千葉県銚子市の市立総合病院を休止したのは公約に反するとして、市民グループ「『何とかしよう銚子市政』市民の会」(茂木薫代表)が26日、岡野俊昭市長(62)の解職を求める市民2万5945人分の署名を市選管に提出した。
署名数は、解職請求(リコール)に必要な有権者数の3分の1を上回っており、来年3月頃に解職の是非を問う住民投票が行われる見通しとなった。
市役所を訪れた茂木代表は報道陣に、「多くの署名が集まったことは、病院存続を願う市民の思いを無視した市長への怒りだ」と語った。一方、岡野市長は「公設民営の病院再開に向けて医療事業者を募集しているところで、辞めるつもりはない」と話している。
(2008年12月26日12時41分 読売新聞)
全国的に公立病院の赤字経営が「問題」になり、総務省の「公立病院改革ガイドライン」に誘導されるように、診療所化や規模縮小の流れになっています。そうした中でも、千葉県銚子市の市立総合病院の休止問題は、地域に相当な波紋を投げかけていました。
医師不足と診療報酬の引き下げ、地方交付税の減額などの「自治体病院の三重苦」が病院経営を困難に陥れていることは、周知の事実です。
こうした背景を十分検討せず、少なからぬ住民の反対を押し切って「休止」を宣言・実施した岡野俊昭市長へ銚子市民の批判が高まることは、理解できることです。
地域医療は、独断・専行する行政だけのものでなく、そこで働く医療従事者や患者である地域住民の方々の意見を十分尊重して成立するものです。
銚子市と岡野市長は、もっと謙虚に医療従事者や住民と意見と交わすべきではなかったでしょうか。
現在、総務省の「公立病院改革ガイドライン」でさえ絶対的なものではなく、今後路線変更があり得る現在、この銚子市も地域医療をどう守るのかと言う観点から仕切り直すべきなのでしょう。
何でも安易に、現時点での経営困難を規模縮小や診療所化、「公設民営化」などに走らず、「地域住民の健康を守る」という地方自治体の原点に立ち返ることも重要です。
今度の「市長リコール」がその出発点になることを期待致します。
以下の、CBのレポートも参考になりました。
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