(12月31日 読売新聞)
「派遣切り」や「雇い止め」で職と住まいを失った人たちの生活相談に乗ったり、住居をあっせんしたりする「年越し派遣村」が31日、東京・千代田区の日比谷公園で開村し、130人以上が「村」の中で暖をとった。
同村は、全労連などの労働組合や日本労働弁護団の有志、NPO法人など、約20団体で構成される実行委員会の主催。来場した元派遣社員らは、主催者が用意した銭湯代で近くの銭湯の湯船につかったり、もち入りの年越しそばを食べたりした。
着替えなどを詰めたショルダーバッグを背負って会場に来た元派遣社員の男性(31)は、9月末で寮付きの仕事を中途解約されたという。10月からは日雇い派遣で生活費を稼ぐ一方、ネットカフェなどで寝泊まりしてきたといい、「ここに来なければ野宿していた。本当にありがたい」と、ボランティアが作ったおにぎりをおいしそうにほおばっていた。
一方、ボランティアとして来場者に衣類を配っていた兵庫県西宮市の大学院生、川元みゆきさん(23)は「いても立ってもいられずにここに来た。社会に出れば、いつ自分も同じ目に遭うかわからない。少しでも何かの役に立てば」と話していた。
派遣村は5日朝まで。問い合わせは年越し派遣村の臨時電話(090・3499・5244)へ。===========
「派遣切り・雇い止め」で職・住を同時に失った人たちが、どのように今日の大晦日とお正月を過ごすのか心配でした。
以前から湯浅誠さんが言われていたように、東京・日比谷公園に「派遣村」が解説されました。
世の中が「休業期間」に入る年末年始は、職・住を確保できない人々にとっては、それこそ「生きる延びることが出来るか、否か」の厳しい期間です。
そんな中、わずかなりとはいえ「派遣村」で救出されることができれば、その人にとってはどんなに助かることか・・・・・。
しかし、こうした事態を招く原因となった雇用政策をとってきた歴代自公政権や企業経営者たちは、どんな態度をとっているのか!!
来年こそは、景気回復と雇用安定を獲得する年にしたいものです。
さて、今夜のテレビ朝日「朝まで生討論」に自立支援サポート組織「もやい」、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏が出演します。
彼の生の声で「派遣切り」の実態とその解決への道筋を学ぶことができるのではないでしょうか。
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不毛な流血の惨事が再び繰り返された。 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザに連日、激しい空爆を続け、多くの犠牲者が出ている。 ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの治安関係施設などを標的にした攻撃だが、死者は子供を含む一般市民に広がっている。
被害をこれ以上拡大してはならない。イスラエル、ハマス双方に軍事行動の自制を強く求める。
イスラエルとハマスは今年六月、エジプトの仲介で半年間の停戦で合意した。これまで平穏だったパレスチナ情勢がここにきてなぜ、最悪の事態にまで発展したのか。 最大の理由は、双方の停戦合意が十九日で期限切れとなり、ハマスがイスラエル南部に向けてロケット弾攻撃を激化させたからだ。
イスラエルがガザへの物流を厳しく制限し、食料や医療品の流入が滞るなど非人道的な状況が生まれていることが背景にある。
イスラエル側にも多数の死傷者が出ていることを考えれば、ハマスの攻撃は許されるものではない。
だが、その報復措置と主張するイスラエルの空爆は、自衛の域を超えた過剰攻撃と言わざるを得ない。
イスラエルがこの時期にこうした空爆に踏み切ったのは、国内事情抜きには考えにくい。 来年二月の総選挙を控え、連立与党の劣勢が伝えられている。国内で高まるハマスへの弱腰批判を払拭(ふっしょく)する狙いがあったと言えよう。
一方、パレスチナ側も、ヨルダン川西岸を穏健派ファタハが、ガザ地区をハマスが実効支配する分裂状態に陥っている。イスラエル、パレスチナ双方の政治体制の不安定化が和平を遠ざけているのは残念だ。 イスラエルの後ろ盾でもある米国は来年一月のオバマ政権発足まで和平の仲介は難しい。今回の軍事行動は、それを見越した米新政権へのけん制との見方もある。 しかし、事態はイスラエルのバラク国防相がハマスとの全面戦争を宣言するまでに緊迫している。
中東諸国などでつくるアラブ連盟は三十一日に外相会議、一月二日に緊急首脳会議を開き、対応策を協議する見通しだ。米国も政権移行期とはいえ、和平に向けた仲介努力に全力を挙げるべきだ。
イスラエルは今年、建国六十周年を迎えた。五月にはシリアとの和平交渉が八年ぶりに再開され、レバノン南部を拠点とするシーア派組織ヒズボラとの捕虜交換の交渉も進められてきた。
被害がこれ以上拡大すれば、これまで積み上げてきた地道な取り組みが無に帰すことになる。================
イスラエルによるガザ地区への空爆か開始されてからすでに380名の市民が殺害されています。
これまでの歴史的な経過の中で、根本的な解決が困難な中でも、ハマスのロケット攻撃とともに、イスラエルからの無差別とも思われる市民への空爆は許されるものではありません。
空爆の下では、子供たちや女性など一般市民の犠牲が拡大し、また、病院施設なども破壊され、人間そのものが破壊されています。
こうした市民をも含めた「無差別殺傷」は、どんなに戦乱が激しくなろうとも回避されるべきではないでしょうか。第二次世界大戦以来でさも数々の「無差別攻撃」が繰り返されてきました。
欧州でのスペイン「ゲルニカ」をはじめ数多くの都市空爆、日中戦争での日本軍による多数の無差別攻撃、そして、アメリカによる広島・長崎への原爆投下・・・。
大戦後、ベトナムや中東のイラク・パレスチナでも「無差別殺戮」が繰り返されています。
今回のイスラエルによるガザ攻撃も市民をも含めた「無差別殺戮」もこれまでと同様に認めることはできません。
ハマスとイスラエルに対し、ともに即時の停戦を求めるものです。
以下、京都大学の岡 真理さん経由で伝えられたパレスチナ現地のレポートを転送いたします。>
京都の岡です。
>> ガザのアブデルワーヘド教授のメール、転送します。
今のところ無事だが・・
>> 私も家族も無事だが、緊張が続き疲労している。自家用発電機のトラブルのせいで、依然、電気なしの状態。
2時間前、隣接するビルがヘリから小規模なロケット砲で攻撃された。標的は7階のアパート。私のアパートは4階だ。それから、通りの向かいにあるビルの5階のアパートも攻撃された。耐え難い状況だ。
住民は正真正銘のパニックに襲われている!昨晩、F16型戦闘機がアル=アクサー衛星放送局を攻撃した。同局は粉々になり、周囲のビルも多くが居住不可能になってしまった!ビルの持ち主も住人たちもよそへ移らなければならない!
シファー病院の向かいにある小さなモスクも粉々になり、その攻撃のせいで周りの住宅も深刻な被害を受けた。私の友人の家もその一つだ。何が起きたのか、言葉では言い表せないと!
>> 彼は言う。彼の家は重篤な被害に見舞われた。56歳になる姉は重傷を負った!さらに英国の委任統治時代に英軍が建設した庁舎(アル=サライヤ)もやられた。標的になったのは刑務所だった。収容されているのは政治犯や一般の囚人だというのに!
メディアは死者280名と報道しているが、シファー病院で医師をしている友人の一人は、死者は約500名に達し、負傷者も1000人以上にのぼるという!
ラファの国境地帯でも攻撃はエスカレートしている。トンネルを破壊するための作戦が展開されているのだ。何百人ものパレスチナ人が怒涛のようにエジプト国境に徒歩で押しよせているが、エジプト人官憲の発砲に遭って、誰もエジプト側に入れないでいる。
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> 数分前、複数の地点を狙ってまた空襲があった。死傷者多数。うちの窓ガラスも砕け散った。税関事務所と入国管理事務所も先刻、破壊された。飛行機やヘリがまだ上空で作戦を継続中。
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> 破壊F16型戦闘機がガザ最大の、公安関係のビルを破壊した。アラファトの身辺警護のためにEUが建設した一群のビルだ。4発のミサイルを受けてビルは粉々になった。各地の警察署も攻撃され、今日、すべて破壊された。230もの地点がイスラエル軍用機の標的になっているという話だ。今日の攻撃で、子どもを含む大勢の民間人が死傷した。ラファの国境地帯ではパレスチナ人が一人射殺された。さらに発砲があり、エジプト人官憲が一人撃ち殺された。国境の状況も悲惨だ。イスラエルによる地上攻撃もありうる!
なお、 東京では、今日午後4時からイスラエル大使館へ抗議の申し入れを行うそうです。
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生活危機:08世界不況 不安募る年の瀬 緊急相談に200人が列--札幌
(毎日新聞 2008年12月30日 北海道朝刊)
◇仕事、住まい…不安募る年の瀬
「どうやって食べていけばいいんだ」「住むところを何とかしたい」。
雇用不安を受け、ハローワークプラザ札幌(札幌市中央区北4西5)が29日開いた「年末緊急職業相談」。
年の瀬にもかかわらず、200人以上が職を求めて訪れた。多くの人が不安を抱えたまま新年を迎えようとしている。【横田愛】
長野県のバルブ製造工場の派遣労働者だった男性(39)は11月半ば、6カ月間の契約期間満了と同時に雇い止めになった。「景気が悪いので満期であがってください」。
会社側からの通告は口頭のみだった。社員寮も退去。長野で仕事を探したが見つからず今月12日、以前住んでいた札幌市に戻った。
この日は、職探しと住宅相談のためハローワークを訪れた。バルブ製造工場の前は別の工場や土木工事の派遣労働者だった。「年も年だし、しっかりした仕事に就きたい」と願っているが状況は厳しい。友人に頼み込んで年明けまで居候させてもらうことにした。しかし、その先の見通しはまったくない。「貯金もないし、何とか早く仕事を見つけたい」。男性は疲れ切った表情を浮かべた。
厚生労働省の調査によると、道内では来年3月までに非正規労働者1663人が失職することが確認されている。ハローワーク札幌の中村隆司所長は「(調査で把握しきれない)中小企業を含めると、それだけで収まらない可能性がある」と指摘する。
厚労省北海道労働局は社員寮などから退去を余儀なくされた非正規労働者向けに住宅相談窓口を開設。15~26日に約90件の相談が寄せられ、これまでに23人に雇用促進住宅をあっせんした。労働局の佐々木明・職業安定課長は「再就職には住居の安定が欠かせない。まずはハローワークに相談してほしい」と呼び掛けている。
ハローワークプラザ札幌は30日も午前10時から午後5時まで相談窓口を開設。電話(011・242・8689)でも相談に応じる。================
年の瀬が迫り、寒波と雪がやってきた札幌でも、派遣切りや雇い止めの影響が出ています。
全国でも最高の失業率が続いている北海道・・・・・・・。
今まで、本州各地へ「出稼ぎ」に行っていた派遣労働者が解雇されて、ふるさと札幌に帰郷しても、再就職できる可能性は極めて低いのが実態です。
厳寒の札幌で、解雇と同時に住居まで失いホームレスとなると、大変厳しい環境におかれるのです。
この間、札幌でホームレスなどの自立支援事業を行う「なんもさサポート」が、冬季間、地下街、駅待合室が閉鎖される深夜帯だけでも、風雪を防げるシェルターを設置するよう、札幌市に提案して手いました。
しかし、札幌市は、諸事業の実施を理由に「巡回しているホームレス相談員や各区役所保護課へ遠慮なく相談するよう働きかける」ことで、事実上の拒否回答をしてきました。
ホームレスに対して、比較的前向きな施策を行ってきた札幌市ですので、最低厳寒期だけでもシエルターの設置を急いでほしいものです。
来年3月に向けて、大量の失業者が出ることが予想されている現在、行政よるる公的扶助の拡充が切実に求められています。
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