてなりませんでした。

新自由主義的規制緩和路線は、昨年来の世界同時不況でその投機性、ギャンブル性が明らかになり、現在は、そこからの脱却を目指ながら不況の克服に世界的に力が注がれているのではないでしょうか。

小泉元首相が政界を「引退」するように、竹中氏も行きすぎた規制緩和路線推進の責任をとるべきではないでしょうか。

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